地方移住 & 子育て | 森で育ち共存する— 「意思ある町」伊那市 (移住21日目)
東京の会社員生活を卒業、FIREしてお気楽生活中です。「すべき事に追われる」習慣をデトックスしています。
世田谷から長野県伊那市に移住して3週間が経ちました。この辺りでは毎週末どこかでイベントがあり、ありがたくも忙しい。山と空が美しく、毎週小さな旅に出ているような気持ちになります。
今日は「森JOY」に行ってきました。私は「意思あるマチ」を選び住んできましたが、それを実感した勢いで書いています。
森JOYという「意思あるイベント」
地域イベントは出店や出演が素人感覚で終わってしまうようなものもある。けれど森JOYは違いました。
焚き火、木の遊具、音楽、森の恵み。
そこにあったのは「森と共に生きる」という明確な意思でした。「やってみました」ではなく、「残したい」という思想。想いを形にできるこの町に、伊那の品格を感じています。

焚き火で食べたいものの持参を促してくれ
ちょっとしたキャンプ気分を味わえる
森に五感が静まり満たされる
会場に着くと、冷たく凛とした空気が頬を打ちました。
杉や草の香り。
遠くから聞こえるテノール歌手の声。
紅葉は緑から黄、赤へと移り変わり、
アカマツの間から光がこぼれていました。
思わず「いい香り!」と腕を広げ息を吸い込みました。
森の光、音、香り、温度。
すべてが整っていて、心の中のざわめきが静まっていくようでした。

森に芸術が溶け合う
森の中で、ピアノとテノールの演奏が始まりました。
ただ音楽を聴くのではなく、バックミュージックでもなく森の光や風を感じるように、音を感じていました。
ピアニストが作曲し、絵本作家が詞をつけた曲には、「なぜここにいるのか」という問いが込められていたそうです。
葉のきらめき、木々の香り、ひんやりとした空気の中に、音が溶けていく。私自身もそこに身を委ね、自然の一部だと感じられます。

森の恵みをいただく
「食堂 野山」さんの鹿カレーと鹿炭火焼きをいただきました。自ら採った山菜や野草、きのこ、そしてジビエを料理するお店です。
鹿肉は淡白でやさしい味わい。炭火で丁寧に焼かれた香ばしさ。調味料で覆うのではなく、素材そのものの生命力を感じるような一皿。
その味を「おいしい」と言葉にするよりも前に、
じんわりと「ありがたい」と心が反応し、手を合わせたくなる気持ちになります。
森を感じ、森で遊び、森をいただく。この循環の中にいられることが、何よりの贅沢でした。

合掌していただきました
森が恵む子どもの創造性
息子は、木のつみきで家を作り、森の道を走り回っていました。
遊び方が決まっていない、オープンエンドな世界。
彼の中の創造性が、自然の中でのびのびと形になっていくのを感じました。
その姿を見て、「この子、森が好きなんだな」と思いました。
移住してよかった。
心からそう感じた一日でした。

親は寒くて帰りたいが子は夢中
「自然と共に生きる」を体で感じて記憶しておく
森JOYのテーマは「50年後の君たちへ」。
熊が町に下りてきたり、人と森の境界が薄れてきている今、「共に生きる感覚」を取り戻すことが大切だと感じているところでした。
私たちは夫婦ともにIT企業に勤め、どちらかといえば自然とは対極の世界で生きています。だからこそ、こうした体験に意識的に触れ続けたい。
森の香りや手ざわりの中で「生きる感覚」を思い出すことが、未来への関心につながっていくのだとイベントで実感しました。

40歳をこえて気づいたことを
伊那市はすでに知ってました
意志ある町 伊那市。 研ぎ澄まされた森の空気と品格と創造性
伊那の森には、研ぎ澄まされた空気があります。
人と自然が互いを尊重し合う、落ち着いた品格。
子どもも大人も自由に創造できる余白があります。
この町には、自然に“意思”がある。
それを感じ取れる場所に、今、自分がいることを幸せに思います。

移住してから
1日何度「幸せだなぁ」と言ってるだろう…
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