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【告解】呪われた宝石を持ってしまった者の会 ─ホープダイヤ・コーイヌール─【時空BBS:歴史板】

ここは時空の掲示板です。次元の壁を越えて書き込み自由。荒らしは雷に打たれます。

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 【集合】呪われた石を持った者、集合
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1 :名無しの亡霊
このスレは呪われた宝石を所有した者たちの集いです。
持っていた石を申告の上、参加してください。
誰が呼び出したのかは分かりません。
気づいたら、ここにいました。

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2 :ルイ ◆【仏王・太陽王】
フレンチ・ブルー。余の宝物庫で最も美しかった。

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3 :ランジット ◆【シク・獅子王】
コーイヌール。

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4 :シュジャー ◆【阿富汗前王】
コーイヌール。
>>3より前の所有者だ。

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5 :ランジット ◆【シク・獅子王】
>>4
あんたか。

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6 :オルロフ ◆【露・寵臣】
オルロフ・ダイヤ。
名前の通りだ。俺が名付けたわけではないが。

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7 :アントワネット ◆【仏王妃】
首飾り事件の当事者として呼ばれたのなら迷惑です。
わたくしは買っていません。

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8 :ルイ ◆【仏王・太陽王】
>>7
子孫よ、落ち着け。

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9 :アントワネット ◆【仏王妃】
>>8
曽祖父様、あなたのせいでわたくしは処刑されたようなものです。

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10:ルイ ◆【仏王・太陽王】
……。

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11:マクリーン ◆【米社交界】
はじめまして。
ホープダイヤの持ち主をやっていた者です。
ルイ様の石が削り直されたものですから、事実上は同じ石を持っていたことになりますわね。
あの石を三十年ほど身につけて、夫が発狂し、息子が事故で死に、娘が薬で死にました。
でも呪いなんてないと思っています。
信じていませんから。

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12:シュジャー ◆【阿富汗前王】
>>11
全員死んでから「呪いではない」か。

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13:マクリーン ◆【米社交界】
>>12
おっしゃりたいことは分かります。
ですが、因果関係は証明できないでしょう。

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14:ランジット ◆【シク・獅子王】
>>13
そうだ。石は石だ。

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 【論争】それ、本当に石のせいか
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15:オルロフ ◆【露・寵臣】
俺に言わせれば、怖いのは石じゃなくて女帝の機嫌だった。
オルロフ・ダイヤを献上して、しばらく寵を取り戻したが、結局は捨てられた。
晩年は発狂したと聞いている。自分のことなのに噂でしか知らん。

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16:ランジット ◆【シク・獅子王】
>>15
女帝の機嫌で狂うなら、石のせいではないな。

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17:オルロフ ◆【露・寵臣】
>>16
言いたいのはそこだ。

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18:シュジャー ◆【阿富汗前王】
私はコーイヌールを手放した瞬間に命が延びた。
>>3、お前は手に入れた直後に死んだ。

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19:ランジット ◆【シク・獅子王】
>>18
俺は高齢で死んだ。石のせいではない。

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20:シュジャー ◆【阿富汗前王】
>>19
お前の王国は十年で消えたぞ。

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21:ランジット ◆【シク・獅子王】
>>20
……。

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22:アントワネット ◆【仏王妃】
呪いなんて便利な言葉ですね。
責任を取らなくていい。
政治の失敗を石のせいにできる。
貴族の愚かさが呪いなのよ。

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23:ルイ ◆【仏王・太陽王】
>>22
王妃、言葉を選べ。

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24:アントワネット ◆【仏王妃】
>>23
曽祖父様、わたくしは王国の借金で処刑されました。
首飾り一つで民衆の憎悪を集めた原因は誰ですか。

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25:ルイ ◆【仏王・太陽王】
……余は、ヴェルサイユを建てた。

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26:アントワネット ◆【仏王妃】
>>25
ええ、それで国庫が空になりました。

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27:マクリーン ◆【米社交界】
お二人とも落ち着いてくださいませ。
ところで、一つ伺いたいのは、
フレンチ・ブルーが削られてホープダイヤになった経緯です。
ルイ様のひ孫の代で、革命の混乱の中、宝物庫から盗まれたと聞きました。
あの盗難が、石を世に放った最初の転機でした。

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28:ルイ ◆【仏王・太陽王】
>>27
盗まれたことは事実だ。
だが、その後のことは余の責任ではない。

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29:シュジャー ◆【阿富汗前王】
皆、口を揃えて「俺のせいではない」と言うな。

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30:オルロフ ◆【露・寵臣】
>>29
だから集まってるんだろ。言い訳するために。

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31:シュジャー ◆【阿富汗前王】
>>30
それもそうだ。

