5月に観た新作映画
令和8年5月に観た新作映画は6(+0)本。
◆カウントする対象作品:
・劇場で観た新作映画
・配信で公開された新作映画
・劇場公開日から1年以内に自宅で観た映画
・劇場で観た旧作映画(括弧で表記)
🥇:アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ
🥈:顔を捨てた男(A24)
🥉:愛はステロイド(A24)
*劇場観覧した旧作はありませんでした。

以下、観賞後のツイートを引用しながら、一言添えていきます。
▼顔を捨てた男

これは圧倒的にキャスティングの勝利。MCUきっかけでブレイクしてある意味「マスクを覆ったまま」スターに成り上がったセバスチャン・スタン。そんな彼が演じるのは、顔が奇形に腫れる病気が治ったのに逆にアイデンティティ喪失に苦しむ男。なんてヒリヒリする映画だ!

ネタバレ)物語の序盤は『ジョーカー』(2019)と似ている。あちらは精神異常者の男が見た妄想というオチだったが、こちらは寄り添ってくる女の方がどこかしら常識や倫理観が破綻していることが2時間の映画の中でだんだん顕著になっていく脚本で、エッジが効いていて面白かった。
▼ザ・ボーイズ(シーズン5)

先月からの続きです。
第6話:物語が大きく動いた。セイジの致命的な判断ミスで一番起きてはならない事が起きた。物語の設定上「世界で一番頭が良い人物」なのに、物語を動かすためにバカになる脚本に正直ガッカリ。ある程度は仕方ないけど、もう少し上手くやってくれよ。…まさか、これも計算?
第7話:今回は先週のセイジの不甲斐ない失敗をフォローするような話。あまりにもクリシェな脚本に少し辟易していたが、ラストで大事件が起こり私の評価は大逆転した。いいねファイナルシーズンらしくなってきた!あと1話で全てが終わる。最終回とても楽しみだ。
第8話:完走!なんか…そりゃフィナーレはこうするしかないよねwって感じ。大まかな筋書きには納得だし、いくつか優れたシーンもあったが、脚本がご都合主義になってしまった部分も散見されて正直すこし残念な気持ちはある。…でもシリーズ全体ではとても楽しめた。感謝!
*余白を持って残されたキャラがまだ沢山いるので、これから続くスピンオフ作品群も楽しみである。それこそマリーモロウは勿論のこと、クイーンメイヴやセイジもコンパウンドVを飲めばいつでも能力復帰できるだろうし(キミコがそうだったよね?一気見したので記憶が曖昧だけど😅)

アマゾン史上最大のフランチャイズの「弱い結末」に、怒り心頭の海外ニキ達が続出している。彼らが主張する中では、このティザーポスターの内容がまったく描かれなかったことに失望したという点については、私も納得した。見たかったよね、崩壊したヴォートタワーと、宇宙から核爆発?を傍観するホームランダー。
▼ベートーヴェン捏造

古田新太がベートーヴェン?…という大胆な企画だが、そこは脚本バカリズム。演劇を意識した更生で人種の壁を華麗にクリア。オール日本人キャストで描かれるヨーロッパでも違和感なし。Amazonの潤沢な資金のおかげで日本映画らしからぬリッチな仕上がり。
ノーランの『オデュッセイア』が地中海沿岸の物語なのにギリシャ系の顔立ちのメインキャストが1人も居ないことで大炎上している。そちらも何かしらの演出意図があってそうしているなら良いのだが、それが見えてこない限りは残念ながら私はあまり観たいと思えない映画だ。『ベートーヴェン捏造』はその一つの解決策を提示している。
▼■ファイトクラブ

あっぶね。
ファイトクラブ4K、知らずに買うところだった。俳優の顔のシワを消す。天候を変える。カベに汚れを足す。他にも色々…なんで昔の名作にこんな修正を加えるんだ?俺はシンプルに4Kスキャンして綺麗になった「あのファイトクラブ」を観たいんだよ!
…慌てて予約キャンセルしたわ。
スピルバーグが後悔して元に戻した『E.T. 20周年アニバーサリー特別版』に続き、『スターウォーズ特別篇』も改変前のオリジナル版が2027年に劇場公開を控えているのが最近のトレンド。CGでたくさん修正を入れた『ファイトクラブ4K版』は時代にも逆行していると言える。
上記のツイートは国内外の映画系アカウントに拡散されて、79万インプレッション、7,000いいねを超えた。日本時間で土曜の夜に投稿したので、日本では日曜日にアメリカなど海外では土曜深夜から大いに出回ったらしい。
あっぶね。
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) May 9, 2026
ファイトクラブ4K、知らずに買うところだった。俳優の顔のシワを消す。天候を変える。カベに汚れを足す。他にも色々…なんで昔の名作にこんな修正を加えるんだ?俺はシンプルに4Kスキャンして綺麗になった「あのファイトクラブ」を観たいんだよ!
…慌てて予約キャンセルしたわ。 pic.twitter.com/beGVLEyEg8
映画関連のポストで一定以上に拡散されると、自動翻訳されて世界に旅立つから、一気に閲覧数とリプライ数が跳ね上がるのな。白熱する議論。とてもじゃないが全て読み切れないし、ましてや応答は不可能。なんか自分が結成したクラブを制御できないナレーター(ノートン)に感情移入しちゃった。(笑)
そんなわけで2009年版のブルーレイを再視聴した。

