相続した家、決めるのは何から?最初の整理5ステップ【実家・相続の決め方①】
おはようございます。
株式会社ICHIRYUの金(キム)です。
今回から【実家・相続の決め方】シリーズとして全5回にわたって記事を書いてみます。
まずは最初の整理5ステップ、そして売却の判断、賃貸の判断、活用の判断、相談先マップといった内容でお届けします。
ぜひシリーズを通して読んでいただけますと幸いです。
実家を売る・残す・貸すの判断を、順番で整理した有料記事も公開しました。(2026/3/24)
何から決めるか迷う方は、こちらもあわせてご覧ください。
▼弊社紹介
相続した家の相談で、一番多いのはこれです。
「どうしたらいいか分からない」
というより、正確には
「決められない」。
売るのか、貸すのか、残すのか。
選択肢が多いほど、家族の温度差も出るし、先に進まなくなります。
でも、現場で止まる原因はだいたい決まっています。
売る・貸すの前に、整理する順番が違う。
今回は、相続した家を前に進めるための「最初の整理5ステップ」をまとめます。
完璧にやる必要はありません。分かるところからやってみましょう。
ステップ1:名義と権利(共有)を確認する
最初はここです。
名義が誰か、共有になっているか。これが分からないと、売る/貸す以前に止まります。
チェック
・登記名義は誰か(被相続人のまま?)
・共有になっているか
・相続人は誰か(意思決定に関わる人は誰か)
ここが曖昧なままだと、「話が進まない」が高確率で起きます。
ステップ2:家族の目線を揃える(合意形成)
次に止まるのがここ。
反対はされていないのに進まない時、原因はだいたい「目線のズレ」です。
・売る/残すの気持ち
・お金の不安(費用・税金・手取り)
・管理の負担(誰がやるのか)
・思い出(手放したくない)
ここでは結論を出さなくていいです。
最初は「何が不安か」「何が一番困るか」だけ揃えましょう。
ステップ3:維持コストを「見える化」する
迷いを終わらせるのは、気合いではなく数字です。
最低限この3つだけ出します。
・固定資産税(年額)
・管理費(草刈り、通風、修繕の最低限)
・今後1年で起こりそうな支出(雨漏り等)
「持ち続けるコスト」が見えると、判断が現実的になります。
ステップ4:現況と条件を押さえる(売る/貸す/活用の前提)
ここは見た目にくわえて、条件を押さえるのが先です。
・建物の状態(雨漏り、シロアリ、傾き等)
・境界・越境の有無(塀、樹木、配管)
・接道と再建築の可否
・残置物の量(片付けの手間と費用)
特に、接道・再建築・境界は「できることの範囲」を決めるので、早めに当たりを付けると無駄が減ります。
ステップ5:選択肢を並べて比較する(売る/貸す/保有/活用)
ここまで揃うと、初めて比較ができます。
私はこの比較の時に、いつも軸を3つに揃えます。
比較の軸
・手取り(お金)
・時間(いつ片付くか)
・負担(誰がどれだけ動くか)
そして選択肢を並べます。
・売る(仲介/買取/現況のまま/解体してから)
・貸す(そのまま/最低限修繕して/管理委託して)
・保有(当面は保留。ただし管理と期限を決める)
・活用(駐車場、倉庫、借地、建替え等)※立地と投資額で向き不向きが出ます
ポイントは、最初から「最適解」を決めにいかないこと。
自分たちにとって現実的な案を探すのが先です。
よくある落とし穴
・査定を先に取って、家族の合意が崩れる(数字だけが独り歩き)
・解体を税金だけで判断して、後で詰まる(接道・境界・工期)
・「保留」を放置にして、老朽化と管理負担だけが増える
▼シリーズ記事
まとめ
相続した家で最初にやるべきは、「売る/貸す/活用」を決めることではありません。
名義・合意・維持費・条件、ここを先に揃えていきましょう。
その上で、手取り・時間・負担の軸で選択肢を並べることが大切です。
これだけで、停滞していた話が動き始めます。
次回はその中でも売却の判断についての記事をお届けします。
相談はICHIRYUへ。
売却ありきではなく、状況整理から「売る/貸す/活用」の選択肢を並べ、次の一歩まで伴走します。ご相談はメッセージもしくは公式HPからお願いします。
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