【実録】特養リーダーが経験・コロナ集団発生
ご覧いただきありがとうございます。
前回の記事では【実録 重大介護骨折事故】
についてお話させて頂きました。

今回の記事では
突如として発生したコロナ感染症が
利用者様・職員7名のクラスターへ
発展した【実録】としてご紹介します。
現職の介護現場で起きた【実録】ですので
詳細内容については一部有料記事として
お伝えさせて頂ければと思います。
同業者の読者様におかれましては
同じケースが発生しないよう
注意喚起としてご覧になって頂きたいです。
・コロナ感染症とは?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、
重症急性呼吸器症候群
コロナウイルス2(SARS-CoV-2)
が原因で引き起こされる感染症です。
2019年に中国で初めて報告され、その後世界的な
大流行(パンデミック)を引き起こしました。
主な特徴
病原体: SARS-CoV-2という
コロナウイルスの一種が原因です。
感染経路: 主に、感染者のくしゃみや咳、会話などで
飛散する飛沫や、より小さな粒子(エアロゾル)を
介して人から人へと感染します。
感染者が触れた物を介して感染することも
あります。
症状: 症状は多岐にわたり、
感染しても無症状の場合がある一方で、
重症化するケースもあります。
一般的な症状: 発熱、咳、倦怠感、喉の痛み、
味覚・嗅覚障害、頭痛、筋肉痛、下痢、吐き気など。
重症化: 高齢者や基礎疾患を持つ人は
重症化しやすい傾向があります。
重症化リスク: 感染者の大半は軽度から中程度の
呼吸器疾患で回復しますが、一部の人、
特に高齢者や基礎疾患を持つ人は重症化し、
医療的ケアが必要になります。
変異: ウイルスは変異を繰り返すため、
新たな変異株が次々と出現し、流行を繰り返します。
・コロナが高齢者へ及ぼす影響
新型コロナウイルスは、
高齢者に身体的な重症化リスクを高めるだけでなく、
外出自粛などの影響により、
認知機能の低下や精神面の不調、
フレイル(心身の虚弱)の進行といった
多様な影響を及ぼしました。
身体への影響
重症化・死亡リスクが高い
高齢者は、若年層に比べて重症化や死亡に至る
リスクが著しく高いことが知られています。
ワクチンの普及やウイルスの弱毒化で
リスクは下がったものの、
80代以上では依然として高い死亡率が
報告されています。
基礎疾患の悪化
慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患などの
基礎疾患を持つ高齢者は、
新型コロナに感染することで、
もともとの持病が悪化しやすい傾向にあります。
合併症の発生
心不全や誤嚥性肺炎を合併して
重症化するケースがあります。
長引く症状(長期コロナ)
感染後、倦怠感、呼吸困難、関節痛、胸痛などの
症状が長期間続くことがあります。
高齢者では、ブレインフォグ(脳の霧)と呼ばれる
認知機能の低下を訴えるケースも
少なくありません。
認知機能・精神面への影響
認知機能の低下
外出自粛による活動量や社会交流の減少が、
認知機能の低下を引き起こすことが
報告されています。
新型コロナの炎症が脳の血管に影響を及ぼし、
認知機能の低下を招く可能性も指摘されています。
精神的ストレス
外出制限や人とのつながりが減ったことで、
孤立感や孤独感が高まり、
不安やうつ症状が発生するリスクが増加しました。
特に、認知症患者やその家族は、
閉鎖的な環境下でストレスが増大しやすい
状況にありました。
生活・活動面への影響
フレイルの進行
外出自粛による身体活動の減少は、
高齢者の筋力低下(サルコペニア)や
体重減少につながり、
心身の虚弱状態であるフレイルを進行させました。
フレイルの高齢者は、
肺炎になるリスクが高まることも指摘されています。
社会参加の減少
地域活動や趣味の集まりが中止となり、
高齢者の社会参加の機会が大幅に減りました。
人とのつながりが維持できた高齢者は、
身体機能の低下が抑えられたという調査結果もあり、
社会とのつながりの重要性が改めて示されました。
食生活の変化
外出が減り、買い物の回数が少なくなったことで、
簡単に食事を済ませる、
食事を抜くなどの食習慣の変化が見られ、
栄養状態が悪化する高齢者もいました。
・高齢者施設におけるコロナの影響
▸利用者様への影響
▸身体機能と認知機能の低下
感染防止のため、外出やレクリエーション活動が
制限された結果、入所者の身体活動量が減少し、
歩行能力やADL(日常生活動作)が低下します。
面会制限による外部との交流機会の減少や
隔離対策など生活の変化が、
認知機能の低下やBPSD(行動・心理症状)の悪化
につながるケースも多く見られます。