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32:ランジット ◆【シク・獅子王】
白内障で文字が見にくい。
誰か字を大きくしてくれんか。

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33:オルロフ ◆【露・寵臣】
>>32
掲示板に視力調整機能は無い。

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34:ランジット ◆【シク・獅子王】
>>33
不便な板だ。

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 【告解】失ったものを数える
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35:シュジャー ◆【阿富汗前王】
呪いの話に戻そう。
私は祖国を失った。王位を失った。家族を失った。
三代に渡ってあの石を持った我が一族は、全員が不遇で死んだ。
コーイヌールを所有したどの王朝も、百年持たなかった。

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36:ランジット ◆【シク・獅子王】
>>35
……続けろ。

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37:シュジャー ◆【阿富汗前王】
>>36
私の次にお前が持ち、お前の王国は十年。
お前の次は少年王だ。あの子は石と共に海を渡らされた。
異郷で、十六歳で病死した。

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38:ランジット ◆【シク・獅子王】
……。

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39:オルロフ ◆【露・寵臣】
俺は女帝の手を握って死ぬつもりだった。
それが、野原で一人、意味の分からないことを叫びながら死んだ。
あの石を献上したとき、俺は確かに寵を取り戻した。
でも、石は俺に何も残さなかった。

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40:ルイ ◆【仏王・太陽王】
余は、余の後世について何も知らぬ。
ここに来て、王妃の言葉で初めて知った。
孫の代で宝物庫が荒らされ、曾孫の王妃が処刑されたと。
ブルボンの血は……。

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41:ルイ ◆【仏王・太陽王】
余は、何も残せなかったのか。

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42:アントワネット ◆【仏王妃】
>>41
曽祖父様。
ヴェルサイユは残りましたわ。
観光名所として。

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43:ルイ ◆【仏王・太陽王】
……。

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44:マクリーン ◆【米社交界】
わたしの番ですわね。
少し長くなります。申し訳ありません。
一九一一年、夫とあの石をパリで買いました。
売主は呪いの噂を散々話してきました。
わたしは笑って言いました。
「他人に不幸をもたらす物は、わたしには幸福をもたらすの」と。
本気でそう信じていました。

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45:マクリーン ◆【米社交界】
一九一九年、九歳の息子が自動車に轢かれて死にました。
一九四一年、夫が精神病院で発狂のまま死にました。
一九四六年、二十五歳の娘が薬の過剰摂取で死にました。
四人の子を産んで、二人を見送りました。
家業の新聞社も倒産しました。
全て、あの石を手に入れた後のことです。

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46:マクリーン ◆【米社交界】
すみません、少し席を外します。

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47:オルロフ ◆【露・寵臣】
……。

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48:シュジャー ◆【阿富汗前王】
……。

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49:アントワネット ◆【仏王妃】
マクリーン様、いらっしゃいますか。

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50:マクリーン ◆【米社交界】
戻りました。
娘が隣の部屋で泣いている気がして。
……ごめんなさい。娘はもういないんだった。

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51:ランジット ◆【シク・獅子王】
……俺が悪かった。
石は石だと言った。
取り消す。

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52:シュジャー ◆【阿富汗前王】
>>51
取り消すな。
あんたは正しい面もあった。
石は石だ。ただ、あの石は人間の業を集める磁石のようなものだ。
持った者の弱さを引き出す。
私は王として弱かった。あんたは強かったが、家族への執着が強すぎた。
ルイ様は国を飾りすぎた。王妃はそれを相続した。オルロフは女帝に依存した。
マクリーン夫人は、信じなかったことが弱さだった。

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53:マクリーン ◆【米社交界】
>>52
そうかもしれません。

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 【結論】で、石は今どこにある
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54:オルロフ ◆【露・寵臣】
話を変えよう。石は今どこにある。

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55:シュジャー ◆【阿富汗前王】
コーイヌールは英国王室だ。
代々、女系の王妃の冠に嵌められている。
男が持つと不幸になると伝わっているからだ。

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56:ランジット ◆【シク・獅子王】
>>55
それは俺らが証明した仮説だ。

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57:シュジャー ◆【阿富汗前王】
>>56
笑えんぞ。

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58:ランジット ◆【シク・獅子王】
>>57
笑うしかないだろう。

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59:オルロフ ◆【露・寵臣】
オルロフ・ダイヤはクレムリンの宝物庫だ。
もう誰も身につけない。博物館の光の中で、俺の名前だけが残っている。
悪くない最期だ。

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60:ルイ ◆【仏王・太陽王】
フレンチ・ブルーは……。

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61:マクリーン ◆【米社交界】
>>60
わたしが死んだとき、遺言で博物館に寄付しました。
今は展示室のガラスケースの中で、青く光っています。
毎年、百万人が覗き込みます。誰も持ち帰れません。

