わたしの過去のnote記事で中学・高校・大学入試レベルの国語の文章読解問題をつくってみた。
はじめに
ふと、ある目的でGemini3(高速モード)にお願いして、わたしの過去のnote記事
で国語の文章読解問題をつくり、まずわたしが解いてみた。以下はその結果。問題、解答、解説、参考でならぶ。そののち解いたわたしの感想。
きょうはそんな話。
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以下の文章を読み、以下の問いに答えなさい。
はじめに
もしかしたらさまざまな行動で言えるかもしれない。「こうするとうまくいく」は、しごとのうえでは必定。一方で、「そうしてしまうとほぼよくないほうに向かう」というのもありそう。わたしの場合には体力の周辺にありそう。
はたけしごと
外で動く作業は、とくに盛夏の昼間はどんな方でももはや危険レベル。避けられるならば自重して行わないほうを採択する。問題はそこそこの気温の場合。機械をつかわないので持ち合わせる体力と相談しつつ行う。
あるいはヒトといっしょならば、おたがいのようすを途中で何度か確認しながら早めのタイミングで休む。いずれもめいっぱいをつづけて行うのは避けたい。同時にそれまでの経験からこのままつづけるとよくないと体が信号をあたえつつあると把握するのはたいせつ。その予兆を無視してはならない。
よくありがちな
慎重で臆病なわたしとてそんなあやうい経験が何度かあるし、家族もそうだった。家族の場合には多少無理しがちなこともありこちらは気が気でない。わたしはひとりで作業する際には、瞬間はべつにしても、定常的な作業については持ち合わせる体力の半分を超えないあたりで地道におこなう。
時間が多少かかろうとも、効率は多少悪かろうとも自重して地道におこなう。まだじゅうぶんやれそうでも、早すぎるぐらいのタイミングで休憩する意識をつねにもつ。たとえば草刈り機はそんな事情から、敢えて油を燃料にするタイプでなく馬力のそこそこある電動モーター式を選んだ。これならば、都合のいい頃合いにバッテリーが消耗してくれる。
バッテリーの交換や充電に向かい、ちょうどいい休憩のタイミングを与えてもらえる。作業に没頭してしまうと欲が出て休憩のタイミングを失念しかねないのをきっかり知らせてくれる。
もっとくふうを
10畝を手作業で耕そうとすると、ふた畝クワで耕したあたりで1度その日のからだの具合をみる。はたからではまだはじめたばかりなのにと見えるにちがいない。調子が乗らないなあというときはひと畝ごとに小休止。場合によっては途中でやめる。まあまあのときはふた畝ごとに休憩。これで脈拍と呼吸がすこし早くなるぐらいで収まる。クワはけっして振り上げずに小さく小さく振るう。
調子がいいからと言って絶対に休息なしでいっぺんにやろうとしない。めいっぱい息があがる作業はどこかがおかしい。そんなことをしようものならば、のちの作業に響いてしまう。体力の5割を超えないままの作業はスムーズ。余裕のある判断ができるし、慣れたからだならばそれで目的を果たせる。
おわりに
けっきょくコントロールできる範囲はわたしでは5割を超えないあたり。どうも農業以外の作業でもそれがいえそう。余裕があると上で記したように大きな判断ミスを避けられそう。
ひとりで作業をやるうえで、あるいは協力してやる場合でもそうかも。すこし緩めかなぐらいが全体としてもっとも捗りそう。それに気づいたのはかなりあとになってから。ひとり突っ走ってしまうとまわりは思いのほかついてこないもの。部活で声をかけあいながら皆でいっしょに走ると思いの外、呼吸がととのい、楽に走れたのはそれだったのか。
【問1】
次の文章で、著者の主張にもっとも近いものを5つの中からひとつ選べ。
身体への負担が大きい盛夏の農作業においては、無理な計画を立てるのではなく、高性能な機械を導入して効率を上げることが、判断ミスを防ぐ最善の策である。
作業に没頭すると欲が出て休憩を忘れがちになるため、あえて不自由な道具を選ぶなどして、外部の仕組みによって強制的に作業を止めるべきではない。
自分の体力を過信せず、予兆を察知して限界まで挑むことで、精神的な余裕が生まれ、結果として仕事や人間関係において大きな成果が得られる。
常に持ち合わせる体力の半分程度に抑えて行動することは、一見非効率だが、余裕ある判断を可能にし、長期的・全体的にはもっとも物事を円滑に進めることにつながる。
集団で作業を行う際は、周囲を気にせず自分のペースで突っ走るよりも、部活動のように声を掛け合い、全員が同じ速度で体力を使い切るように努めることが重要である。
【問2】
著者が、あえて「馬力のそこそこある電動モーター式の草刈り機」を選んだ理由として、本文の趣旨と合致するものはどれか。
燃料を用いるタイプは馬力が強すぎて危険であり、慎重で臆病な著者の性格では扱いが困難であると判断したから。
効率を追求するあまり作業に没頭し、身体が発する微細な予兆(信号)を見逃してしまうリスクを、機械の仕様によって物理的に回避するため。
