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新緑の青もみじはオマケ♪目的は「叡山電車」の旅

GWだというのに、塾の宿題が大量に出ている
中学3年・受験生にっくん。
夫も仕事だし、旅行も帰省もできない中で、
1日くらいどこかおでかけしようよ~と誘ったら、

「叡山電車に乗りに行きたい!」

とのこと。

長男にっくんは、物心ついた頃から鉄道一直線の
鉄ヲタです。
行きたい場所は、だいたい電車にまつわる場所で、
「嵐電に乗りたい」から嵐山へ行き、
「大和西大寺駅の線路が見たい」から平城京と奈良の大仏へ行き、
「京都駅のホームで、入線する電車がレールのジョイント(継ぎ目)を通過する音を聞きたい」から京都駅へ行く…

頭の中が、電車でうめつくされています。

今回は、「叡山電車に乗りたい」がメイン。
マンガンクロッシングという分岐が見たいらしい。
そこに、みんなが楽しめる観光要素を加えるのが、母の仕事です!
叡山電車は、秋の紅葉のトンネルが有名で、
比叡山へ行く叡山本線と、途中から貴船・鞍馬へ行く鞍馬線とに分かれています。

そこで今回は、
新緑の青もみじを眺めつつ、
終点の鞍馬駅まで行って鞍馬寺へ行く旅

を計画しました!
我が家のGWのおでかけの記録です。
(ふぅー、いろいろ調べて既にぐったり…)

**

出町柳駅から、叡山電車に乗り込みます。
2両編成の小さな電車、
無人駅が多いため、下車する際は、
車両の1番前にいる運転士さんのところでICカードをタッチするか、バスのような料金表を参考にお金を払います。
私たちのように観光で来ている人だけでなく、
沿線に住む人たちの生活の足としても活躍しているよう。
京都市の北部の町中を、電車はどんどん進みます。

にっくんは、景色よりも
線路の分岐を見ています(笑)
これが例の「マンガンクロッシング」
普通の分岐とどう違うのか、何度聞いてもわからない母。


途中から緑が多くなり、電車は山の中へ。
「電車はまもなく、もみじのトンネルを通過します。みなさま、車窓をごらんください」
という車内アナウンスが流れ、電車のスピードがゆっくりに。

もみじのトンネル!

車窓にいっぱいに、新緑の青もみじ!
この日は雲一つない晴天だったので、
青い空と、黄緑色のもみじ、
そこに差し込むおひさまのキラキラがまぶしくて、
美しい景色に「わぁ~!」と歓声があがりました。


電車が終点の鞍馬駅につきました。
駅前には大きな天狗の顔がお出迎え。


そこから、鞍馬寺へと進むと、
どっしりとした仁王門が見えてきました。

お天気サイコーでした!
門に近寄ってみる。
この古き良き、味わいのある仁王門
青もみじのトンネル!気持ちいい


せっかく行くのだから、子どもたちには学校で学ぶ歴史の知識とつなげてほしいなぁ、と思い、下調べしたことをちょっぴり説明しました。

・今から1200年以上前、奈良時代末期に、鑑真和上の高弟・鑑禎上人が毘沙門天を祀ったのがはじまり
→にっくん「鑑真!歴史で習った!
ひぇー、えんりゃくじいさん、天才だ!(比叡山・延暦寺・天台宗・最澄)
高野豆腐、真空パックで金剛峯寺!(高野山・真言宗・空海・金剛峯寺)」
(スラスラと暗記文が出てくるあたり、さすが受験生)

・清少納言の『枕草子』に、「近うて遠きもの、くらまのつづらをりといふ道」と載ってる
・紫式部の『源氏物語』にも鞍馬寺が登場する

→くんちゃん「むらさきしきぶ、本にのってたよ!」(その本が、実は数年前に買った「たのしい幼稚園」だったという驚き)

・源義経(牛若丸)は、7~16歳の間、鞍馬山で修行していた。天狗に兵法を授けられたという伝説がある。
→はっくん「あ~、源義経の伝記に、天狗のこと書いてたわ!」(←伝記好きのはっくん。3年生の時に読んだらしい。その後、牛若丸の子ども時代の話をたくさん教えてくれた…!)