天候や背景などに修正を加えたシーンはほとんどが1秒未満のカットなので、もしかしたらフィンチャーはサブリミナル的な効果を狙って遊んでるのかもしれない。
ただ、ヘレナボナムカーターのシワやデキモノを消したのはやっぱり気になりそうかな。
今回の4K版はスチールブックがめちゃ格好良いので、ファイトクラブが好きな人やコレクションしてる人は買った方が良いと思う。

一種の”間違い探しゲーム”だと思えば、画面の修正点はちょっとした遊びとして許容できる範囲。そもそも映画の根本テーマに大きく影響を与えるものでもないだろうし。
▼愛はステロイド

信頼に応えるA24映画。1980年代を舞台としたレズ物だがWoke的な押し付けは無く、大胆な脚本と演出でセンスオブワンダーの快楽に浸れる良作。
唯一の不満はテキトーすぎる日本語タイトル。原題に忠実にすれば『たぎる愛の血潮』って感じ…ってそれじゃ客が入らないか。(苦笑)
▼ヒックとドラゴン 実写版

完全にアニメをトレースしてる脚本で、正直だったらアニメ観れば良いじゃんと思ってしまった。ただし主人公が初めてドラゴンと空を飛ぶ名シーン(マンオブスティールに匹敵する迫力と高揚感!)以降は完全に実写版の勝ち。
▼ワーキングマン

ステイサム&エアー監督コンビの2作目。1作目のビーキーパーと比較すると地味な作りになって興行収入は半減したが、個人的に好きなのはこっちかも。とにかくビジュアルが終始クールだし、森の中で光るドデカ満月とか意味不明にオモロい画が出てくるので油断できない技ありの一本。
3作目が動き出してた。「名無しの男」が主人公の映画『ジョン・ドゥ』が制作中。公開時期は未定。期待しちゃうぜ!
>その映画は「記憶も過去も名前もない男――そして忘れられない唯一の顔、エリザ」の物語を描くことになる。彼のアイデンティティの断片が戻ってくると、彼はまだ進行中の任務のために訓練されており、彼を送り出した人々に追われていることに気付く。敵が迫る中、ジョンは自分が始めたことをやり遂げるか、あるいは自分を人間らしく感じさせる唯一のもの、すなわち愛を守るかを選ばなければなりません。
久しぶりに確認したくなってスーサイドスクワッドを観た。脚本と編集はマジクソだけど、ビジュアルだけはバチくそ格好良い瞬間が多くて、扱いに困る映画。35mmフィルム撮影だから暗闇が美しい。ああ、エアーカット公開してくれ。本当は4K UHDで観たいけど、信じて買わずに待ってるんだよ。
▼スパイダー・ノワール

まずは第1話まで視聴。これはメチャ面白いぞ。最初はスパイダーバースでのキャラ設定も踏まえてモノクロ版で見始めたが、構図が現代的なのでカラー版の方がマッチすると思って切り替えた。そのカラー版はアメコミ紙面のような派手な色合いに調整してあり、とても味があって良い。
ああ、やっぱり。調べると日本語でも英語でも記事が出てくる。
公式インタビューでケイジは、モノクロ映画に馴染みのない若い世代にとって、白黒の映像はそれだけで距離を感じさせるかもしれないと考えたと説明。そのため、カラー版も用意することを提案したのだという。ただし、単純に色を付けるのではなく、「後から着色されたクラシック映画」のような質感を目指したそうだ。
この考え方は、敢えて「紙面を見てるようなエフェクト」をかけてるスパイダーバースと似てる。SONYいいね。
ニコラス・ケイジは「モノクロで見てくれ」って言ってるけど、私は断然カラーの方が良いと思う。
画面構図やカメラ移動が全然モノクロ映画っぽくないので、白黒であることが無駄なハンディキャップのように感じるショットが多いから。
これはゴジラ-1.0でも感じたこと。
@まいるず James Miles ⚒️:
配信始まって再視聴したけど、やはり私の感想は変わらずだなあ。ゴジラ-1.0は舞台こそ昭和だが撮り方が現代っぽいので、色が無いことのストレスが大きい…
逆に言えば、現代っぽい作りだったからこそアメリカでも高評価を受けたというのはあるだろうけどね。マイナスワンはフルカラーが良き。
ゴジラ-1.0のモノクロ版は絶賛してる人が多かったけど、個人的には絵づくりやカット割りが現代的な映画なのでミスマッチだと思えた。
逆にシン・ゴジラ:オルソは昭和的なシーンが多くてモノクロ版が良くハマってたと思う。
▼アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ

圧巻の第3作を自宅で初視聴。ドラマとアクションの組み立てが秀逸で、終始魅了された。14.8億ドルで世界歴代興行収入16位にランクインも納得の面白さ。映像技術の進化もマジで凄い。第2作とほぼ同じ内容って言ってたヤツ出てこい!全然ちがうじゃねーか!
▼Tier表(新作のみ)

▼さ〜て、来月の映画館は?
6月公開作品で気になるのは…

マスターズ・オブ・ユニバース(6/5)
シラート(6/5)
モータルコンバット ネクストラウンド(6/5)
Michael マイケル(6/12)
エレノアってグレイト。(6/12)
DIE MY LOVE ダイ・マイ・ラブ(6/12)
NEW GROUP(6/12)
ユマカウンティの行き止まり(6/12)
黒牢城(6/19)
偏向報道(6/19)
スクリーム7(6/19)
マジカル・シークレット・ツアー(6/19)
急に具合が悪くなる(6/19)
億万長者の不都合な終末(6/19)
君は映画(6/19)
■愛の世紀(6/20)
■アワーミュージック(6/20)
四月の余白(6/26)
ロングウォーク(6/26)
スーパーガール(6/26)
●関連記事
(了)
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