温浴施設。それは良質な「暇」を手軽に手に入れられる貴重な「場」だ!
先日、久しぶりに地元の温浴施設を訪れました。
以前「攻めの休養」について書いた際にも触れましたが、私はこの場所を単なるお風呂としてではなく、積極的なリカバリーの場として活用しています。
ここ最近は、難病を患っている次男が退院したこともあり、目まぐるしく、制約の厳しい日常を送っています。
気づけば、この温浴施設に足を運ぶことすらままならない日々。
しかし、久々に取れたこの時間の中で、湯に浸かり、改めて確信しました。
「この時間は、週に一度は計画的に作ってでも確保すべきだ」と。
今回は、私が温浴施設でどのように過ごし、そこで何を受け取っているのかをお話ししたいと思います。
気の向くままに過ごしたある日の流れ
先日の私の温浴施設での過ごし方は、だいたいこんな感じでした。
1. 何はともあれ内湯に浸かる
まずは内湯です。少し熱めの湯に浸かるのが好きです。高い天井をぼんやりと眺めながら、数分から10分。何を考えるでもなく、ただリラックスして、温かさを楽しみ、癒されます。
2. 「うたた寝の湯」で空を仰ぐ
十分に体が温まったら露天へ。お気に入りは、背中を薄くお湯が流れる「うたた寝の湯」です。少し冷たい冬の風を肌に感じながら、背中には確かな温もりがある。空を眺め、風を感じ、思考が浮かんでは消えていくのをただ感じます。
3. サウナという名の「小さな戦い」
唯一、リラックスとは異なるのがサウナです。ここは自分との戦い、あるいはちょっとしたエクササイズのような時間。肌を流れる汗を感じながら、「あの人が出るまでは頑張ろう」なんていう無意味な勝負を自分に挑み、「あぁ、もう限界だ」というタイミングで外へ出ます。
4. 水風呂で「締める」
サウナの後は、水風呂へ。緩んだ体が一気に引き締まる感覚。この瞬間にやってくる、言葉では言い表せない気持ちよさが病みつきになります。ただ、油断すると浸かりすぎて目が回ってしまうので、1,2分で切り上げます。
5. 再び温まる
その後、内湯の縁に腰掛けて休憩し、ゆっくり体を温めながらぼーっとします。その後、再び温かい湯に浸かる。今度は露天風呂に浸かってみたりします。そして、ふと時計を見れば、1時間以上が経過しており、満足感と心地よい疲労感と共に休憩処へと向かうのです。
デジタルから引き離された「暇」という究極の贅沢
一体何を聞かされているんだ、と思われるかもしれません。
要するに私が言いたいのは、サウナ以外の時間をただひたすら「暇」に過ごしているということです。
現代は「タイパ(タイムパフォーマンス)」が重視される世の中です。
私自身も、常に何かに追われるような日常を送っています。
そんな中で、この温浴施設がもたらしてくれる「暇」は、私にとって非常に価値あるものだと再発見しました。
デジタルデバイスから離れ、副交感神経が優位になる極限のリラックス状態で、お湯に浸かってる間一切「やることがない」という状態。
温浴施設では、極めて質の高い「暇」が手軽に手に入るのです。
リラックスする心身、整理される思考
不思議なもので、心と体が完全に解放されると、考えるつもりはなくとも、自動的に新しい何かが浮かび上がってきます。
どうやら、脳内で「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」というものが動き出して、思考整理や創造的な活動が進むらしいのです。
実際、先日温浴施設から帰った私の手元には、3つのメモが残っていました。
note記事の新しいアイデア
仕事復帰後に心がけたい視点
Geminiに「ガチで効く」健康器具について相談するというアイデア
そして今、私はこの記事を、Geminiに教えてもらった「ストレッチポール(自宅に眠っていたもの)」に寝転がりながら、音声入力で執筆しています。
さらに、同じくおすすめされたケア用品「あずきのチカラ」の到着を待っているところです。
なかなか続けられる手段を見つけられずにいた、自宅でのセルフケアについても、あの「暇な時間」があったからこそ、一歩踏み出すことができました。
暇な時間は、ただ心身を休めるだけでなく、散らかった脳内を整理し、物事を前に進めてくれる推進力となるのです。
無駄どころか、一挙両得な過ごし方。まさしく「攻めの休養」です。
温浴施設は貴重な「場」だ
デジタルから離れ、心身ともに「暇」になる。
この状態を作れる場所は、温浴施設のほかに、なかなかない気がします。
散歩もDMNを稼働させる手段として有効ですが、リラックスの深さと「暇」の純度においては、温浴施設には敵わないように思います。
また、以前記事に書いた、子供と目的もなく過ごすという「余白」も尊いですが、「暇」かと問われるとそうではなさそうです。
「なかなか疲れが取れない」
「目まぐるしい毎日だ」
「頭の中がごちゃごちゃしている」
もし、あなたがそう感じているなら、ぜひ時間を確保して、温浴施設を訪れてみてください。
そこには、「圧倒的に深い休息」、そして「思わぬ思考の前進」が待っているかもしれませんよ。
そうでなくとも、気持ちが良くお風呂に浸かるだけで、少しは癒されるはずです!
P.S.
温浴施設のいいところは他にもいろいろあります。
まずはとにかく安い。千円弱で済むので、整体やマッサージに比べてだいぶお手頃です。
そして、時間調整も効きます。予約枠などもありませんし、数時間過ごすことも可能です。あるいは、サクッと数十分でも十分癒されます。
休憩処や、レストランなど付帯施設で楽しんだりリラックスできるのもまた良い。自分好みの過ごし方をトータルで設計できます。
とにかく手軽。その割にリターンが大きい。風呂好きにとって、積極的休養のカードのひとつとして、極めて優秀ですね!
私が温浴施設を訪れた次の日に、妻も癒されに行ってました(これだけ激推ししてるからね…笑)。
「想像以上に満足だった。また行きたい!」
と言ってました。でしょ?
お気に入りの温浴施設を見つけると、日々がちょっと豊かになりますね。
