昔のじぶんにインタビュー|コロナ禍期編【メタ認知習慣化作戦*3】
メタ認知が苦手な私が、メタ認知を習慣化するための試行「昔のじぶんにインタビュー」の第三段。
写真ストックから、この試行に使えそうなものをピックアップ。“そこにいる(過去の)じぶん”にインタビューする。今回の取材対象は、数年前の私。

過去のじぶんについては、客観視しやすくするため、いまのじぶんから切り離して(擬似的に)他人と見なす。インタビューでは、“この人物”を「岡光(オカミツ)」と呼称。インタビュアーは、いまの私(「記者」と表記)。
◆
数年前の私にインタビュー
記者 2020年4月10日の岡光さん、バンダナをマスクにしているのですか?
岡光 そうですよ。ネットのニュースでニューヨークの市長が<医療用マスクは医療用に確保しておくべきなので、市民全員に外出時に口と鼻を覆うフェースカバーを着用することを推奨。スカーフやバンダナなどの布を使用する例を提案した>ってことを知って、そりゃ、ええこっちゃ!と思ったので、バンダナマスクをすることにしたんです。
記者 お洒落な感じですね。
岡光 でしょー!(嬉しそうに微笑みながら) このバンダナね、百均で買ったんやけど(安くて良いものを買ったという自慢げな口調で)、ええデザインでしょー。
記者 バンダナの下に別のマスク、してます? 二重マスク。
岡光 してません。
記者 バンダナだけでは感染予防ができないのでは?
岡光 う〜ん…そもそも、マスクで感染を防げるんやろか?
記者 はいっ?
岡光 同じ気休めなら、お洒落に決めよう、という感じ?
記者 (・・・こいつ、お気楽野郎?)
記者 2021年10月30日の岡光さん、フォーマルな装いですね。なにか特別な行事にでも行かれるのですか?
岡光 はい、これから京都へ。甥っ子の結婚式があるので。
記者 サングラスで結婚式に?
岡光 あぁ、これ、着脱式なん。2WAYグラスっていうのん?メガネとサングラスを磁石で簡単に着脱できるん! ほら、ほらっ、こんな感じっ!(と、嬉しそうにサングラスを着脱してみせる)
記者 マスク、フィットしてます? 使いごこちは?
岡光 マスクねぇ…いろんなタイプの買って試してるんやけど、どれもイマイチな感じかなぁ? 今日は甥っ子の結婚式ってことで見た目重視? 参列する人たちにクールな伯父さんって印象を持ってもらおうってことで、コレにしました。
記者 (・・・こいつ、お調子者?)
記者 2021年11月21日の岡光さん・・・その格好は?
岡光 ん? なに? キツネのお面のこと? これ、京都の伏見稲荷のお土産物屋さんで買ったのん。
記者 いや、キツネのお面だと言うことは一目でわかりますが、なぜ、頭の上?帽子の上にかな?被っているのですか?
岡光 あぁ、お土産屋さんでね、若くて可愛い女性店員がね、支払の時に『包装はいりません。帽子の上から被って帰るんで』ちゅうて被ったら、『かわいい♪ 鏡ありますよ』と、鏡を出してくれたん。で、そのまんま、帰宅するまで、ずっと、このスタイルで。写真は京阪電車の伏見稲荷駅で電車待ちしているときに自撮りしました。
記者 (・・・こいつ、目立ちたがり屋?)
記者 2022年2月5日の岡光さん、なんか重装備?ですね。
岡光 寒いの苦手なんよ。飛行帽?っていうの、これ、めちゃ暖かい。マスクも二重にしてる。感染防止のためではなく、防寒目的で。あと、クーフィーヤ(アラブ世界で広く使用されている伝統的な頭布)をマフラーにして、ダウン着て、2月如月(衣更着=寒さが厳しく、重ね着をする月)、どんとこい! かかってきやがれっ! なファッションやね。
記者 ほほぉ・・・
岡光 そうそう、毎朝、出勤時の駅前ですれ違う知人なんだが、この格好でもちゃんと僕やってことがわかるようで挨拶してくれる。なんで、わかるんやろ?
記者 (・・・そりゃ、あんたが妙な雰囲気を放っているからちゃいますか?)
◆
対話は、まだまだつづきましたが、記事にするのは、ここらあたりまでで。今回は、なんか、微妙な感じやった。
天真爛漫というか、ガキっぽいというか。確認できたのは、あのコロナ禍を、さほど深刻に捉えず、のらりくらりとやり過ごそうとしていたということ。かな?
今回も目的は、メタ認知を習慣化することにあるので、あえて詳細な考察やまとめはしません。あのころは、あんなんやったんや、ええとこはそのまんまで、そうじゃないとこはなおさなならんな、といった、ちょっとした気づきがあれば、それで、ええやん?
メタ認知のトレーニングに、うってつけかも。
私と同様にメタ認知が苦手な方、ぜひ、やってみてください。少しでも、みなさまのお役に立てたなら、嬉しいです♪
*ポイント*
メタ認知の本質は、「じぶんを客観視する行為」と「そこから得られる気づきや習慣」を「自己対話のループ」として繰り返すプロセスそのものにあるのかもしれない。
自己理解が深まるのは、あくまでも、そのプロセスから得られる結果なので、自己理解を深めることに過度に執着しないよう留意することが大切。
※ATTENTION! 要注意! な事項
この方法をお試しの最中に、ネガティブな感情に包まれたら、即効、中止してください。記憶は思い起こすたびに、脳に強く刻まれるそうですので。
もし、そうなったら、これを機に、そんな思いを惹起させる写真を、いっそ捨ててしまう(データなら消去する)のが良いかも。
*補足|用語解説*
※注1:「メタ認知」とは元々は認知心理学の用語で、1976年に米国の心理学者ジョン・H・フラベル(John H. Flavell:1928年9月-)が定義した「メタ記憶」という概念が「メタ理解(理解を理解する)」→「メタ注意(注意に注意する)」→「メタ認知」へと発展した。
当初は教育学や脳科学の分野で使われていたが、近年になってビジネス分野でも注目されるようになった。なお、メタ認知という概念の起源は古代ギリシャの哲学者「ソクラテス(Socrates:紀元前470年頃 – 紀元前399年)」が提唱した“無知の知”だという解釈もある。
KEY WORD
客観視:
物事や状況を個人的な主観(先入観、感情、立場など)を排除して、ありのままに見ること。
自己客観視:
じぶんの言動の傾向や思考のパターンなどを、第三者的な視点から見直すこと。
メタ認知:
じぶんの認知活動(知覚、注意、記憶、学習、思考、感情、判断など)を客観的に把握・理解して、必要に応じてコントロール(調整)すること。
メタ思考:
メタ認知によって把握・理解した事項を異なる視点から俯瞰して問い直すこと(考えることについて考えること)。
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