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紙袋・ショッパー業者さんへ。ケーキ屋さんの「ブランドの仕上げ」は、お店を出てから始まる

ケーキ店専用 店頭受取予約+AI販促プラットフォーム「いつでもケーキ」を運営している、がだんだん株式会社の福井です。

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今日は、ふだんからケーキ屋さんに紙袋やショッパーを納めている業者さん、パッケージ印刷会社の方、デザインを担当されている方に向けて書きます。

ふだんはケーキ屋さんのオーナーさん向けに記事を書いていますが、最近、業界関係者の方々と話す機会が増えてきて、強く感じることがあります。ケーキ屋さんと取引する側の方が、ケーキ屋さんの「店外時間」をもう少し意識すると、提案の質が大きく変わるということです。

街でケーキの紙袋を提げて家路を急ぐ人を見かけると、思わず「お、今日は誰かのお祝いかな」と想像してしまう。あの数十分の時間こそ、皆さんが納めた紙袋がブランドとして他人の目に触れている時間です。



1. 紙袋を提げて歩く時間が、いちばん長い

ケーキ屋さんに紙袋を納めている業者さんと話していて、私が共有したいデータがあります。

お客様がケーキ屋さんの店内で過ごす時間は、ショーケースを眺めて、選んで、会計して、だいたい5分から10分くらいです。

ところが、皆さんが納めた紙袋を提げて歩いている時間や、車に積んで運んでいる時間、家に着いて箱を開ける瞬間──これを足し合わせると、店内滗在の何倍にもなります。

すれ違う人や同じ電車に乗り合わせた人の目に「あのお店の袋」として映るのも、この時間帯です。お客様の友人やご家族が「それ、どこのケーキ?」と尋ねるのも、お店ではなくリビングのテーブルの上だったりします。

つまり、お店を出た後の数十分こそが、納品物がもっとも「ブランドとして他人の目に触れている時間」 だということです。


2. 「目に見える証拠」としての紙袋・ショッパー

私はマーケティングのフレームワークを、コンサルタント目線ではなく現場目線で扱うようにしています。

そんな中で、ケーキ屋さんでとりわけ大事だと感じるのが、「目に見える証拠」と呼ばれる考え方です。

(サービス・マーケティングの7Pでいうとフィジカル・エビデンスというものですが、難しい言葉に置き換える必要はないと思っています。)

要はこういうことです。

サービスは目に見えにくい。だから、お客様は「目に見えるもの」を手がかりにブランドを記憶する。

ケーキ屋さんの場合、味も大事ですが、味はご本人やご家族の口の中で完結してしまいます。

他人の目に触れて記憶として残るのは、紙袋・ショッパー・包装紙・リボン・ステッカー、そういった「持ち帰る側」のもの。つまり、皆さんが日々納めている商品です。

ところが、現場のオーナーさんとお話ししていると、内装やショーケースには強いこだわりを持っているのに、紙袋やラッピングは「業者さんから仕入れた汎用品のまま」になっているお店が、思ったより多い印象です。

これはオーナーさん個人の意識の問題ではなく、「紙袋までを含めたブランド体験」を一緒に設計してくれる業者さんと出会えていないだけという見方もできるはずです。ここに、業者さん側からの提案余地が大きく残っていると、私は考えています。


3. 通常期の予約の約9割が誕生日。袋は「お祝いを運ぶ道具」

「いつでもケーキ」の予約データを見ていると、通常期に入る予約のおよそ90%が「誕生日のお祝い」目的でした。

クリスマスや母の日のようなイベントを除いた、普段の日常の中で動いている注文のほとんどが、「誰かの大切な日」のために生まれています。

そう考えると、業者さんが納めている紙袋は、単なる「持ち運び用の容器」ではありません。

「誰かのお祝いを家まで運ぶ道具」 です。

そう捉え直した瞬間、その紙袋に求められる役割が、少し変わってきます。

・持ち手は、片手で長く下げても傾かないか

・印刷は、家族写真の背景に映り込んでも違和感がないか

・受け取った瞬間、「ちょっと丁寧なお店だな」と感じてもらえるか

派手に主張する必要はありません。

ただ、「お祝いの主役と並んで写真に写ったときに、ちゃんと脇役を務められる」かどうか。

そこまで含めて、デザインや素材を提案する視点が、これからの業界には必要になるはずです。


4. 業者さんが提案資料に1行加えるなら

ここからが今日いちばん書きたかったことです。

私がもし紙袋業者さんやショッパー業者さんの営業担当だったら、ケーキ屋さんに提案するとき、機能性や価格の話に加えてもう1つ、「この紙袋は、お祝いの場面に並んだときに、ちゃんと脇役を務められるか」という視点を必ず添えます。

具体的にはこういうことです。

・主役のケーキとロウソクと家族の手元を撮るときに、紙袋がフレームに入っても色がぶつからないか

・ロゴが大きすぎて主役より目立っていないか

・受け取った瞬間に「ちょっと丁寧なお店だな」と感じてもらえる手触りか

・持ち手の高さは、片手で長く下げても傾かないか

ケーキ屋さんは、商品としての紙袋の話には慣れています。でも 「お祝いの場面に並んだときの脇役性」を一緒に考えてくれる業者さん とは、まだあまり出会っていないように思います。

「広告として正しいか」ではなく「記憶として正しいか」。この一行を提案資料に加えるだけで、商談の温度が変わる場面があるはずだと、私は考えています。


5. 取引先のケーキ屋さんが儲かると、紙袋もたくさん売れる

もうひとつ、業界関係者の方々と共有したい数字があります。

「いつでもケーキ」の導入店舗のデータでは、予約の約51%が営業時間外に発生しています。1店舗あたりの営業時間外の売上は 71万〜126万円。これは電話だけでは絶対に受けられなかった売上で、紙袋やショッパーの需要もそのぶん増えています。

ケーキ屋さんの予約注文が増えれば、必然的に、箱・ショッパー・紙袋の出庫数も増えます。お祝いケーキの注文比率(約90%)が変わらないなら、ギフト用のリボンや装飾品の使用率も比例して伸びます。

つまり、ケーキ屋さんに「儲かる仕組み」が届くと、紙袋業者さんやパッケージ業界の売上にも自然と波及する構造があります。これは「いつでもケーキ」というシステムだけの話ではなく、ケーキ屋さんが価格ではなく体験で選ばれるお店になれば、紙袋業界も一段上がるという大きな流れの話です。

ケーキ屋さんのブランドは、店内のショーケースで完成するのではなく、お店を出たあとの数十分で仕上がっている。

そして、その仕上げを支えているのは、業者さんが日々納めている紙袋・ショッパーです。

私はこの構造を、もっと業界関係者の方々と一緒に育てていきたいと考えています。


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▼ 業界関係者の方々へ

この記事を、紙袋・包装材・装飾品・送り状・原材料・機材など、ケーキ屋さんと取引のある業界関係者の方が読んでくださっていたら嬉しいです。「いつでもケーキ」は、ケーキ屋さんを儲かる仕組みに変えるためのプラットフォームですが、その先には、業界全体が一段上がる景色が見えると思っています。情報交換できる機会があれば、ぜひお声がけください。

がだんだん株式会社 代表取締役 福井佳亮


ケーキ店専用 店頭受取予約+AI販促プラットフォーム「いつでもケーキ」



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