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女戦士と学生パーティの感想戦|老舗BAR オシャンティ キノコで深酒 Vol.13

──ここは、街の片隅にひっそりと佇む老舗BAR、オシャンティ。

私はバーテンダーのジェイコブ。

夜の静けさは、
まるで古いレコードの針が落ちる瞬間のように、
ゆっくりと店を包み込みます。

いつも通りの夜。
いつも通りのカウンター。

扉が静かに開き、
カラン……カラン……と音が響く。

入ってこられたのは、勝ち気そうな雰囲気の女性客。
白いブラウスに黒のジャケット。
視線は鋭く、しかしどこか疲れたような、そんな表情。

この方は白石さん――文章コンサルをされている方だと、以前お聞きしました(毒茸につままれた夜|老舗BAR オシャンティ キノコで深酒 Vol.7参照)。

一人で静かにグラスを傾けている。 その姿は、まるで“仕事帰りの戦士”のようで、 店の空気を少しだけ張りつめさせます。
白石さんが、ふぅ……と小さく息を吐いた、その時。

扉が再び開きました。

カラン……カラン……。

おや。
予想通り、またいらっしゃいましたね。

映画Tシャツの悠真君。
作家志望の青年、高橋君。
そして、ふわふわ女子の荒川さん(思わず聞き耳、若人三人のnote創作談義参照)。

三人は前回と同じ席に陣取ると、 座るや否や、熱っぽく話し始めました。


——荒川
ねえ聞いてよ、悠真君!
ちゃりんちゃりんⅡ、全部読んだんだけどさぁ……  
1話目の偏差値の話、めっちゃ面白かったんだけど!

——悠真 
分かる。あれ映画の“立ち位置”の話と同じなんだよ。
自分がどのジャンルで戦えるか、地図が見える感じでさ

——高橋
俺は2話のフォロワー戦略が刺さったな。
フォロワーはビューの母体って話、あれ本質だよ。


おやおや、また毒きの子さんの記事の話で盛り上がっていますね。
そう言えば、確か白石さんも……。
と思っていたら、白石さんが会話に加わりましたよ
どうなる事やら…。
そっと聞き耳を立ててみましょう。


——白石
あなたたち……今、きの子さんの話をしてた?

(一斉に振り向く学生三人)

——悠真
えっ!? あ、はい! 
ちゃりんちゃりんⅡの話してました!

——白石 
そう。
……あれは、文章の世界でも使えるわよ。
1話のPDCAなんて、私の仕事そのものだもの。

偏差値で自分の立ち位置を把握する。
あれは“文章の癖”を見抜くのにも使えるわ。
2話のフォロワー戦略も、媒体運営の基礎として完璧だったわね。

——悠真
すご……プロの人だ。

——高橋 
市場選定の話、どう思いました?

——白石 
ふっ、そうね、“誰に売るか”を決めるのは、文章でも同じよ。
きの子さんはそこを徹底してる。
あの人は、思想を“素材”として扱える人だから。

——荒川 
素材!? え、どういうこと?

——白石 
ふっ、あなたの異世界転生みたいに、
世界観をそのままぶつけるタイプとは違うってことよ。

(荒川撃沈)

——白石 (グラスを指先で軽く回しながら)
きの子さんってね……  
“自分の思想を、読者のための道具に変換できる人”なのよ。

(一斉に息を呑む学生三人)

——白石 
普通の人は、自分の思想をそのまま文章にする。
でも、きの子さんは違う。
思想を“読者が使える形”にまで落とし込むの。
だから、あの人の戦略は強いのよ。

——悠真 
映画で言うと……
監督が“観客の感情の動き”まで計算してる感じだね。

——高橋 
構造分析すると、
毒きの子さんは“戦略の階層を全部使ってる”んだよ。
大戦略、中戦略、小戦術……全部が繋がってる。

——荒川 
えっ、じゃあやっぱりキノコの妖精じゃん!

(白石吹き出す)

——白石 
違うわよ、あっはっはっははははは…

あの人は“読者の文化”を読む力があるの。
誰が買うか、誰が読まないか。
その境界線を見てる。

(少しだけ声を落として)

——白石 
それに……これは職業人の勘だけど、きの子さんは“自分の弱点”を隠さないタイプよ。
弱点を隠さない人は、戦略が伸びるの。

(静かになる学生三人)

——悠真 
……なんか、Ⅱの深さが分かってきた気がする。

——高橋 
俺も。
あれは記事じゃなくて、媒体の話なんだよな。

——荒川 
妖精じゃないのかぁ……???


——白石 
(笑いながら、 グラスを軽く掲げて)
6話の“noteはパチンコ”の話も面白かったわね。
スキ活を玉として扱う発想、あれは天才よ。
ああいうのは、職業人でもなかなか思いつかないわ。

——悠真 
分かる! あれ映画館の座席選びみたいだった!

——高橋 
7話のフォロワーKPIの話は、俺も衝撃だった!

——白石 
あなたたち、思ったより分かってるじゃない!
ちゃりんちゃりんⅡは“媒体運営の奥義”よ。
あれを読んで興奮してるなら、伸びるわね。

ただ、どうしてパチンコにあんなに詳しいのかが謎なのよね?
あの人、一体何者なのかしら?

(三人、顔を見合わせ、そして同時に吹き出す)



――ジェイコブ独白
若者と職業人が、同じ魔法を語る夜というものは、 いつも少しだけ未来の匂いがするものです。

あの後、四人で毒きの子さんが何者なのかのプロファイリングが始まり、魔女説、複数人説、実はお爺ちゃん説、メンヘラニート説、キノコの妖精説、異世界ギャンブラー説と様々な意見が出て、大いに盛り上がっておられました。

毒きの子さんの戦略は、数字や構造の話に見えますが、 本当は“自分の物語をどう生きるか”という問いなのでしょう。

初めて出会った四人が、 同じ魔法を前にして笑い合う姿は、 この店の灯りを少しだけ明るくしてくれました。

また来るでしょう、この人たちは、きっと。

そして―― そのたびに、店の空気は少しだけ未来を帯びるのです。


本編記事、第1話はこちら
    ↓ 
毒きの子のくせにnote偏差値60のPDCA


老舗Barオシャンティ キノコで深酒 Vol.12
   ↓
思わず聞き耳、若人三人のnote創作談義

キノコで深酒 スピンオフ
   ↓
女戦士の恋|キノコで深酒スピンオフ|毒きの子


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