メトーデの気付き(複製体と魔族の関連、シュピーゲルの正体)
フリーレンとフェルンが「水鏡の悪魔」(シュピーゲル)を破壊して、複製体たちが消滅した時のメトーデの様子です。まずはマンガ版です。(第55話)

かなりの余裕を感じます。視線はまっすぐ前を向いています。
次に、アニメ版です(S1-EP26)。最初はカメラがメトーデに寄っていて…

離れます。

離れると周囲の状況が把握できて、戦闘の激しさが強調されるというカメラの動きです。
そして、アニメ版では、メトーデの表情はマンガ版で感じられた「余裕」とはまったく様子が違います。
予想以上にフェルン複製体に苦戦したのでしょうか?表情だけを見ればその可能性もなくはないと思います。
しかし、メトーデはフェルンとの相性や得意不得意を考慮して、敢えて単身でフェルン複製体に対応することを選んでいます。戦闘中の描写はわずかですが苦戦していた様子はありません。(また、メタ的なことを言えば、キャラクタの実力評価をアニメ版で変更するとは考えにくいです。)
その点を考慮すると、メトーデの表情からは、何か気掛かりなことがあるような、唯ならぬ雰囲気を感じます。
しかも、視線は少し下を向いていて、倒された複製体を見て何か考えているように見えます。
ここで、メトーデのシュピーゲルに関する理解を整理します。基本的にはラヴィーネからの情報と、デンケン達との検討結果から来ています。
シュピーゲルは神話の時代の魔物
複製体はシュピーゲルが魔法で作ったもの。つまり、魔物でも魔族でもない。
しかし、メトーデの目の前では、複製体の死体が魔力の粒子になって消えていっています。
メトーデは「魔族を殺すために生涯を捧げるようないかれた一族」の出身です。魔族との実戦経験は豊富で(おそらくヴィアベルと並ぶ程)、これまでに魔族の死体をたくさん見ているはずです。見間違えるはずがありません。(第8巻第74話)

この時、メトーデは複製体に関する自分の理解(魔物でも魔族でもない)と目の前の事実(魔力の粒子になって消滅)との矛盾に気付いたのではないでしょうか。
とすれば、メトーデとしてはこう考えるはずでしょう。
死体の状況から判断して、複製体は魔族(魔物)に類似した何かに違いない。ということは、シュピーゲルは魔物ではない。神話の時代から遺された魔族(魔物)を作り出す力を持った何かだろう。
そして、エーヴィヒとの関連から、シュピーゲル(水鏡の悪魔)が魔族(魔物)に類似する何かを作り出す魔導具だと気付くかもしれません。
※シュピーゲル(水鏡の悪魔)と賢者エーヴィヒに関する考察記事です。
※『葬送のフリーレン』に関する記事をこちらにまとめています。
