🌹人生の午後|ユング心理学で読む40代・50代の心の変化
人生の後半戦、
人生の午後を歩むあなたへ。
「人生の午後」とは、
カール・グスタフ・ユングの心理学で語られる
「人生の後半」を表す言葉です。
40代・50代。
仕事や家庭はそれなりに回っているのに、
なぜか心がモヤモヤする。

人生の午後とは
人生の午後は、
年齢で厳密に区切られるものではありません。
ただ、多くの人が40代から50代にかけて、
その入口に立ちます。
それまで「正しい」と思ってきた生き方が、
なんだかしっくりこなくなる。
不安や虚しさが、
こみあげてくる。
けれどそれは、
心が弱くなったからではありません。
心の向きが、
静かに内側へ切り替わっただけなのです。

午前の人生と午後の人生【ユングの人生観】
ユングは、
人生を一日の流れにたとえました。
午前の人生は、
社会の中で自分の場所をつくる時間。
学び、働き、評価され、
社会の中で
役割を身につけていく時期です。
私たちはその中で、
自然といくつもの「顔」を
持つようになります。
良い社員。
良い親。
空気を読む人。
期待に応える人。
それらはすべて、
社会で生きるために必要な役割でした。
でも、午後の人生は違います。
午後は、
その役割の奥にいる
「役割ではない自分」と
向き合い直す時間です。
だからこの時期になると、
このままでいいのだろうか
私は、何を大切にして生きてきたのだろう
そんな問いが、頭をよぎります。

個性化とは何か【ユング心理学】
ユングは、人生の後半を
「個性化(Individuation)」のプロセス
と呼びました。
個性化とは、
「自分らしくなる」ことではありません。
社会に合わせてきた生き方を
否定することでも、
新しい理想像を目指すことでもない。
これまでの人生すべてを含んだ自分を、
そのまま引き受けて生きること。
午前の人生で身につけた役割も、
その過程で押し込めてきた感情も、
どちらも切り捨てずに扱い直していく。
午後に始まる個性化です。

なぜ人生の午後は不安になるのか
個性化が始まると、
これまで見ないようにしてきた感情が、
表に出てきます。
不安。
怒り。
言葉にできなかった本音。
ユングは、こうした側面を
「シャドウ」と呼びました。
シャドウは、
否定すべきものではありません。
生き延びるために、
後ろに置いてきた自分の一部。
午後に不安を感じるのは、
その部分と再び出会う時期に入ったから。
つまりそれは、
異常でも後退でもなく、
人間として
成熟していく過程なのです。

人生の午後のアップデート
午後に似合う価値観のアップデートは、
私の体感としては、
5年、10年という時間をかけて、
ゆっくり進んでいきます。
衝撃的な体験があっても、
素敵な知識に出会っても、
そんなにすぐ
アップデートされるわけではありません。
この考え方、いいなと思っても、
自分のものにするためには
時間がかかります。
私が繰り返して発信を続けているのは、
アップデートが長期戦になることを見込んでの事。

人生の午後を歩むあなたへ
人生の午後という言葉は、
あまり知られていないように思います。
でも、もしかして、
この言葉を知るだけで、
心が軽くなる人がいるかもしれない。
だから、私はこのnoteで
文章にする。
「その違和感 午後の入り口 だからかも」
そんな固定フレーズのような言葉が、
必要な人の目に、
いつか触れればいい。
人生の午後を歩むあなたへ。
午後へアップデートしていく心と時間に、
私が何度も救われた言葉や、
自分に向き合うときに役に立ったこと、
そして変化の実体験を、
「午後」を過ごす一人として、
このnoteに記録していこうと思っています。
🌸置き去りの 影が戻って 午後愉し🌸
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