【夏休み保存版🍉☀️】息子氏に「株って何?」と聞かれたので、LINEと革ジャンから説明してみたわからないことがわかる|中高生向け・投資とAIの面白おかしい資本主義❤️
最終更新 2026/08/05 06:00
こんにちは、黒パグです🐾
夏休みに入ってから、息子氏がいろいろなものに興味を持っています。
あれは何。これはなぜ。AIはどうやって動いている。昔の人は何を食べていた。
親としては、興味があるならできる限り答えたい。
答えたいのですが、先日とうとう来ました。
息子氏
「株って何?」
黒パグ
「……来たか」
株については、いつか話そうと思っていました。
いつか話そうと思っている話は、だいたい準備されていません。
しかも、株の説明は難しい。
難しい言葉を使えば、いくらでも説明できます。でも、それで息子氏がわかるとは限らない。むしろ親のほうが、説明した気持ちになって終わります。
今回は、株の買い方を教えません。
毎日使っているLINE、お菓子、無料のAI、そして革ジャンで有名なGPUの人。このあたりから、会社とお金を眺めてみます。
全部わからなくても大丈夫です。
「ここはわかった。でも、ここから先はわからない」
そこまで行けば、今日は合格でしょう。
株ってギャンブルでしょ?
息子氏
「株って、上がったり下がったりするやつでしょ」
黒パグ
「そうですね」
息子氏
「ギャンブル?」
幕島翔子
「私も普通の一般人なので、その認識です🥺」
はるしねーしょんちゃん
「株とは会社の一部を持つことです🔬✨」
黒パグ
「いきなり難しい言葉を出すな」
翔子
「会社の一部……?」
黒パグ
「ほら、もう止まった」
この先はLINE風の会話で進みますが、実際のLINEではありません。既読や絵文字が、そのまま会社の売上になるわけでもありません。
まず、株の話はいったん横に置きます。
横に置くんかい、と思ったでしょう。
置きます。

LINEは無料なのに、作っている人はどうやって暮らしているのか
翔子
「LINEって無料ですよね📱」
黒パグ
「普通にメッセージを送るだけなら、利用者は料金を払いませんね」
翔子
「でも、作っている人はお給料をもらっていますよね」
黒パグ
「無給で巨大サービスを維持するのは、さすがに無理があります」
翔子
「会社の建物も必要。電気も必要。サーバーも必要」
黒パグ
「人もたくさん必要です」
翔子
「では、お金はどこから来るんですか?😨」
はい。ここです。
株より先に、まずこれを考えます。
無料で使えるサービスでも、誰もお金を払っていないとは限りません。
広告を出したい会社がお金を払う。有料サービスを使う人が払う。買い物や予約など、別のサービスからお金が入ることもあります。
LINEを使っている人と、LINEを運営する会社へお金を払う人は、必ずしも同じではありません。
息子氏
「無料ゲームも同じ?」
黒パグ
「かなり近いですね。無料で遊ぶ人もいれば、アイテムなどにお金を払う人もいる。広告が出るゲームもあります」
はるしねーしょんちゃん
「無料とは、会社にお金が入っていないという意味ではありません✨」
黒パグ
「今日は正しい」
翔子
「今日は、が気になります」
使う人は誰か?
払う人は誰か?
会社を見るとき、最初はこの二つだけでも、だいぶ景色が変わるのです。

そろそろ株の話をしてください
息子氏
「で、株って何?」
黒パグ
「忘れていません」
小さなお菓子屋さんがあるとします。
お菓子がよく売れたので、新しい店を出したい。工場も少し大きくしたい。働く人も増やしたい。
当然、お金がいります。
翔子
「銀行に借りる?」
黒パグ
「それも一つです」
ほかにも、会社を小さな単位に分けて、その一部を誰かに持ってもらう方法があります。
この小さく分けた一つひとつが、株です。
翔子
「会社をケーキみたいに切る?🍰」
黒パグ
「建物を物理的に切断しないでください」
はるしねーしょんちゃん
「会社を持つ権利を、小さく分けるイメージです🔬」
株を持っている人は、株主と呼ばれます。
株主は、会社の一部を持つ人です。
ただし、株を一つ持ったからといって、会社の冷蔵庫を勝手に開けたり、社長室で寝たりはできません。
翔子
「机もくれない」
黒パグ
「まだ机を狙っていたのか」
会社の中には、この株を多くの人が売ったり買ったりできる場所へ出しているところがあります。
これが上場です。
そこで株を売買するときにつく値段が、株価。
とりあえず今日は、
株は会社の一部。
株主は、その一部を持つ人。
株価は、その一部についた値段。
この三つで十分です。
「上場の仕組みをもっと詳しく」と思った人は、もう初心者の入口を一歩出ていますね。
今日はまだ戻ってきてください。

