決める。 グリコの運命と、我が家の運命 |盲導犬パピーの子育て #211
いつもお世話になっています。
「いなかのまどから」と申します。
2024年6月まで、盲導犬の候補犬を育てるボランティアとして、北海道盲導犬協会よりパピーウォーキングを受託していました。
最後の日の様子がこちら↓↓
そして、昨年7月27日(日)からパピーウォーキング第2弾が始まり、本年7月19日(日)で委託終了となりました。
二つの運命。 決める。
私たちは、今までいったいなんのために頑張ってきたのか。
そんなことは、1ミリも思っていません。
キャリアチェンジになった=盲導犬になれなかった
こした事実のあることは、もともと理解していました。
北海道盲導犬協会では、毎年60頭ほどが生まれ、1割ほどが盲導犬として正式にデビューします。
要するに、50頭近くはならない訳で、確率的に見て全く不思議ではない訳です。
1頭でも多くお預かりすることで、その確率を高めるのが、私たちパピーウォーカーの大きな役割の一つなのだと思います。
それを果たすことができたことは、喜びと感じることが大切だと思っています。
よって、この1年ボランティア(パピーウォーキングの受託)をしてきたことを、少しも後悔していないということです。
一方で、“残念な気持ち” ももちろんあります。
盲導犬になる確率を、たくさん預かることによって高めるという間接的な寄与だけでなく、やはり直接的な確率を高める、つまり盲導犬そのものになってもらうということが、我が家の大きな目標ではありましたので。
ということで、前置きが長くなりましたが、金曜日にキャリアチェンジの結果を聞いた我が家では、大きな決断を迫られました。
先代パピコの際は、このタイミングで「引き取らない」ことを選択しました。
理由は、引き続き家族の一員として受け入れる体制が整っていなかったためです。
パピーウォーキングも、直ちに続ける予定はありませんでした。
そして今回、グリコに関しては・・・




我が家に帰ってきたグリコを見ると、盲導犬にできる言われる “タコ” ができていました。
たくさん座ったからでしょうか、たくさん伏せしたからでしょうか。
努力の跡が、しっかりと刻まれていました。
そして、足の裏(肉球)にも、たくさん歩いたからであろう勲章が残されていました。
その瞬間、お別れした時には我慢できた涙が、とてつもなく溢れてきました。
なんででしょう・・・
その理由は、1点に尽きます。
『複雑』
よく戻ってきたな、という気持ち。
よく頑張ったな、という気持ち。
盲導犬にさせてあげられなくてごめんな、という気持ち。
盲導犬にならなくてよかったな、という気持ち。
これに加えて、私にはもう一つ、
「グリコの死を引き受ける」
という最も複雑な気持ちを、私自身が受け止める “覚悟” の意味もあったのだと思います。
私たちは昨晩、新たな家族の受け入れを祝し、乾杯しました。
むすびに
グリコにとって、盲導犬になることが幸せなのか、そうじゃない方が幸せなのかわかりません。
でもそれは、グリコに限らず全ての犬についてもそうですし、私たち人間もそうです。
他に道があることを考えれば、キリがありません。
今ある道を、しっかりと進んでいく。
それが私たちの、グリコの、生きる道です。
次なるグリコの道は、社会貢献です。
盲導犬も、もちろん社会貢献ですので、変わらないと言えば変わらないのですが、これからは少し手法を変えて、トライしていきたいと思います。
というのも、これまでも高齢者施設などにお邪魔してきました。
今後はそういった方々に触れ合っていただけるような活動を中心にと、妻は考えているようです。
人間より短い命ですが、一緒に燃やしていきたいと思います!
そして私たちは、命を燃やすための決断を、もう一つすることとなるのです・・・
これについては、次回お話ししようと思います。
今日のヘッダーは、ちょうど1年前のグリコです。
本日も、ご覧いただきありがとうございました。
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