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クジラと蛇口 227【ちょっと】


こころにも優先席がひとつある ちょっと座って休んでいけば?/藤田美香

 ↓ ↓ ↓

【ちょっと】
受付が混み合っている皮膚科にてちょっと痒いと外国のひと/蛇口ひろこ

※美香さん、次は「外国」でお願いします。


■美香さんの短歌
この歌ちょっと怖いよね。
指定席じゃなくて優先席なんだもん。もっと優先される人が来たら代わらなくちゃいけないんだよね。でもいっとき休むことができればいいのか。どうなの。これは優しさなの?親切なの?突き放されてるの?
けどこのくらいがほどよい距離感なんだろうなぁ。無理して援助しても、それが当たり前だと思われて、通常に戻したときに逆上されるってよく聞くもんね。前が特別だったんですよ?→でも前はやってもらえた! の繰り返し。実際遭遇したことあるよ。そういう場面に。言われたのは私じゃないけど。やってもらっていたことが過剰なサービスだったんですよ?と言っても通じなかったよね。


■前回の私の短歌

優先席で眠る泥酔客だけを乗せた列車の扉が閉まる/蛇口ひろこ

たくさん感想を書いてもらって美香さんの短歌に対する思いまで読めて幸せ。ありがとう本当に。
すべてにあえて触れないでおこうかと思ったけれど考えに考えて書いておく。私が住んでいるところは相当な田舎”かもしれない”です。
ファンタジーとして読んでもらいたかったので、とてもうれしい。読み手を信じて手放しました。「扉が閉まる」ことを拒絶と読み取らなかったのすごい。私はちょっといじわるな気持ちも込めた(笑)
美香さんやっぱり根がいい人なんだと思う。(根がって!笑)
あと、出してから、助詞が違ったかなぁ、とちょっと思った。

優先席に眠る泥酔客だけを乗せた列車の扉が閉まる/蛇口ひろこ

のほうがよかったんじゃないかなって。
ファンタジーに限定するならこっちかもね。そうじゃないなら元のでいいのかも。


【211.布団→212.込→213.メモ→214.生→215.忘→216.日曜→217.隣→218.冷蔵庫→219.人参→220.彩→221.音→222.牡丹→223.座敷→224.仁王立ち→225.泥酔→226.優先席→227.ちょっと】


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