・武田信玄、豊臣秀吉、徳川家康などの武将が先勝祈願をした。
・与謝野晶子の歌碑もある。

→にっくん「え、めっちゃ有名どころが来てるじゃん!鞍馬寺すごっ!」
(お母さんも同じ感想です!中学レベルの社会の知識しかない私でも知ってる名前がたくさん出てきた!)

・鞍馬寺は、仏教だけでなく古神道や山岳宗教などの要素も含まれている。宗派にとらわれない懐の深さがある。

…思った以上に学びの多い場所でした、鞍馬寺。
「叡山電車」のついでで来たのに…想像以上!


仁王門から本殿までは約1kmの上り坂ですが、
足腰の弱い方のために、ケーブルカーも用意されています。
山登りがてら徒歩で行ってもいいかな~と思っていましたが、
「ケーブルカーに乗りたい!」という鉄ヲタの主張を尊重しました。(結果的には、それでよかった!)

ケーブルカーは、30人乗りの比較的小さなもので、
びっくりするくらいの急坂を、2分で登ってくれます。
もし歩いた場合、清少納言が書いたとおり、本殿までは九十九折(つづらおり)の道で、
にっくんに「なんでこんなくねくねした道になってるの?直線距離なら近いのに!」と言われましたが、ケーブルカーで登ってみて、その理由がわかりました。
急すぎるんです!
だから、幾重にも折れた道を、少しずつ登っていくしかないのでした。
(にっくん「箱根登山鉄道のスイッチバックと一緒だね☆」)

行き:オレンジ  帰り:水色
のルートにしました。

ケーブル山上駅に着くと、視界が開けて、比叡山などの山々がとてもきれいに見えました。
本殿への道も、赤い灯篭と新緑のコントラストが美しい。
立ち止まると、緑いっぱいの涼しい空気が流れ、
木々のゆれる音、鳥のさえずる声、木漏れ日の光、
5月の気持ちよさを体中に感じながら歩きました。

急な階段を登ると、本殿金堂に到着!
広々とした本殿の前は、金剛床と呼ばれ、
「宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模し、内奥に宇宙の力を蔵する人間が宇宙そのものである尊天と一体化する修行の場」なのだそう!(帰宅してから知った。写真も撮り忘れた。涙)
すごいパワースポットだったらしいです。

私たちはクリスチャンなので、ここでお祈り・お参りするかは、少し悩むところ…。
そんなわけで、本殿からだいぶ離れたところに、
遠慮がちに佇む私たち親子。

でも、この前↑、金閣寺&北野天満宮に行った時のことを書いたら、神社の巫女さんのバイトをしたことがある友人が、こんな話をしてくれたんです。

「無宗教だから適当なことを言ってしまうかもしれないけど、
神社でバイトしてた時の感覚からすると、
個人的には、信心するかどうかと
現地に行って手を合わせるかどうかは
別で考えていい気がする。
信じて祈る…ではなく、
お邪魔してます。くらいの感覚で、
人の家に行ったらその家の作法に従うくらいの気持ちでも。」

なるほど!と思いました。
お邪魔してます、の気持ち。
人の家の作法に従うような気持ち。
そう考えたら、神社やお寺に行く時に、どう振る舞うのがいいか、答えが見えたような気がしました。

キリスト教の神さまを信じているけれど、
日本にはたくさんの神社やお寺があって、
観光として、学びとして、
またはその空気感を感じてみたくて、
行ってみたいところがたくさんあります。
きっと子どもたちも、これからいろんな神社やお寺に行く機会があるだろうけど、
どう振る舞うのがいいか悩んで、せっかく行く機会がモヤモヤで終わってしまったらもったいないなぁと思っていました。

