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【リーダー介護福祉士】特養における看取りケア〜ターミナルケア〜

  ご覧いただきありがとうございます。
 前回の記事ではKYTトレーニングについて
 お話させて頂きました。

      今回は介護福祉士として
      看取りケア(ターミナルケア)について
      お話させていただきます。




・看取りケアとは?

  「看取りケア」とは、人生の最終段階にある人が、
        その人らしく穏やかに最期を迎えられるように
  支えるケア
のことです。

      単に“死を見届ける”のではなく、
       身体的・精神的・社会的な支援を通して、
  本人と家族の心に寄り添う包括的なケアです。


・看取りケアの目的

▸苦痛の緩和

 痛みや呼吸困難など、身体的な苦痛を最小限にする。
  → 医師・看護師と連携して、
    疼痛コントロールや体位調整を行い、
    痛みや不快をできる限り減らし、
    安楽に過ごせるよう支援する。

▸本人の尊厳を守る

   本人の意向を尊重し、
   「どう生き、どう最期を迎えたいか」を大切にする。
    → 本人のペースや希望
例:好きな音楽を流す、家族に囲まれて過ごす))を尊重。
       「その人らしい過ごし方」を最期まで大切にする。

▸家族の支援

  不安や悲しみを抱える家族に対して
  寄り添い、心理的サポートを行う。

       → グリーフケア(死別後の心のケア)も含む。



・看取りケアの流れ

▸1)看取りの同意・方針確認

  医師から利用者様の状態説明をご家族様へ、
  ※いわゆるムンテラ(MT)ですね。

      ご家族様と施設職員も話し合い、
  「延命治療の有無」
  「最期をどう迎えたいか」を確認します。
       ココでチーム内の意思統一がとても重要です。

▸2)終末期ケアの開始

  食事量や意識の変化に合わせ、
  無理のない介護を実施。
  → 清潔保持、口腔ケア、体位変換など
       「快適さ」を最優先

  次第に食事量や意識レベルが低下しても、
  「少しでも口を湿らせる」不快感の軽減、
  「好きな音楽を流す」「日光にあたる」などの
     心地よい暮らしをサポート、
       “生活の質(QOL)を保つケア”を続けます。
  無理に食事を勧めるより、
       「今の状態を受け入れる」姿勢が大切です。

▸3)家族との時間づくり

  看取りケアに同意された方に対しては
     面会に対する制約(人数制限・時間制限)
     を排除する事も可能です。
     状態が安定している方は別ですが、
     いつ、どうなってもおかしくない状態であれば
     制約を排除する事で
     ご面会や付き添いの時間を確保し、
  穏やかに過ごせる環境を整えます。

ご家族様との時間を大切に…!

  「もう危ないかもしれない」と伝えるタイミングは
  とても難しいものです。それでも、
       “今を大切に過ごせる時間”を確保できるよう、
  ご家族様との情報共有を丁寧に行います。

     ご家族様のご要望があれば
     泊まり込みも可能です。
     利用者様の居室でも可能ですし
     ご家族様向けの宿泊部屋もご用意できます。
     複数人のご家族で入れ替わりで
     利用者様に付き添う事も出来ます。

  こうした時間の確保は
  利用者様はもちろんご家族様にとっても
  ”家族の死”を受け入れる事に必要な時間
  となります。
  必要に応じてご家族様に対しても
  お声がけし精神的なサポートを行います。

▸4)最期の時の対応

  呼吸や脈の変化を見守りながら、そばで寄り添う。
  → 声かけ、手を握るなど、心のつながりを意識、
   人の温もりを感じてもらえる事が大切です。

     ご家族様がいらっしゃらない時間は
     私たち介護職員達がその役割を担います。
     「今日は良い天気だよ」「YUMEだよ、来たよ」
     スキンシップと共にお声がけをする、
     傍で人が寄り添ってくれている事が
     利用者様に伝わるように意識します。

  夜間帯などは「いつ呼吸が止まるか不安…」
  なんて思うかもしれません。
  YUMEはそんな時は早めに出来る事は済ませ
  極力、利用者様に寄り添います。
  ご家族様がいらっしゃらない時に限りますが
  傍で見守り、寄り添い、時には
  お体に触れながら静かにお声がけしたり
  ご家族様がする事と変わらない事を
  しています。

▸5)ご逝去後のケア〈エンゼルケア〉

  いわゆるエンゼルケア、
  お身体を綺麗に整え、
  ご家族様のご希望に沿って送り出します。

    ご家族様によっては逝去後、
     着せて欲しい衣類を持参される事もあります。
    ご用意があればそちらで身支度を整えます。
  ※若い頃にお召しになったお着物、
    トレードマークのスーツなど

  エンゼルケアは単なる死後の業務ではなく
  「人生の最後を敬う行為」です。
  → 死後の処置だけでなく、
   「ありがとうございました」
   「お疲れさまでした」とお声をかけながら、
   感謝の気持ちで送り出します。

        ご家族様に女性の方がいらっしゃれば
        身支度の最終工程、
        お化粧に同席いただく事もあります。
        口紅やチークを塗って頂く、
        もちろん、ご希望されれば、です。



・看取りケアを支える職員の姿勢

▸「恐れ」よりも「支える」気持ちで関わる

  最期の場面に立ち会うのは
  誰にとっても緊張することです。
  でも、「怖い」より
  「この方の人生の最後を支えたい」
  という気持ちが大切です。

     看取りケアの怖さを払拭するには
     看取りケアの一般的な流れをある程度
     理解しておく必要があります。
     こちらも職員の指導で大切なことです。

▸チームケアを大切にする

  介護職だけで抱えず、看護師や医師などと
  情報を共有し、
  「今できる最善」をチームで考えます。

▸自分の心のケアも忘れない

   看取りは、
   職員自身にも強い感情をもたらします。
    長い時間を共に過した利用者様が
    旅立たれる事で喪失感を抱く職員も
    少なくありません。

     いわゆる、デスカンファと呼ばれる
  振り返りミーティングや
  グリーフケアを通じて、

  職員同士で思いを共有し、
  次のケアへつなげていく事も大切です。



・まとめ

 介護施設での看取りケアとは、
  「生きること」と「逝くこと」をつなぐケアです。

 最期の瞬間まで、
 「あなたがいてくれてよかった」と
 思ってもらえる存在であること。
 それが、介護職にとっての
 大きな使命ではないかと思います。



  ご覧いただきありがとうございます。

  皆さんの施設での看取りケア、
  どのように行なっていますか?
  正解はないと思います。
  利用者様らしい最期を迎えられるように
  関わる全ての人が利用者様を思い
  ベストな選択を繰り返していく事で
  利用者様らしい最期を迎えられるのではないか、
  と私は思います。

  次回の記事ではリーダー職YUMEの
  本音についてお話します。



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