「誕生日ケーキ」の注文から見えてきた、お客様が本当に買っているもの
ケーキ店専用 店頭受取予約+AI販促プラットフォーム「いつでもケーキ」を運営している、がだんだん株式会社の福井です。
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「お誕生日おめでとう。」
ケーキ屋さんにとって、一番よく聞く言葉かもしれません。「いつでもケーキ」の予約データを見ていて、ある事実に気づきました。通常期の予約の約90%が、「誕生日のお祝い」目的だったのです。
90%が「誕生日」だった
「いつでもケーキ」を導入いただいているお店のデータを集計してみると、クリスマスなどの季節イベントを除いた通常期の予約の約90%が「誕生日のお祝い」目的でした。
正直、ここまで高い数字は想像していませんでした。
ケーキ屋さんには、ちょっとした手土産や自分へのご褒美で来店するお客様もたくさんいます。でも、わざわざ「予約してまで買う」ケーキとなると、ほぼ誕生日なのです。
考えてみれば、当たり前のことかもしれません。誕生日のケーキは、サイズも、デコレーションも、受け取りの日時も、事前に決めておく必要がある。「当日ふらっと買う」ではなく、「この日に、この人のために」用意するものだからです。
お客様はケーキを買っているのではない
この90%という数字を見たとき、私はあることに気づきました。
お客様が予約しているのは、ケーキではない。お客様が買っているのは、「大切な人の誕生日を、ちゃんとお祝いしたい」という体験なのだと思います。
ケーキそのものの味や品質はもちろん大切です。でも、予約の動機の根っこにあるのは、「あの人に喜んでほしい」という気持ちです。
利用者の約7割が女性で、30〜40代が中心。この層は、お子さんの誕生日、パートナーの誕生日、親の誕生日と、年に何度も「誰かのために」ケーキを予約する方たちです。
そう考えると、ケーキ屋さんが提供しているのは「ケーキ」ではなく「お祝いの場を整えるお手伝い」なのかもしれません。
80歳のお客様が教えてくれたこと
「いつでもケーキ」の利用者データの中に、最高齢80歳という方がいらっしゃいました。
WEB予約を使って、ケーキを注文してくださった。おそらくお孫さんか、ご家族の誕生日のためだったのだと思います。
この事実は、私にとって大きな気づきでした。
よく「高齢者はITを使えない」と言われます。でも、80歳の方がスマートフォンからケーキを予約してくださった。それは、その方にとってケーキを予約することが「やりたいこと」だったからです。
テクノロジーは、「使い方を教えるもの」ではなく、「やりたいことがある人の背中を押すもの」だと私は思っています。誕生日ケーキを届けたいという気持ちがあれば、年齢に関係なく、人はテクノロジーを使いこなせる。
「バースデーソング」が生まれた理由
予約の90%が誕生日目的だとわかったとき、私たちは考えました。
ケーキの予約を受け付けるだけで、本当に十分なのだろうか。お客様が求めているのが「お祝いの体験」なのだとしたら、その体験をもっと豊かにできることがあるのではないか。
そこで生まれたのが、バースデーソング生成機能です。
ケーキを予約するときに、お祝いする相手の名前やメッセージを入力すると、AIがオリジナルのバースデーソングを作ってくれる。300円から利用でき、世界にひとつだけの歌が、誕生日のケーキと一緒に届きます。
この機能を開発したのは、「ケーキ+α」の体験価値を作りたかったからです。
ケーキの値段で競争すると、価格の安いお店が勝ちます。でも、「このお店で頼むと、こんな体験ができる」という付加価値は、価格競争とは無縁です。お客様が「また頼みたい」と思う理由になる。
そしてこの仕組みは、ケーキ屋さんにとってもメリットがあります。AI機能の売上の25%がお店に還元されるので、ケーキ以外の収益が自然と生まれます。
ケーキ屋さんが届けているもの
私は新聞販売店の4代目として、約15年間、中小企業を経営してきました。その経験から感じるのは、中小企業の強みは「顔が見える関係」だということです。
大手のケーキ通販サイトにはない、街のケーキ屋さんだけの強みがあります。お客様の好みを覚えている。「去年と同じデコレーションで」と言えば通じる。お子さんの成長を一緒に見守っている。
そういう関係の中で届けるケーキは、ただの商品ではありません。
予約の90%が誕生日という数字は、お客様がケーキ屋さんに寄せている信頼の表れだと思います。「大切な日のケーキは、あのお店に頼みたい」。そう思ってもらえていること自体が、ケーキ屋さんの最大の資産です。
私たちにできるのは、その信頼を、テクノロジーでもっと活かせるようにすること。営業時間外でも予約を受けられる仕組み。お祝いの体験をもっと豊かにする仕組み。お客様が「また頼みたい」と思った瞬間に、すぐ行動できる仕組み。
ケーキ屋さんが届けているのは、ケーキではなく「おめでとう」の気持ち。その気持ちを、もっとたくさんの人に届けられるように。「いつでもケーキ」は、そのためのプラットフォームでありたいと思っています。
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がだんだん株式会社 代表取締役 福井佳亮
ケーキ店専用 店頭受取予約+AI販促プラットフォーム「いつでもケーキ」
▼ 業界関係者の方々へ
この記事を、紙袋・包装材・装飾品・送り状・原材料・機材など、ケーキ屋さんと取引のある業界関係者の方が読んでくださっていたら嬉しいです。「いつでもケーキ」は、ケーキ屋さんを儲かる仕組みに変えるためのプラットフォームですが、その先には、業界全体が一段上がる景色が見えると思っています。情報交換できる機会があれば、ぜひお声がけください。
