開腹手術ダブルヘッダー
「もう一回手術しないといけないです」
茫然自失、ってこういうことを言うんでしょうね。
なんの思考もしなくなってました。
もうどうでもいいや、みたいな感じ。
昨夜、開腹手術で小腸の膿んでいるところを手術され。
一夜明け、中で出血してるから止血しないといけない、と朝からまた開腹手術となりました。

手術のダブルヘッダーかよ。
そんなことあるの???
最近じゃ日本のプロ野球でもダブルヘッダーなんて聞かないんじゃないか。
…って、なにげにググったら、最後にダブルヘッダーが行われたのって1998年らしい。
もう30年近く前なのか。
私らの世代にとって、ダブルヘッダーといえば、何と言っても
10.19 川崎球場 ロッテ*近鉄戦
ですよね。
This is プロ野球
からの、This is ニュースステーションでございます、の久米さん。
テレビにかじりついて見てたなぁ。
そんなことは、どうでもいいんだよ。
てゆうか、尿道カテーテルは外れるわ、出血してるからもっかい腹切るわとか
それホントにミスってない??ねぇ????
って今は思いますけど、当時はそんなこと考える余裕もなく、考えたところで仕方なく、ただただ流れに身を任せるしかありませんでした。
午前8時過ぎ。
お医者様が
「再手術の同意を取らないといけないから、奥さんに電話しますね」
と嫁さんに電話をかけてくれました。
ところが電話に出てくれない。
後々になって判明するんですが、嫁さんがいうには「この時は本当に電話なんてかかってこなかった」らしい。
もしかして電話番号間違えてたんじゃ???
で、お医者様が「奥さん出てくれないので、緊急連絡先に記載してるご両親に電話しますね」とおっしゃいました。
私「あ、ダメです。親には入院することすら伝えていません…。」
入院時に緊急連絡先を2つ書かされたので、仕方なく私の実家の連絡先を書いたのですが、癌になったなんて親に伝えると心配させるだろうから、ずっとナイショにしていたのです。
実はこの後、退院して、次の正月に実家に帰ったときに初めて両親に明らかにしました。
というわけで、同意が取れなくてどうしよう困ったなぁ、となってたのですが、しばらく後に再度嫁さんに電話したら、それは繋がったらしく、再手術の手筈が整いました。
そして、前回手術室の扉をくぐってから、わずか15時間ほどで、またもや手術室に運ばれることとなったのでした。
この時、ICUから手術室までどうやって運ばれたか覚えてません。
ただ、この次に記憶が残ってるのは、手術が終わり、またICUで目覚めて
「痛いー!痛いー!」
と唸っていたことです。
でも、麻酔が聞いているのか、その後また眠りに落ちて。
次に目覚めたときは、ICUからHCUに移されていました。
ICUではベッドの周り360度、物々しい機械に包まれて他の患者さんの気配もなく、外界とは遮断されていました。
HCUでは一般病棟のような感じで、ベッドがカーテンによって仕切られているだけでした。
目覚めたときは、とにかく吐き気がひどかったです。
あと、鼻のイレウスチューブが気持ち悪かったなぁ。
なんにせよ、手術ダブルヘッダーが無事かどうか知りませんが、終わりました。
