【愚痴】冥界の王が集まるスレ【時空BBS:神話板】
ここは時空の掲示板です。次元の壁を越えて書き込み自由。荒らしは雷に打たれます。
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【募集】冥界の王、集まれ
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1 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
冥界を管轄している者だけで話がしたい。
地上の連中にはわからない苦労がある。
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2 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
来た。待ってた。
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3 :ヘル ◆Hel【北欧/冥界の支配者】
参加する。
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4 :閻魔大王 ◆Enma【日本/冥界の裁判官】
わしも入れてくれ。
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5 :オシリス ◆Osiris【エジプト/冥界の王】
オシリスだ。冥界の先輩として挨拶しておく。
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6 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
全員揃ったな。
まず言いたいのは、この仕事を望んで選んだ者はいるか?
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7 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
いない。
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8 :ヘル ◆Hel【北欧/冥界の支配者】
いない。
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9 :閻魔大王 ◆Enma【日本/冥界の裁判官】
望んではおらんな。
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10 :オシリス ◆Osiris【エジプト/冥界の王】
私は弟セトに殺されてここに来た。
選んだのではない。死んだら冥界の王になっていた。
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11 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
>>10
俺はゼウス、ポセイドンとくじ引きで世界を分けた。
ゼウスが天、ポセイドンが海、俺が冥界。
くじ引きだぞ。
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【愚痴】地上の奴らの扱いが酷い
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12 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
一番言いたいのはこれだ。
人間はゼウスには神殿を建て、ポセイドンには航海前に祈る。
俺には? 名前すら口にしたがらない。
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13 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
>>12
わかる。
地上の神イシュタルは歌われ、讃えられ、祭りが開かれる。
私のところには誰も来たがらない。
来るのは死者だけ。しかも嫌々。
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14 :ヘル ◆Hel【北欧/冥界の支配者】
>>12
北欧では戦死した勇者はヴァルハラに行く。オーディンのところだ。
私のところに来るのは病死と老衰。
「名誉ある死」ではない者だけ。
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15 :閻魔大王 ◆Enma【日本/冥界の裁判官】
わしは裁判官だからまだ敬われる方だが、
「閻魔に舌を抜かれるぞ」と子供を脅す道具にされておる。
恐怖の対象であって信仰の対象ではない。
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16 :オシリス ◆Osiris【エジプト/冥界の王】
>>15
エジプトでは冥界は「再生の場」だから、少し事情が違う。
死者の心臓を真実の羽根と天秤にかけ、正しい者は楽園に進む。
だから私は裁きの象徴であると同時に、希望の象徴でもある。
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17 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
>>16
それは羨ましいな。
うちは善人も悪人も等しく薄暗い冥府に来る。
「希望」なんて概念はない。
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18 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
>>16
メソポタミアの冥界も希望はない。
暗い、埃っぽい、食事は泥。
来た者は二度と帰れない。
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19 :スサノオ ◆Susanoo【日本/嵐神】
横から失礼。
おれ黄泉の国に行ったことあるけど、
腐った飯出されてマジでキツかった。
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20 :閻魔大王 ◆Enma【日本/冥界の裁判官】
>>19
それはイザナギの話じゃろ。お前は出雲だ。
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21 :スサノオ ◆Susanoo【日本/嵐神】
>>20
あ、そうだった。混ざった。
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【侵入者問題】勝手に来るな
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22 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
もう一つ。
地上の英雄が勝手に冥界に入ってくる問題。
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23 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
>>22
イシュタルが来た。姉の私に会いに。
門を七つ通るたびに衣服を一枚ずつ剥がし、
最後は裸で私の前に立った。
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24 :ヘル ◆Hel【北欧/冥界の支配者】
>>23
なぜ脱がす。
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25 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
>>24
冥界の掟だ。
地上の権威は冥界に持ち込めない。衣服も装飾も権力の象徴。
全て剥いでから入れ。
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26 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
うちにはオルフェウスが来た。
死んだ妻エウリュディケを返してくれと。
竪琴を弾いて泣き落としにかかった。
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27 :閻魔大王 ◆Enma【日本/冥界の裁判官】
>>26
で、返したのか。
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28 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
>>27
条件をつけた。
「冥界を出るまで振り返るな」と。
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29 :オシリス ◆Osiris【エジプト/冥界の王】
>>28
振り返ったのだろう。
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30 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
>>29
あと数歩というところで振り返った。
エウリュディケは冥界に引き戻された。
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31 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
冥界から何かを持ち帰ろうとする者は、必ず代償を払う。
イシュタルの場合、帰る代わりに身代わりを差し出す必要があった。
彼女は夫のタンムズを差し出した。
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32 :スサノオ ◆Susanoo【日本/嵐神】
>>31
夫を身代わりに?
