放送大学で心理学を学ぶ
お読みいただきありがとうございます。
別の記事で、かつて放送大学に入学していた私が、定年退職を前にして、約20年ぶりに放送大学に再入学し卒業した、というお話をしました。
今回は、その続きとして、放送大学で心理学を学ぶようになった経緯をもう少し詳しく書いてみたいと思います。
心理と教育コースへの再入学
20年前、一度放送大学に在学したときは、教養学部教養学科「産業と技術」専攻で学んでいました。なお、昔も今も、放送大学は教養学部教養学科のみです。
再入学に当たり、かつての「3コース・6専攻」は、「6コース」と位置づけが変わっており、生活と福祉、心理と教育、社会と産業、人間と文化、情報、自然と環境、の6コースから選ぶことになっています。
前回在学時を引き継ぐのであれば、社会と産業、かもしれませんが、その頃の私は、定年退職後にどうするか、漠然と悩んでいました。
その中で、保育士試験を受けたことなどもあり、子どもの教育や発達心理学といった領域への関心が高まっていたため、心理と教育コースで再入学することにしました。
求めていた学び
再入学後、2022年の2学期と2023年の1学期で、31科目58単位を登録したことも、既にお話ししていますが、卒業するために、とにかく単位を取る、ということだけでなく、自分の行き先を示してくれるような知識を求めて、科目を選んでいました。
放送大学の特徴は、授業の質が高いこと、それが、あらかじめカリキュラムとして示されているので、だれがいつ受けても同一水準で受講できること、だと思います。
心理と教育に関する勉強をしたことで、定年後の方向性を考えるきっかけにもなりました。
ここからは、どのような内容を勉強したかについてお話しします。
私が選んだ「心理と教育」の科目たち
心理学の基礎を学べた科目
保育士試験でも心理学に関する勉強はしましたが、心理と教育へのいざない、心理学概論、心理学研究法、心理学統計法といった科目で、改めて心理学の基礎を学べました。
子どもの発達や心理を学べた科目
これも、保育士試験で学んだことから、発達科学の先人たち、発達心理学概論、乳幼児・児童の心理臨床、学習・言語心理学、障害者・障害児心理学 、教育・学校心理学、知覚・認知心理学といった科目で、より深く学べました。
専門的な心理学を学べた科目
更に、臨床心理学概論、心理カウンセリング序説、神経・生理心理学 、福祉心理学といった科目では、専門的な心理学の領域を知ることができました。
子どもの教育について学べた科目
生涯学習支援の理論と実践、情報化社会におけるメディア教育 、子どもの人権をどうまもるのか、乳幼児の保育・教育 、現代の家庭教育、幼児理解の理論及び方法、特別支援教育総論、小学校プログラミング教育概論、学校と社会を考える 、幼児教育の指導法 、現代社会の変容と教育システム といった科目を受講し、元々興味があった教育分野について、知識を広げることができました。
ただ、受講前は教育分野への興味が強かったのですが、勉強を進めていくうちに、心理学の面白さ、特に認知とか発達といった領域への関心が強くなっていきました。
卒業、そして「学士入学」へ
こうして、なんとか無事に単位を取り、卒業することができました。
このように、心理学を勉強しても、放送大学は教養学部なので、「大学で心理学を専攻しました」ということは、余り言えません。しかし、認定心理士、という資格をとれば、4年制大学で心理学を学んだということを証明してもらうことができます。
認定心理士資格は、「公益社団法人日本心理学会」が認定する心理学の基礎資格で、4年制大学で心理学の標準的な基礎知識と基礎技術を修得していることを認定するものです。
卒業はしましたが、認定心理士を申請するには、科目が足りませんでした。また、まだまだ受けてみたい心理学の科目がたくさんありました。
現在進行形の学び
ここで、この記事のタイトルが「放送大学で心理学を学んだ」ではなく「学ぶ」と現在進行形になっていることに気づかれていたでしょうか。
そうです、放送大学では、卒業してからも、学びを続けることができるのです。
放送大学は、学籍さえあれば、自分が専攻している以外のコース科目であっても、登録することができるのです。
オンライン授業や面接授業は、科目登録しないと受講できませんが、放送授業であれば、学籍があれば登録しなくても受講することはできます。ただし、単位を認定してもらうことはできません。
私は、次の学期から、生活と福祉コースに学士入学し、引き続き心理学を勉強して、認定心理士の取得を目指すことにしました。
認定心理士になるには、学習センターでの対面授業で、「心理学実験1・2・3」と「心理検査法基礎実習」を受ける必要があります。土日の2日間に集中的に行われ、実際に実験を行って、レポートを提出する、という、結構ハードな内容です。
定員が決まっていて、しかも、日程を仕事の都合と合わせる必要があり、所属している学習センターだけでは受講できず、隣接府県のセンターで開講されるものにも登録して、なんとか受講できました。
この、面接授業が、IT屋だった私にとっては、非常に刺激的で、とても価値のあるものでした。受講するのは大変でしたが、学びが多く、楽しかったので、今も忘れられません。また、詳細は別記事で書きたいです。
面接授業と言えば、子ども・若者の居場所作りに長年取り組んでこられている、奈良教育大学名誉教授の生田周二先生が講師をされた、「子ども・若者支援と教育・福祉」と言う科目が、定年退職後にどう進むか、その答えを得るきっかけにもなりました。これもまた、詳細は別記事で書きたいです。
基本、在宅オンラインの放送大学ですが、面接授業の楽しさ、面白さもあります。また、セカンドキャリアにつながる学びもありました。これを知ったのは、卒業後、というのも、放送大学の面白いところです。
ということで、放送大学で、今も心理学の科目を登録して学んでいます。生活と福祉コースの卒業に必要な単位としては認定されないのですが、卒業してしまうと、また学士入学しなければならないので、生活と福祉コースの科目を卒業しない程度に登録しながら続けています。これは、ずるいと怒られそうかな・・・
今回は、放送大学で心理学を現在進行形で学んでいる、というお話でした。
心理学に関心がある方、科目履修生、という形もありますので、試しに放送大学、いかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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