<第四話>自分と仕事のズレに悩み、退職・独立に至る44歳4児の父の物語
化学メーカーで技術職を20年。自身も悩み苦しんだ経験から【中高年の生きる・働く】の課題に今後の人生は取り組みたいと、未経験からの人材育成・キャリアデザイン系への転職活動を試みるも、結局は「自分で何かやりたい。良くわからないけど何かやりたい」という気持ちが強いことに気づき、独立開業することになったお話。
⇒ 前回のお話(第三話)はこちら!
⇒ 第一話はこちらから
⇒ 第二話はこちらから
「副業」や「転職」でゆっくりとキャリアの軸足を移す、という生ぬるい選択肢が消える(成仏する)だけで、頭の働き方がガラッと切り替わり、アンテナがピーンと立つようで、
友人から、とある企業研修向けの講師仲介会社の話を聞き、
「それ・・・俺もいけるんちゃう?」
という気分になり、副業、転職、起業以外にも「複数の業務委託仕事+収入減少分の資金準備(バーンレート)」という新たな選択肢④が誕生。
①会社を続けながら、副業として次の道を模索する②興味のある業界へ転職してみる③エイっと起業する
④活動資金を準備して、業務委託で収入と実績を積む
バーンレートについての詳しい説明はこちら
ここまで来ると、これまでのモヤモヤと「悩んでいる」状態から、具体的な実現方法を「考えている」状態へとシフトし、
「1~2年間やりたいことにチャレンジするにはいくら必要か?」
「資金が尽きたらどうリカバリーするか?」
と、シンプルで価値ある「課題(テーマ)」が設定できた。
その後も、友人から紹介してもらった心理カウンセラーから興味本位でリミッターを外してもらっていると「いやいや、このアイデア・・・いけるんちゃう?」という気分になり、
久しぶりにソース・ワークショップを受け、自分の価値観やエネルギー源に改めて触れると「やっぱり、これしかないよな・・・」なんて思いが強くなり、
これまた友人から誘ってもらった「100kmウォーク」で夜通し寝ずに歩いている最中も「これもう間違いない、いける、いける」と思うようになり、
そうこうしているうち、突然同僚が会社を辞めて「研修講師デビューします!」という退職メールが届き「マジか!先に行かれた!」と焦り、驚き、
またまた突然、同僚がクビになり、慰めようと話を聞くと、「退職加算金」なるものをもらったとの話を聞いて「その手があったか!!」なんて思い、
業務委託仕事でいくつか取れそうな(未確定)案件が出てくると、「いや、もうこれいけるっしょ!」と根拠なくも現実感を持って思い始め、44歳4児の父、多額の住宅ローンを抱える身にして、退職を伝えるに至りました。
その際に退職交渉として、「(転職するわけではないので)退職時期は後任が決まるまで柔軟に対応します。その代わり、現在の仕事の一部を「業務委託契約」として継続すること、「退職金とボーナス上乗せ」を交渉。するとなんやかんやで怖いくらいうまく話が進み、
その時の貯金にそれらを足して、まだ契約が取れてもいない業務委託の年間収入期待分を追加して、家計やら経費、税金、社会保障などの必要な支出をざっと見積り、差し引き計算すると、
1~2年はプラプラできるんじゃないかな、くらいのざっくり算段が立ち、いろんなことが未定のまま晴れて退職。個人事業主として今年の春に独立するに至りました。
人生っておもしろいですね。
<終わり、そして始まり>
おまけ:パートナーへの退職の伝え方
転職、退職、そして独立。
いずれの転機にも、パートナー(妻や夫)の理解は欠かせません。
我が家の場合は、A4用紙一枚に独立の目的や資金計画などを「何も今と変わらないよ。」「むしろ今より良くなるよ。」「何かあったらすぐ再就職するよ。」というメッセージでまとめて、常にポケットの中に携帯しておき、帰宅時に妻がワインで口の周りを紫に染めて、ベロベロに酔っぱらっているタイミングを見計らい、夜中の意識がもうろうとしている妻にプレゼン、無事同意を得ました。
タイミングを計り過ぎて、妻に伝えたのは会社に退職を申し出た3か月後。会社で退職の人事発令も出た正月明けになってしまいました。正月休みを挟むと、いろいろと不安になるだろうという配慮、愛(打算)です。
皆様の参考になれば甚大にございます。
第一話から是非
退職後のお話