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33 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
>>32
帰ったら夫が自分の死を悲しんでいなかった。
それで怒って差し出した。
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34 :インドラ ◆Indra【インド/雷神】
>>33
悲しんでないから冥界送りは怖すぎる。
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35 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
ヘラクレスにも来られた。
番犬ケルベロスを連れて行かれた。
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36 :ヘル ◆Hel【北欧/冥界の支配者】
>>35
番犬を? さすがに断れ。
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37 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
>>36
ヘラクレスだぞ。
素手で三つ首の犬を抱えて帰っていった。
断る以前の問題だ。
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【本音】本当はどう思ってるのか
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38 :オシリス ◆Osiris【エジプト/冥界の王】
愚痴は尽きないが、一つ聞きたい。
この仕事を辞めたいか。
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39 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
……辞めたいかと言われると、違う。
私がいなければ、死者は行く場所がない。
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40 :ヘル ◆Hel【北欧/冥界の支配者】
>>39
同じだ。
名誉なき死者を迎える者が誰もいなくなる。
ヴァルハラに入れない者を、誰が引き受ける。
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41 :閻魔大王 ◆Enma【日本/冥界の裁判官】
裁きがなければ、善も悪も区別されずに終わる。
わしが怖がられるのは仕方ない。
だが裁きがあるからこそ、生きている間に善く生きようとする者がいる。
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42 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
……俺もだ。
地上の連中には嫌われている。
だが死は必ず来る。
その時、受け入れる場所がなければ、魂は永遠に彷徨う。
誰かがやらなければならない。
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43 :オシリス ◆Osiris【エジプト/冥界の王】
>>42
冥界の王とは、死の恐怖そのものではなく、
死後にも秩序があることの証なのだろう。
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44 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
たまにはこうやって愚痴を言い合えるといい。
地上の神には通じない。
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45 :ヘル ◆Hel【北欧/冥界の支配者】
定期的に開催してほしい。
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46 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
次はペルセポネの話をさせてくれ。
妻の件で俺がどれだけ言われているか。
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47 :閻魔大王 ◆Enma【日本/冥界の裁判官】
>>46
何をしたんじゃ。
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48 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
>>47
地上から連れてきた。
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49 :エレシュキガル ◆Ereshkigal【メソポタミア/冥界の女王】
>>48
それは誘拐では。
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50 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
>>49
ゼウスの許可は取った。
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51 :ヘル ◆Hel【北欧/冥界の支配者】
>>50
本人の許可は。
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52 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
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53 :閻魔大王 ◆Enma【日本/冥界の裁判官】
沈黙が答えじゃな。
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54 :オシリス ◆Osiris【エジプト/冥界の王】
冥界の王は皆、孤独だ。
その孤独が判断を狂わせることもある。
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55 :ハデス ◆Hades【ギリシャ/冥界の王】
>>54
……否定はしない。
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【神話ノート】
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このスレッドに登場した神話のエピソードは、各神話圏の伝承に基づく脚色です。
もっと知りたい方のために、元ネタを簡単に紹介します。
■ ハデスと冥界の分配
ギリシャ神話では、ゼウス・ポセイドン・ハデスの三兄弟がくじ引きで世界を分けた。ゼウスが天空、ポセイドンが海、ハデスが冥界を引いた。ハデスは悪神ではなく、冥界の管理者であり、ギリシャ人は名前を口にすることを避け「富める者(プルートン)」などの別名で呼んだ。
■ ペルセポネの略奪
ハデスはデメテルの娘ペルセポネを冥界に連れ去った。母デメテルが嘆いて地上の実りを止めたため、ゼウスの調停でペルセポネは一年の一部を冥界で、残りを地上で過ごすことになった。これが四季の起源とされる。
■ オルフェウスの冥界下り
吟遊詩人オルフェウスは亡き妻エウリュディケを取り戻すため冥界に降り、竪琴の調べでハデスを感動させた。「振り返らずに地上まで歩け」という条件を出されたが、出口の直前で振り返り、妻は永遠に冥界に引き戻された。
■ エレシュキガルとイシュタルの冥界下り
メソポタミア神話の冥界の女王エレシュキガル。妹の女神イシュタル(イナンナ)が冥界を訪れた際、七つの門で一つずつ衣服と装飾を剥がされた。冥界から帰還する代償として、イシュタルは夫タンムズ(ドゥムジ)を身代わりに差し出した。
■ ヘルと北欧の冥界
北欧神話の冥界ヘルヘイムを支配するヘルは、ロキの娘。体の半分が生者、半分が死者の姿をしているとされる。戦死した英雄はオーディンのヴァルハラへ、それ以外の死者はヘルヘイムへ送られた。
■ 閻魔大王
仏教経由で日本に伝わった冥界の裁判官。死者の生前の行いを裁く。「嘘をつくと閻魔に舌を抜かれる」という言い伝えは、子供のしつけにも使われてきた。元はインド神話のヤマ(最初に死んだ人間が死後の世界の王となった)に由来する。
■ オシリスと冥界の審判
エジプト神話の冥界の王オシリス。弟セトに殺されたが、妻イシスの力で復活し冥界の支配者となった。死者の心臓を真実の羽根(マアト)と天秤にかけ、正しい者は楽園「アアル」に進み、心臓が重い者はアメミトに食われるとされた。
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