「誘う」とは、人間関係をデザインすること。
「誘う」というと、
多くの人は、
コミュニケーションのテクニックだと思っています。
話し方。
LINEの送り方。
断られないコツ。
もちろん、それも大切です。
でも、この本を書きながら、
私は一つの結論にたどり着きました。
「誘う」は、コミュニケーションではありません。
もっと大きなものです。
私は、
「誘う」とは、人間関係をデザインすること。
だと思っています。
考えてみると、
私たちの人生は、
「誰と過ごすか」
でなりたっています。
家族。
友人。
恋人。
仕事仲間。
趣味の仲間。
一日の出来事も、
一年の思い出も、
振り返れば、
そこには必ず誰かがいます。
つまり、
人生とは、
人間関係の積み重ねです。
ところが、
その人間関係を、
私たちは驚くほど「受け身」で作っています。
職場が一緒だったから。
学校が一緒だったから。
たまたま近所だったから。
たまたま隣の席だったから。
もちろん、
そんな偶然も大切です。
でも、
大人になると、
偶然だけでは、
新しい人間関係はほとんど増えません。
だから必要なのが、
「誘う」という行為です。
「今度、ご飯でもどうですか?」
「一緒に行きませんか?」
「こんなイベントがあるんです。」
その一言で、
偶然だった出会いは、
自分で選んだ関係に変わります。
「人間関係」を「自炊」しよう
というのがこの本のメッセージの一つです。
料理を自炊すると、
食べるものを自分で選べます。
外食だけでは、
どうしても受け身になります。
人間関係も同じです。
誰かに誘われるのを待つ。
環境に任せる。
流れに身を任せる。
それも悪くありません。
でも、
もっと主体的になってもいい。
誰と会いたいか。
誰と時間を過ごしたいか。
それは、
自分で決めていいのです。
だから私は、
人を誘うとき、
「相手に迷惑じゃないかな」
よりも、
「この人と、もっと話してみたい。」
を大切にしています。
そのほうが、
自然です。
そのほうが、
長く続きます。
人生を豊かにするのは、
たくさんの人と知り合うことではありません。
「この人と一緒にいたい。」
と思える人が増えることです。
そのためには、
待っているだけでは足りません。
自分から、
一歩近づく。
その一歩が、
「誘う」です。
新刊
『「誘える人」がぜんぶ手に入れる』
には、
LINEの送り方だけではなく、
こういった人生のとらえ方・考え方も書きました。
誘うとは、
誰と、どう生きるかを決めること。
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最後に。
もし、
これから一年、
一緒に過ごす時間を増やしたい人が一人いるとしたら、
誰を思い浮かべますか。
その人に、
「今度、ご飯でも行きませんか?」
と送ること。
それは単なる食事の約束ではありません。
自分の人生を、少しだけ自分で選ぶこと。
私は、「誘う」とは、そういう行為なのだと思っています。