友人からもらった言葉を子どもたちに伝えて、
鞍馬寺の本殿の前で、みんなで手を合わせました。

「鞍馬寺の神さま、仏さま、お邪魔してます。
仏教も神道も山岳信仰もキリスト教もみんな、
すべての人が幸せに暮らせるように、
お守りください。」

最後に思わず「アーメン」と言ったら、
子どもたちに「えー!違うでしょー!」とツッコまれました(笑)


鞍馬山入山の時にいただいた券に、
こんな言葉がありました。

1人ひとりが、心にともし灯をともして、
より良く生きること。
それが広がって、世界をより良くしていくこと。
その想いや願いは、
宗教を超えて共通なのだと、
嬉しいなぁ、そして心強いなぁと、思いました。


本殿から、さらに山を登っていくと、
貴船神社まで行くことができるようです。
ただ、貴船神社⇔叡山電鉄の貴船口駅が、けっこう遠い。
この後、京都高島屋で「大ピンチ展」を観る予定だったので(大ピンチ展については別の記事で!)、
貴船神社までは行かないことにしていました。

ただ、貴船神社へ行く途中に、
「木の根道」という場所があって、
これが、「天空の城ラピュタ」の世界みたいで!
ジブリ大好きな子どもたちが、ここはどうしても行きたい!と言うので、
「木の根道」まで行ってから、来た道を戻ってくることにしました。

本殿から山道を20分ほど登ると、
「木の根道」に到着!

まさにラピュタの世界!
木漏れ日が差し込んで、幻想的でした

この辺りは岩盤が固く、杉の根が地下に張れずに地表を這い、このようになったのだそう。
ここで、源義経が跳躍の稽古をしたと言われています。
くんちゃんも、木の根の間をピョンピョン。
あの…頼むから足引っ掛けて転ばないでね。
おんぶして山道下れないから…!

源義経は、7歳から16歳までを鞍馬山で過ごした…
ということは、今の3兄妹(8歳・11歳・14歳)の頃は、ここで修業をしていたということになる。
この多感な時期、まだまだ甘えたい歳頃に、
親元離れて、山の中で修業するなんて、
すごいねぇ…としみじみする私たちでした。


帰りは九十九折の道を下ります。
下りでもけっこうキツイので、歩いて登ったら大変だったなぁ…と思うのと同時に、
歩いて登るからこそ、本殿にお参りした時のありがたみがより感じられるのかも…とも思いました。

由岐神社の前にあったご神木
木を神さまとする気持ちがわかるなぁと思うくらい
どっしりと、威厳のある樹齢800年の杉の木

歩いていたら、
「コロロロロロロ〜」
という音が。
もしかして、キツツキ!?
数年前の朝ドラ「らんまん」で、高知の山奥で聞こえていたあの音。
にっくんが、「初めて聞いた!」と感動していました。
もしくは、「木霊(こだま)」!?←もののけ姫の。
くんちゃんは、こだまに1票!でした。

帰りは、展望列車「きらら」乗れました♪

天井付近まで窓になっていて、
もみじのトンネルを存分に味わえます♪
ただ…日差しもたっぷりで、車内だけど帽子かぶりました


鞍馬から乗る人はそこそこの人数でしたが、
次の貴船口から、貴船神社にお参りしたと思われる人がたくさん乗ってきて、満員電車に!
鞍馬駅に戻ってくる選択は正しかった…。


叡山電車にゆられて30分、山奥から町へと景色は流れ、終点の出町柳駅に到着しました。
出町柳駅で、この旅の、密かな目的。
出町ふたばの豆もちを買うこと!!
…だったのですが、GWで、しかもこの日5月5日。
店の前に、それこそ九十九折りになった行列、さらにお店から横断歩道を挟んだ向こう側にまで列が続いていたため、断念しました(泣)

豆もちは、また今度、連休とかじゃない日にリベンジします!
それを差し引いても、とても良い旅でした。
神さま、お天気のプレゼントをありがとう♪

この後に行った鈴木のりたけさんの「大ピンチ展」については、こちら↓


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