送れなかったLINE
「今度、ご飯でも行きませんか?」
そこまで書いて、止まる。
読み返す。
「ちょっと急かな。」
「忙しいかもしれない。」
「断られたら気まずいな。」
そして、結局、送らない。
そんな経験、ありませんか。
私はあります。
しかも、一度や二度ではありません。
不思議なんです。
「誘ったほうがいい。」
そんなことは、みんな知っています。
会いたい人には会ったほうがいい。
気になる人には声をかけたほうがいい。
面白そうなことは、自分から始めたほうがいい。
頭ではわかっている。
でも、できない。
この「わかってる。でも、できない。」は、いったい何なんでしょう。
昔の私は、
「誘える人」は、社交的で、積極的で、コミュ力の高い人なんだと思っていました。
でも、たくさんの人を見てきて、その考えは変わりました。
誘えない人は、勇気がない人ではありません。
相手のことを考えすぎる人です。
「迷惑じゃないかな。」
「忙しいんじゃないかな。」
「断りづらいと思われたら嫌だな。」
相手への気遣いが、どんどん膨らんでいく。
そして最後に、
「今回はやめておこう。」
という結論になります。
でも、ここで一つ思うのです。
私たちは、本当に相手の気持ちを考えているのでしょうか。
もしかすると、
相手の気持ちを、勝手に決めつけているだけではないでしょうか。
「迷惑だろう。」
「きっと断るだろう。」
「興味ないだろう。」
そう思って送らなかったLINEを、
相手は知ることすらありません。
本当は、
「誘ってくれてうれしい。」
そう思ってくれたかもしれないのに。
私は、「誘えない」人には、もう一つ共通点があると思っています。
悪い未来を想像するのが、とても上手なんです。
断られる未来。
気まずくなる未来。
空気が悪くなる未来。
ところが、不思議なことに、
いい未来はあまり想像しません。
「あの誘いがきっかけで親友になった。」
「あのLINEから、新しい仕事が始まった。」
「あの日、思い切って誘ったから、人生が変わった。」
そんな未来だって、同じくらい可能性があるのに。
だから私は、「誘えない」は性格ではなく、
思考のクセだと思っています。
クセなら、変えられます。
少し考え方が変わるだけで、
送れなかった一通が送れるようになる。
その一通が、新しい出会いにつながる。
その出会いが、人生を変える。
人生って、案外そんなふうに動いていくものではないでしょうか。
新刊のタイトルを、
『「誘える人」がぜんぶ手に入れる』
にしたのは、そんな思いからです。
この本は、「誘い方」の本ではありません。
私が本当に伝えたかったのは、
「誘う」という行為は、自分から人生を動かすことなんだ。
ということです。
「誘う」ことが苦手な人ほど、人生にはまだ手に入れられるものが、たくさん残っています。
その最初の一歩を、この本で後押しできたらと思っています。
現在、予約受付中です。
あなたにも、「送ろうと思って、結局送れなかったLINE」はありますか?
もしあれば、ぜひコメントで教えてください。
あるいは、この記事を読んで、「あの人に連絡してみようかな」と思い浮かんだ人がいたら、その気持ちを大事にしてみてください。
もしかしたら、その一通が、あなたの次の転機になるかもしれません。