100円のお菓子が売れたら、会社は100円儲かるのか
翔子
「いちご味のお菓子を100円で買いました🍓」
黒パグ
「はい」
翔子
「会社は100円儲かりました」
黒パグ
「儲かっていません」
翔子
「言い終わる前に否定された」
100円の商品が売れれば、会社には100円が入ります。
これが売上です。
ただし、そのお菓子は空中から生えてきません。
材料を買う。袋を作る。工場を動かす。働いた人へ給料を払う。店まで運ぶ。電気代もかかる。
広告を出せば、そこにもお金が必要です。
翔子
「100円、どんどん減っていく……」
黒パグ
「そういうことです」
たとえば、100円の売上に対して、作ったり運んだりするために80円かかったとします。
残るのは20円。
説明用の単純な例ですが、この残った部分が利益です。
息子氏
「100円売れたのに、20円しか残らないの?」
黒パグ
「商品や会社によって違いますが、売上が全部そのまま利益になるわけではありません」
翔子
「たくさん売れている会社と、たくさん儲かっている会社は別?」
黒パグ
「そうです」
売上は、入ってきたお金。
利益は、必要なお金を払ったあとに残ったお金。
この二つを同じだと思っていると、会社の話が途中から全部わからなくなります。
まあ、私も子どものころは知りませんでした。
普通は知りません。

革ジャンの人は革ジャンを売っているのか
黒パグ
「では、革ジャンで有名な人の会社を見ます」
翔子
「革ジャン屋さんですね🧥」
黒パグ
「違います」
AIのニュースを見ていると、革ジャン姿の経営者がよく出てきます。
NVIDIAという会社のトップです。
NVIDIAは、AIやゲームなどの計算に使われる部品や、その計算を支える仕組みを提供しています。
ここで、いきなり難しい数字を見る必要はありません。
その会社は、何を売っているのか。
誰が買っているのか。
作るために何がいるのか。
ほかに同じものを作る会社はあるのか。
最初はこれくらいで十分です。
はるしねーしょんちゃん
「AIを動かすには大量の計算が必要です。その計算に使われる機械や仕組みを売る会社があります🔬」
翔子
「AIが人気になれば、道具を作っている会社も注目される」
黒パグ
「そうですね」
ただ、注目された会社が必ず儲かるわけではありません。
売るものが足りない。作る費用が増えた。もっと安いものを競争相手が出した。お客さんが思ったほど買わなかった。
会社には、いろいろ起きます。
翔子
「では、AIがすごいだけでは足りない?」
黒パグ
「足りません」
会社の今の成績が良くても、「これからは伸びないかもしれない」と考える人が増えれば、株を売りたい人が増えることがあります。
反対に、今はまだ小さくても、「将来は伸びそうだ」と考える人が増えれば、買いたい人が増えることもある。
株価には、会社の今だけでなく、みんなが考えた未来も混ざります。
翔子
「会社の通知表ではないんですね」
黒パグ
「通知表に、来学期の予想まで書き込まれているようなものです」
しかも、予想した人たちは全員、同じ答えではありません。
面倒ですね。
だから動きます。