▸精神状態の悪化
外部との交流が激減することにより、
利用者様の孤独感や不安・ストレスが増大し、
精神的な健康にも大きな影響を与えます。
▸医療・介護サービス利用の減少
感染を恐れて通所介護サービス(デイサービス)
の利用を自主的に控えたり、
利用制限により、サービス利用が減少します。
▸職員への影響
▸業務量と心身の負担増加
感染対策の徹底に加え、感染者の隔離対応や
人員不足による業務増加で、
職員の肉体的・精神的負担が大幅に増大します。

▸マンパワー不足
職員に感染者や濃厚接触者が出た場合、
出勤停止となるため、
現場はより深刻な人手不足に陥り、
介護体制の維持が困難になります。
▸施設経営への影響
▸コストの増大
衛生用品や消毒液の確保、
感染ユニットは使い捨て紙皿・コップを使用、
感染者発生時のゾーニング(生活空間の区分け)
対応、感染対策のための費用負担が増えます。
▸収入源の減少
感染対策中は新規利用者の受け入れ停止や、
通所サービスの一時休止など
施設の収入自体が減少します。
▸収支の悪化
上記のサービス一時休止の状態の中、
人件費や感染対策費・水道光熱費の高騰も加わり、
施設経営を圧迫する事態となります。
・感染対策の重要性
高齢者施設におけるコロナ感染対策は、
利用者の重症化リスクが高いことや、
施設内でのクラスター(集団感染)が
発生しやすいことから、極めて重要です。
利用者様や職員、職員の家族の健康と
安全を守るため、日頃から継続的な取り組み
が必要不可欠です。
▸感染対策が特に重要な理由
▸入所者の免疫力低下
高齢者は一般的に免疫力が低下しており、
感染症にかかると重症化するリスクが高いです。
基礎疾患を持つ人も多く、
感染が命に関わる事態につながる可能性があります。
▸クラスターの発生リスク
高齢者施設は集団生活の場であるため、
一度ウイルスが持ち込まれると
感染が広がりやすく、
大規模なクラスターに発展するリスクが高いです。
▸対策の困難性
認知症などにより、
利用者様自身がマスク着用や手指消毒といった
感染予防策を徹底する事が困難な場合もあります。

▸介護の特性
身体介助を必要とする利用者が多く、
職員と利用者の身体的な接触が頻繁に発生する為、
感染経路を完全に遮断するのが困難です。
▸職員への負担増
感染対策の強化や、感染者発生時の対応は、
職員の業務負担を大きく増加させます。
施設運営を継続するためにも、
平時からの対策が不可欠となります。
・主な感染対策
▸日々の健康管理
利用者様の健康状態を日々観察し、
発熱や体調不良などの異変を
早期に発見できる体制を整えます。

▸基本的な感染予防策
▸手指衛生
こまめな手洗いやアルコール消毒を徹底します。
職員は【1ケア1手洗い】が基本ですね。
▸マスク着用
状況に応じて、
職員や利用者様が適切にマスクを着用します。
※現職では職員のマスク着用は常時必須です。
▸換気
定期的な換気を実施し、
施設内の空気の流れを良くします。
▸施設の衛生管理
手すり、ドアノブ、共用設備など、
多くの人が触れる場所のこまめな消毒を行います。
▸発生時の対応体制
感染者が発生した場合に備え、
事前にゾーニング(生活空間の区分け)の
シミュレーションを行い、
陽性者発生時の連絡体制や
対応方針を整備しておきます。
▸外部からの持ち込み防止
面会者にも感染対策への理解と協力を求め、
外部からのウイルス持ち込みリスクを減らします。
現職では面会に一定の制限を設けています。
"外部からの持ち込み"に該当するケースとして
職員の家族からの感染も予防対策として必要です。

▸情報共有
感染対策に関する最新の情報を
職員や家族と共有し、施設全体で意識を高めます。
・施設での感染対策
こちらの記事でもご紹介しています。
日頃から感染対策を講じているにも関わらず
利用者様3名・職員4名のコロナ発生となり
感染対策期間中は地獄絵図と化しました。
なぜ、クラスターへ発展したのか?
施設の感染対策に不備があったのか?
感染した利用者様の状態は?
全貌を記します。

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【介護福祉士】実録シリーズ
介護福祉士として働く現場での出来事をリアルにお届けしています。 高齢者福祉や障害者福祉など、同業者の方々にとってリスクマネジメントの参考に…
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