休職236日目・止まっていたのではない。出口へ向かう地図を作っていた。
休職中の私は、休んでいたのではなく、
不安で休めていなかった気がする。
※オススメ本です!【休職と復職の教科書】
〜会社だけでなく、自分の衝動と戦っていた日々のこと〜
休職というと、外からは
「会社から離れて休んでいる人」
「仕事と距離を置いている人」
くらいに見えるかもしれない。
でも、実際にその中にいる側からすると、
少し違う。
私にとって休職期間は、
会社との戦いである前に、
自分の中の不安や衝動との戦い
だった。
実を言うと休職初期の私は、
時間的自由と経済的な不安から、
スマホでできる副業めいたものを必死に探していた。
でも、
結局これといったものは見つからなかった。
今振り返ると、
あの時の私は「新しい道を探していた」というより、
止まっている自分に耐えられず、
何かしていないと不安で潰れそうだった
のだと思う。
つまり、
スマホで副業を探していた自分そのものが、
不安の塊
だった。
休職しているのに休めない。
回復しなければいけないのに、
何か生産的なことをしていないと落ち着かない。
あれは向上心というより、
恐怖に追い立てられた反応だった。
あの頃の私は、未来のために動いていたのではない。
不安に追い立てられて、
止まることすらできなかった
のだ。
しかも、鬱の時は未来を考えるだけで苦しい。
このまま治らなかったらどうしよう。
仕事はどうなる。
お金はどうなる。←不安第一位。
社会復帰できるのか。
また働けるのか。
もう人生が詰んだのではないか。
そういう考えが、静かに、
でも確実に広がっていく。
今なら分かる。
あの時の未来予測には、かなり強い“暗さ”がかかっていた。
全部が悪いほうへ見える。
全部が重く見える。
全部が終わりのように感じる。
そんな時に必要なのは、壮大な希望や気合いではない。

今ここに戻ること
だと思う。
ちびひめさんの記事。
この記事を読んで、あらためて
「今は回復だけでいい」
という言葉の大切さを実感しました。
今日、どれだけ休めたか。
何が少しできたか。
何がまだ手元に残っているか。
そこに意識を戻すこと。
私は半年以上休職した今だからこそ、
今あるものにフォーカスすることが、
いちばんの治癒の近道だった
と感じている。
↓ この記事の高橋名人も、↓
ちびひめさん作なのです☺ステキ✨️↓
回復は、劇的には起きない。

少し起きられた。
水が飲めた。
通院できた。
ご飯を少し食べられた。
メールを一本返せた。
泣きながらでも一日を終えられた。
そういう小さなことの積み重ねだった。
でも、休職中にしんどかったのは、不安だけではない。
私はずっと、
自分の中の衝動
とも戦っていた。
衝動は、いつももっともらしい顔をして現れる。
「もう全部やめてしまえ」
「今すぐ切れ」
「こんな所、二度と関わるな」
「リセットして次へ行け」
たしかに、それは一面では正しい。
傷ついた心を守ろうとする防衛反応でもある。
今までの私なら、
その声にかなり近いところで動いていたと思う。
オールリセット。
一気に切る。
前だけ向く。
でも今回は、少し違った。
会社とのやり取りの中で、私は何度も
「今ここで全部を切りたくなる自分」
を感じた。
条件を先に出さない。
なのに決断だけ迫る。
しかも、住居や雇用への不安を刺激してくる。
そんな状況で、心が荒れない方がおかしい。
けれど、そのたびに私は立ち止まった。
本当に今、衝動のまま動いて得なのか?
この一手は、1か月後、3か月後、1年後の自分を助けるのか。
それとも、ただ今の苦しさを一瞬だけ軽くするための行動なのか。
その問いを、自分に向け続けた。
正直、もどかしかった。
さっさと切ってしまった方が楽に思える瞬間は何度もあった。
でも今回は、
衝動をそのまま行動にせず、理性で処理する
という選び方をした。
これは我慢したというより、
やっと少し大人の戦い方ができた
という感覚に近い。
私の中には、すぐ走り出したがる子どもがいる。
腹が立てば全部壊したくなる。
怖くなれば全部捨てて逃げたくなる。
傷つけば、先に切って自分を守りたくなる。
その子どもを消すことはできない。
消す必要もないと思う。
ただ、その子を運転席に座らせたままでは、
人生の大事な局面で、自分が損をする。
だから今回、私は初めて少しだけ、
その子の肩を抱きながら、ハンドルは理性が握る
という動きができた気がする。
ここで、もうひとつ大きな気づきがあった。
私はずっと、
「自分からこう動こう」
「こう着地しよう」
「このルートで突破しよう」
という計画を、かなり先走らせていた。
もちろん、それ自体が悪いわけではない。
不安定な状況の中で、自分なりに道筋を作ろうとしていたのだと思う。
ただ、そこで少し抜けていたものがあった。
それは、
私はあくまでも休職中の身だ
という前提だ。
復職許可を出すのは、私ではない。
会社でもない。
まずは主治医の医学的判断がある。

さらに、たとえ自分の中で
「こう進みたい」
という案があったとしても、
実際には派遣元の事情があり、
派遣先の事情があり、制度の流れがあり、
生活と体調も動いている。
全部、自分の思った通りに並ぶわけではない。
言われてみれば当たり前なのに、
私はそこが少し見えにくくなっていた。
半年以上、社会や他人と本格的に接していなかった。
その間に、思考が少しずつ平面化していたのだと思う。
自分の考え。
自分の不安。
自分の計画。
そこに意識が集中しすぎて、
本来は立体で見るべきものを、二次元の図のように見ていた。
でも現実は、もっと面倒で、もっと立体的だ。
休職中は、ただ休む時間ではない。
私はそう思う。
むしろ、
自分の中の衝動と距離を取ること
それを客観視すること
理性で選び直すこと
平面になっていた思考を立体に戻すこと
溜まった膿を、ちゃんと出し切ること←休職中の仕事。
そういう訓練と整理の時間だった。
実際、最近になって、
休職中に作った資料や、AIへの相談履歴、メモ、note記事、読んだ本などを読み返してみると、
新しい発見がある。
※処世術の教科書としてオススメです。
『運とコネのつかみ方』内田博史著
「こんな内容あったんだ」
「この時点でもう、ここに気づいていたんだ」
と、自分で驚く。
当時はただ必死だった。
その場をしのぐこと、壊れきらないこと、
次の一手を探すことに精一杯だった。
でも今になって見返すと、あれは全部、

出口へたどり着くための計画
だったのだと思う。
私は何も分かっていなかったのではない。
分かるために、
必死で記録し、考え、
言葉にしていた
のだ。
だから今、同じように休職中で、
休んでいるはずなのに休めない人
何かしなきゃと焦ってスマホを握りしめてしまう人
未来のことを考えて苦しくなっている人
自分の衝動に飲まれそうになっている人
に伝えたい。
それは怠けではない。
弱さでもない。
不安の中で、生き延びようとしている反応
なのだと思う。
そして、休職中に本当に大事なのは、
未来を完璧に設計することではなく、
内田博史さんの動画を視聴すると、
心身が整う、不思議。
今日できたことを数えること
今あるものに目を向けること
足元を確認すること
回復だけでいいと自分に許すこと
なのだと思う。
休職中の私は、止まっていたのではない。
不安と衝動の中で、
出口へたどり着くための地図を、必死で作っていた。
それだけでも、
この休職期間には十分に意味があったと思う。
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