【速報】Suno、無料版は生涯7曲、Proは月20曲まで——もっと保存したければ月5,000円です
【速報】Suno、無料版は生涯7曲、Proは月20曲まで——もっと保存したければ月5,000円です
こんばんは、黒パグです🐾
深夜のオンコール対応番している時にSunoからメールが届きました。
件名だけなら、よくある利用規約変更のお知らせです。商用利用の扱いを明確にします。紛争解決手続きを更新します。そして、悪質な大量エクスポートを防ぐため、ダウンロード数を制限します。
なるほど。理由は分かる。
では、どのくらい制限されるのでしょうか。
無料版は生涯7曲。Proは月20曲です。
少なっ。
黒パグは現在、SunoのPro月額プランを契約しています。無料ユーザーへ「もっと使いたければ課金してください」という話ではありません。すでに課金しているProユーザーも、2026年9月3日から普通に被弾します。
しかも今回の変更は、単に保存できる曲数が減るだけではありません。新しい利用規約では、商用利用と「Sunoの正規ルートからダウンロードしたか」が結び付けられます。さらに、近く登場する新モデルと入れ替わる形で、現在のモデルはすべて終了予定です。
はい。思っていたより大きな変更でした。
9月3日からダウンロード上限が変わります
Sunoが8月10日に公開した公式発表とFAQによると、9月3日以降の上限は次のとおりです。

無料版は、月7曲ではありません。1アカウントにつき生涯合計7曲です。一度使い切ったら翌月には戻りません。ダウンロードした曲も個人・非商用利用に限られます。
Proは月20曲、Premierは月60曲。こちらは毎月の請求日に回復しますが、余った枠は翌月へ繰り越されません。
Suno上で曲を作ること、ライブラリ内で再生すること、リンクを共有することは、引き続き可能です。制限されるのは、音声ファイルを端末などへ持ち出すダウンロードです。
そして重要なのが、9月3日より前に作った既存曲も対象になること。ライブラリに数百曲あるからといって、9月3日以降にまとめて保存できるわけではありません。
なお、無料プランで過去にダウンロードした曲が「生涯7曲」へ算入されるのか、それとも9月3日から新たに7曲使えるのかは、現在の公式FAQだけでは判然としません。ここはSunoの追加説明待ちです。
同じ曲を何度も落としたらどうなるのか
少しだけ救いもあります。
同じ曲を二度ダウンロードしても、追加で枠は消費しません。MP3とWAVをそれぞれ取得しても同じ1曲として扱われます。元曲と個別のstemsを取得した場合も、まとめて1曲です。失敗または中断したダウンロードもカウントされません。
つまり「20ファイル」ではなく「20曲」。完成した曲だけを厳選して保存する人なら、Proの月20曲でも足りるかもしれません。
しかし黒パグは、LLM48やMV用の曲を数百回試行し、あとから過去の生成物を掘り返すタイプです。
足りません。
黒パグは、すでにProへ金を払っています
念のため、現在の契約画面も確認しました。

現在の計画は「プロ 月額」。残りの使用量は100%です。
SunoのProは月2,500クレジット。公式の目安では最大約500曲を生成できます。ただし9月3日以降、通常ダウンロードできるのは月20曲です。
公称上限同士を比較すると、外へ持ち出せるのは生成可能数の約4%。もちろん機能によってクレジット消費量は異なるため、実際に必ず500曲作れるという意味ではありません。それでも、生成できる量と保存できる量の差はかなり大きい。
では、20曲を超えて保存したいProユーザーはどうすればよいのでしょうか。
Sunoのアップグレード画面を開いてみます。