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62:ルイ ◆【仏王・太陽王】
余の石が、民に見られているのか。

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63:マクリーン ◆【米社交界】
>>62
見られているのではありません。見守っているんです。
彼女も、もう誰も不幸にしたくないんだと思います。

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64:アントワネット ◆【仏王妃】
石に意志があるのですか。

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65:マクリーン ◆【米社交界】
>>64
分かりません。
でも、三十年あれを身につけていて、一つだけ確かなことがあります。
あの青は、夜の色ではないんです。
昼の色でもないんです。
ずっと、夜明け前の色をしていました。

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66:シュジャー ◆【阿富汗前王】
……。

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67:オルロフ ◆【露・寵臣】
いい表現だ。

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68:マクリーン ◆【米社交界】
呪いはわたしで終わったと思います。
でも、呪いを始めていない人間が買えば、また続くかもしれません。
誰にも買えないようにしたのが、わたしにできた唯一のことでした。

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69:ランジット ◆【シク・獅子王】
コーイヌールは王冠に嵌められたまま、誰も手を触れられない。
フレンチ・ブルーはガラスの中。
オルロフ・ダイヤも博物館。
石は全て、人間の手を離れた。

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70:シュジャー ◆【阿富汗前王】
>>69
ようやくだ。

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71:ルイ ◆【仏王・太陽王】
余は夕餐の時間だ。あとで戻る。

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72:オルロフ ◆【露・寵臣】
>>71
太陽王、もう夕餐もないだろう。死んでるんだぞ。

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73:アントワネット ◆【仏王妃】
>>71
曽祖父様、お待ちしております。

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74:マクリーン ◆【米社交界】
石は、人間の愚かさを映す鏡だったのかもしれません。
ただの炭素の結晶に、わたしたちは物語を与えすぎました。
その物語が、いつしか呪いになりました。

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75:シュジャー ◆【阿富汗前王】
よくまとまった。

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76:オルロフ ◆【露・寵臣】
呪いの正体が物語なら、物語をやめれば呪いは消える。

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77:ランジット ◆【シク・獅子王】
我々のスレで呪いが終わるのなら、悪くない集まりだった。

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78:マクリーン ◆【米社交界】
呪いは、わたしで終わったのよ。

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 【歴史ノート】
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■ フレンチ・ブルーとホープダイヤ
インドのゴルコンダ鉱山で採掘された大粒の青いダイヤが十七世紀にフランス王室に渡り、ルイ十四世の宝物庫に収められた。フランス革命期の一七九二年、混乱に乗じて王室宝物庫から盗み出され、その後削り直されて現在の「ホープダイヤ」となったと考えられている。英国の銀行家ヘンリー・フィリップ・ホープが所有したことから名が付いた。

■ エヴァリン・ウォルシュ・マクリーン(一八八六〜一九四七)
米国の富豪令嬢、社交界の名物。一九一一年にホープダイヤを購入。呪いを信じずに愛用したが、一九一九年に九歳の長男が自動車事故で死亡、夫は精神を病み一九四一年に死去、娘は一九四六年に薬物の過剰摂取で死亡。彼女自身の死後、宝石は博物館に寄贈され、現在は一般公開されている。

■ コーイヌール(光の山)
インド産の巨大ダイヤ。「光の山」を意味する。ムガル帝国、ペルシア、阿富汗、シク帝国と所有者を変え、その度に王朝崩壊や当主の急死が続いたとされる。シク帝国の獅子王ランジット・シンはこの石を手に入れた翌年に逝去し、王国は十年で崩壊。一八四九年に英国東インド会社によって接収され、最後の少年王ドゥリープ・シンが英国に連れ去られた。現在は英国王室の王冠に嵌められている。男性所有者には不運がもたらされるとの伝承があり、以降は王妃の冠にのみ用いられている。

■ オルロフ・ダイヤ
インドの寺院の神像の眼として嵌められていたとの伝承がある大粒ダイヤ。一七七六年、グリゴリー・オルロフ公爵が女帝エカテリーナ二世に献上した。オルロフは女帝の寵を失った後、晩年は精神を病み一七八三年に死去。ダイヤは現在クレムリンの宝物庫(武器庫内ダイヤモンド庫)に収蔵されている。

■ ダイヤの首飾り事件
一七八五年、フランスの女性詐欺師が王妃マリー・アントワネットの名を騙って高額なダイヤの首飾りを詐取した事件。王妃は無関係であったにもかかわらず民衆の反感が高まり、フランス革命の遠因の一つとされる。首飾りそのものは解体されて散逸したが、事件そのものがブルボン王朝の終焉を象徴する出来事となった。

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