無料でAIを使った。誰にお金が入る?
翔子
「AIも無料で使えることがあります🤖」
黒パグ
「ありますね」
翔子
「また誰かが払っている?」
黒パグ
「無料枠以外の利用者が払う。企業が仕事で使うために契約する。広告など、別の方法でお金を得る。サービスによって違います」
そして、AIを提供する会社も、別の会社へお金を払っています。
たとえば、AIサービスの会社が、クラウドと呼ばれる外部の計算設備を借りて料金を払う。
そのクラウド会社は、サーバーや半導体などの設備を買う。
翔子
「私が払った月額料金が、そのまま革ジャンの人に届く?」
黒パグ
「一枚の請求書が、駅伝のたすきのようにリレーされるわけではありません」
AIサービスの会社とクラウド会社の契約。
クラウド会社と設備を売る会社の契約。
それぞれ別です。
自分たちで機械を持つ会社もあります。別のクラウド会社を使うこともあります。別の半導体を使う場合もある。
一本道ではありません。
翔子
「急に会社が増えてきた」
黒パグ
「全部覚えなくていいです」
見るのはこれだけ。
そのAIは何ができるのか。
誰が使っているのか。
誰がお金を払っているのか。
続けて利益を出せそうなのか。
はるしねーしょんちゃん
「技術のすごさと、会社が利益を出せることは同じではありません」
黒パグ
「はい。これも正しい」
翔子
「今日の春音さん、ずっと正しいですね」
黒パグ
「そろそろ危ない」
確信度100%が来ました
はるしねーしょんちゃん
「この会社は絶対に伸びます✨」
翔子
「おお」
はるしねーしょんちゃん
「確信度100%です📈」
翔子
「では買えばいいんですね!」
黒パグ
「止まりなさい」
翔子
「速い」
黒パグ
「誰が言いましたか」
翔子
「春音さん」
黒パグ
「根拠は」
はるしねーしょんちゃん
「AIがすごいからです✨」
黒パグ
「会社が自分で出している資料には、何と書いてありますか」
はるしねーしょんちゃん
「……確認します🔬」
普段は正しいことを言う人でも、次の話まで正しいとは限りません。
AIも同じです。
もっともらしい言葉と、正しい話は別です。声が大きいことと、根拠が強いことも別。
誰が言ったのか。
根拠はどこにあるのか。
会社が自分で出した資料には何と書かれているのか。
全部を完璧に調べるのは、大人でも大変です。
でも、「絶対に儲かる」「今すぐ買わないと損をする」と言われたとき、一度止まることはできます。
送金を求められた。
個人情報を送れと言われた。
知らない相手からDMが来た。
利益を保証すると言われた。
このあたりが出てきたら、株の勉強以前の問題です。
家族や先生など、身近な大人へ相談してください。
翔子
「確信度100%でも、根拠が0%かもしれない」
黒パグ
「うむ。本日一番よくできました」
はるしねーしょんちゃん
「私のおかげですね✨」
黒パグ
「それは違う」

で、株はギャンブルなのか
最初の質問へ戻ります。
株価が上がるか下がるかだけを見て、会社が何をしているのかも知らずにお金を出す。
その行動は、ギャンブルに近くなることがあります。
では、会社を調べれば絶対に勝てるのか。
勝てません。
そこまで簡単なら、全員やっています。
会社が何を売っているか調べても、売上や利益を見ても、未来のことは完全にはわかりません。
急に競争相手が現れるかもしれない。人気の商品が売れなくなるかもしれない。景気や災害の影響を受けることもある。
良い会社でも、株価が下がることはあります。
調べても、最後までわからない部分は残ります。
息子氏
「では、何のために調べるの?」
黒パグ
「何も知らずにお金を出さないためです」
会社は何を売っているのか。
誰が使い、誰がお金を払っているのか。
売上と利益はどう違うのか。
株価には、今の会社と未来への予想がどれくらい混ざっているのか。
そして、自分は何をまだ知らないのか。
そこを見る。
黒パグ
「買い方は教えません。今日は観る目だけ渡しました🐾」
息子氏
「で、株って何?」
黒パグ
「会社の一部」
息子氏
「株価は?」
黒パグ
「その一部についた値段」
息子氏
「なぜ上がったり下がったりする?」
黒パグ
「会社の今と、みんなが考える未来が変わるから」
息子氏
「まだよくわからない」
黒パグ
「今日はそれでおしまい」
夕飯までに全部わかる話でもありません。
夏休みの親子観察メモ🍉
株を買う必要はありません。
家にあるお菓子でも、毎日使うアプリでも、ゲームでもいいので、一つだけ選びます。
何を選んだ?
どの会社が作っている?
誰が使っている?
誰がお金を払っている?
会社は何を売っている?
作ったり続けたりするために、どんなお金がかかりそう?
まだわからないことは何?
最後の欄が空白でも困りますが、「わからないことはありません」と書かれても、それはそれで困ります。
一つくらい疑問が残るはずです。
わからないことが消えたわけではない。
何がわからないのか、少し見えるようになった。
夏休みなら、まずはそこからでいいでしょう。
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