Premier月額は5,000円。年間プランは4万5,000円で、月換算3,750円です。10,000クレジットとSuno Studioへのアクセスが付きます。
Suno公式FAQでは、PremierユーザーがSuno Studio上で制作したものについて、Studioからのダウンロードは無制限と説明されています。
黒パグ訳すると、こうです。
Suno「大量エクスポートを防ぐため制限します」
黒パグ「なるほど」
Suno「Proは月20曲です」
黒パグ「少なっ」
Suno「Studioなら無制限です」
黒パグ「ほう」
Suno「月5,000円です」
黒パグ「はい、金を払え画面」
ただし、Premierへ上げれば通常ライブラリの全曲を無制限にダウンロードできる、という意味ではありません。公式が無制限としているのは、Suno Studio上の制作物をStudioからダウンロードするワークフローです。
ちなみにアップグレード画面の下部では、利用規約とプライバシーポリシーのMarkdownらしき表示が、そのまま露出しています。
年4万5,000円を案内する前に、まずリンクを直してほしい。
本丸は「月20曲」だけではありません
今回の新規約で本当に重要なのは、ダウンロード数よりも商用利用の条件です。
ProまたはPremierの契約中に生成したOutputについて、Sunoが持つ権利は従来どおりユーザーへ移転されます。ただし9月3日以降、商用利用が許されるのは、Sunoが用意した正規のダウンロード経路から取得した曲だけになります。
つまり今後は、
「有料期間中に生成した」
「自分のライブラリにある」
「自分に権利が移転された」
「商用利用できる」
が、すべて同じ意味ではありません。
有料期間中に生成した曲でも、正規ダウンロードをしていなければ、契約上は商用利用できません。画面録音やストリームリッピングなど、Sunoが用意していない方法で音源を取得することも禁止されています。
一方、正規ダウンロードによって得た商用利用権は、その後にサブスクリプションを解約、停止、ダウングレードしても維持されます。
今後、商用作品を扱うなら、曲名だけでなく、生成日、当時の契約プラン、ダウンロード日、通常生成かRemixかを記録した方がよさそうです。
なお、Sunoの機能で他ユーザーの曲をRemixした共同作品は、新規約上、プランにかかわらず原則として個人・非商用利用に制限されます。通常生成曲と同じ扱いではありません。
無料版は「生成サービス」から「体験版」へ
無料プランでも、1日50クレジットは引き続き提供されます。曲を生成し、Suno上で聴き、リンクで共有することはできます。
しかし端末へ保存できるのは生涯7曲。商用利用もできません。
これは事実上、無料版の位置付けが、
無料で音楽を作り、ファイルとして保存するサービス
から、
Suno上で音楽生成を試し、気に入ったら有料プランへ移行する体験版
へ変わるということです。
さらに、無料プランで作った曲は、あとからProやPremierへ加入しても、商用利用権が自動的に遡って付くわけではありません。Sunoは例外的に遡及許可を提供する場合があるとしていますが、保証はしていません。
「無料で作って、売れそうなら後から課金」は通用しない。商用利用する予定の曲は、有料契約中に生成し、正規にダウンロードする必要があります。
現在のモデルもすべて終了します
もう一つ、ダウンロード制限に隠れそうな大きな発表があります。
Sunoは近く、音楽業界と共同開発した新世代モデルを公開します。そして新モデルの公開時に、現在提供しているすべての旧モデルを終了すると明記しました。
すでに生成した曲が削除されるわけではありません。ライブラリに残り、再生と共有ができ、Cover、Remix、Extendの起点としても利用できます。
ただし、それらの処理には新モデルが使われます。旧モデルで作った元曲と同じ雰囲気になるとは限りません。同じプロンプトと同じモデルを使った再生成もできなくなります。
新モデルの名称、公開日、料金、利用できるプランは、現時点では発表されていません。新規約の施行日は9月3日ですが、新モデルも同日に公開されるとは書かれていないため、そこは分けて考える必要があります。
前回は「Suno敗訴」の記事でした
8月4日、黒パグはこんな記事を書きました。
緊急速報ニュース(超個人的)Suno敗訴でAI音楽終了? いや、まだドイツの地裁です
2026年7月31日、ミュンヘン第一地方裁判所は、GEMAがSunoを相手に起こした訴訟について、GEMA側の請求を大筋で認めました。
問題になったのは、単にAIが音楽を学習したことではありません。Sunoのv3.5とv4から、対象楽曲と対応する特徴を含む出力が再現できたことです。
その判決から10日後、Sunoは音楽業界と共同開発する新世代モデルへの移行と、全旧モデルの終了を発表しました。同時にダウンロードを制限し、正規ダウンロードを商用利用の確認点にします。
時系列だけを見ると、かなり出来すぎています。
ただしSunoは、今回の変更をGEMA判決への対応とは説明していません。旧モデル終了、ダウンロード制限、商用利用条件の変更と、ドイツの判決に直接の因果関係があるとは断定できません。
確認できる事実は、同じ2026年夏に「旧モデルの再現性を問題にした判決」と「全旧モデル終了」が並んだことです。
軽い話ではありません。
本当に大量エクスポート対策だけなのか
Sunoは、悪質な利用者による大量エクスポートを難しくし、人間の創造性を中心とした健全な音楽エコシステムを作るためだと説明しています。
一方、生成できる曲数そのものは大きく減らしません。上限を超えたダウンロードは追加購入できる予定です。PremierのSuno Studioでは無制限ダウンロードを維持します。そして正規ダウンロードは、商用利用権を確認する条件になります。
そのため、今回の変更を純粋な不正対策だけで説明するのも難しい。
ただし、「訴訟で追い詰められたから」「ただの課金強化だ」と断定できる証拠もありません。
現時点で言えるのは、Sunoが不正対策を理由に音源の持ち出しを制限し、同時に正規ダウンロードを商用利用権の確認点として制度化した、というところまでです。
9月3日までに黒パグがやること
とりあえず、ライブラリを確認します。
LLM48など長期プロジェクトの完成曲、MVや記事で使う候補曲、同じモデルで再生成できなくなると困る曲、あとからstemsを使いそうな曲は、9月3日までに正規ダウンロードしておきます。
例えば今作っているMVの原曲や大事な音楽とかですね
商用利用する可能性がある曲については、ダウンロード日時と当時の契約プランも記録します。通常生成曲とRemixも分類します。
Suno上に残るから大丈夫、ではありません。
曲は残ります。しかし旧モデルは残りません。9月3日以降、Proで一度に救出できるのは月20曲です。
前回の記事では、Sunoがドイツで敗訴しても、ただちにAI音楽が終了するわけではないと書きました。
はい。AI音楽は終わりませんでした。
代わりに、ダウンロード無制限が終わります。
無料版は生涯7曲。Proは月20曲。もっと必要なら月5,000円。
Sunoからのお気持ち表明を読んだ結果、こちらのお気持ちも無事に発生しました。
数百曲ある黒パグのライブラリを確認してきます。
何曲あると思っているんですか。はい。
⸻
参考:
Suno公式発表「An update to our downloads policy and Terms of Service」
Suno公式FAQ「Upcoming Changes FAQ」
2026年9月3日施行予定の利用規約
Suno料金・プラン一覧
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