引っ越し直後、知らない土地の夜の駐車場で小銭をブチまかした主婦を笑顔にしてくれたマダムたち
わが家は転勤族です。
結婚後は、息子が生後4か月で新天地での生活がはじまり、そこから1年半~3年ごとに引っ越し。それと共に子どもたちの転校も経験してきました。
人見知りで輪の中に入れないわたしは、新天地での生活に不安ばかり。
見知らぬ土地での生活は心細くて、気苦労もありますよね。
しかし、「そんな中でも楽しいことはやってくるんだ」とわかった出来事があります。
15年前の10月。
静岡へ転勤が決まりました。
それまでは住み慣れた実家での暮らしだったため、両親に育児を助けてもらいながらの生活。
わたしは転勤を知ったとき動揺しました。
当時、娘10歳(小4)、息子8歳(小2)、転校は3回目。
子どもたちは不安なはずです。
小学校は2校目でしたが、学期途中の転校だったので、不安や怖い思いもあったと思います。
頭の中でどう伝えればいいかシミュレーションをして、子どもたちの気持ちが沈まないよう明るく転勤を伝えました。
わたしの心配をよそに、子どもたちは海の近くでの暮らしを楽しみだと言ってくれたのが救いでした。
しかし、子どもたちはわたしが人見知りでメンタルが弱いことを知りません。
わたしが不安になり暗くなっていては、子どもたちが心配する。
そう思い、虚勢を張って自分を奮い立たせて引っ越し準備をする日々。
あっという間に引っ越し当日を迎えました。
朝早くから荷物の整理をしてヘトヘト。
近所のスーパーへ引っ越しそばを買いに行き、駐車場で車を降りた瞬間
「ガッシャーン」
一瞬、何が起こったのか理解できず、ぼう然としました。
しばらくして、コインケースのファスナーが全開になっていて、小銭を全部ばらまいてしまったとわかりました。
慌てて探そうとしましたが、18時を過ぎていて薄暗い。
駐車場に街灯はあるものの、どこに散らばったのかわかりません。
すると、どこからともなく、2~3人の女性がきて拾ってくれました。
「あら、大変!わたしもたまにやっちゃうのよね」
と言いながら、小銭を拾ってきてくれたおばさまの言葉が温かくジーンと胸に響きました。
他の土地で暮らしていたとき、優しい言葉をかけてもらったことがなかったからです。
思いがけず、「ありがとうございます!」の声が震えていました。
涙をこらえて小銭を拾ってくださった方にお礼を言い、店内でそばを買いレジでお会計。
すると、な、なんと……777円!!
ラッキー7じゃん!と思っていたら、
「今日はラッキーですね!」
とレジのスタッフが笑顔で声をかけてくれたのです。
思わず、「今日、引っ越してきたばかりなんです」と、
すんなり言葉が出て「素敵な日になってよかったですね」と言われ、癒されました。
「まさか」のことが続き夢心地でしたが、新天地でのスタートに素敵なことが重なってよい思い出になりました。
それから先の暮らしは大変なこともありましたが、始まりがとても温かかったのでポジティブな気持ちでいろいろなことに挑戦できました。
引っ越し前はネガティブなことばかりに心が向いて、どうなることかと不安が募っていました。
しかし、実際に引っ越してみるとなかなか楽しいこともあるものです。
豆腐メンタルはすぐネガティブになってしまいますが、このときみたいにハッピーがやってくるかもしれないと思うと、ちょっとだけおっくうなことが楽しみになり元気が出てくるものです。
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豆腐メンタルでもラクに過ごしたい!そう心掛けています♪

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