バッテリーの交換や充電の手間をあえて自分に課すことで、農作業の本来の目的である「地道な努力」を忘れないようにするため。
手作業に比べて格段に効率が良い機械を使いつつも、周囲から「はじめたばかりなのに休んでいる」と誤解されないよう、正当な休憩理由を作るため。
瞬発的な作業においては馬力が必要だが、定常的な作業においては体力の半分以上を消費しないことが、最も機械の寿命を延ばすと考えているから。
【問3】
「ひとり突っ走ってしまうとまわりは思いのほかついてこないもの」という記述と、最後の一文にある「部活」のエピソードを通じて、著者が伝えようとしているメッセージとして最も適切なものはどれか。
個人の能力がどれほど高くても、集団の中では他人のペースに合わせなければならず、結果として自分の体力の5割程度しか発揮できなくなるという諦念。
他人と協力して物事を行う際には、互いに厳しく律し合うよりも、あえて緩やかな目標設定を共有することで、最終的な疲労感を軽減すべきであるという主張。
全力で突き進む孤独な努力よりも、自分の出力を意図的に抑えて周囲との「調和の余地」を残す方が、組織や集団全体の持続可能性と効率を高めるという洞察。
集団で走る際の声掛けが呼吸を整えたように、他者とのコミュニケーションは自分の限界を超えた力を引き出すための強力な手段になり得るという発見。
自分の限界を5割に設定して地道に活動していれば、特別な努力をしなくても自然と周囲が共鳴し、同じ目的へ向かってついてくるようになるという確信。
正解と解説
【問1】正解:4
【解説】
畑仕事や身体感覚を通じた洞察を含む文章です。この文章は、個人の経験(畑仕事)から普遍的な教訓(仕事や人間関係、判断のあり方)へと視野を広げていく構成になっています。
正解の理由(選択肢4): 著者は「はたけしごと」の例を通じて、体力の5割を超えない範囲での作業が「余裕のある判断ができる」こと、そして「おわりに」の段落で、それが農業以外の仕事や人間関係にも共通する「全体としてもっとも捗る」方法であると結論付けています。選択肢4はこの「余裕を持つことが全体としての最適解になる」という主張を正確に捉えています。
選択肢1の誤り: 著者は機械化による効率向上を推奨しているわけではありません。むしろ、あえて馬力の低い電動式を選んだり、効率が悪くても地道に行うことを肯定したりしています。
選択肢2の誤り: 「外部の仕組み(バッテリー切れなど)によって強制的に作業を止めるべきではない」とありますが、本文では、休憩のタイミングを知らせてくれるバッテリー式の機械を「敢えて選んだ」と肯定的に述べています。
選択肢3の誤り: 「限界まで挑む」という点が本文の「めいっぱいを避ける」「5割を超えない」という主張と正反対です。
選択肢5の誤り: 「全員が体力を使い切るように努める」とありますが、本文の最後では、声を掛け合うことで「楽に走れた」経験に触れており、追い込むことではなく、余裕(緩め)を持つことで周囲との調和が取れることを示唆しています。
【問2】 正解:2
解説: 本文には「作業に没頭してしまうと欲が出て休憩のタイミングを失念しかねないのをきっかり知らせてくれる」とあります。これは、自分の意志(欲)だけではコントロールしきれない「休憩のタイミング」を、バッテリー切れという「外部要因」に委ねることで、体力を温存しようとする合理的な戦略を説明しています。
紛らわしい点: 選択肢3は「地道な努力」という言葉で道徳的に聞こえますが、著者の意図はあくまで「体力の温存と安全」です。
【問3】 正解:3
解説: 著者は「すこし緩めかなぐらいが全体としてもっとも捗りそう」と述べています。部活動の例は、一人で全力で走るよりも、声を掛け合いながら(=緩めのペースや他者への配慮がある状態)走る方が、結果として「楽に走れた(=捗った)」ことを裏付ける比喩として使われています。これは「個人の全力」よりも「調和のある余裕」の方が全体として優れているという結論を導いています。
紛らわしい点: 選択肢4は、一見正しそうですが「限界を超えた力を引き出す」という点が、「5割を超えない」とする本文の基本方針と矛盾します。
(参考)
ちなみに、作成した3題の設問を、現代文の入試レベルに当てはめると以下のような評価になります。
【問1(主張の合致)】
レベル:中学入試(上位校)〜 高校入試(標準)
理由: 文章全体の構成を把握し、筆者が最も言いたいこと(結論)を拾い上げる力が必要なためです。「5割の体力」という具体的な数字と、「全体として捗る」という結果の結びつきを見抜く力は中学レベルでも問われますが、選択肢が5つあるため、中学入試としてはやや難易度の高い「上位校」レベルと言えます。
【問2(道具の合理性)】
レベル:高校入試(上位校)〜 大学入学共通テスト(標準)
理由: 文中に直接書かれていない「著者の戦略的意図」を論理的に推論する必要があるからです。「不便な道具をあえて選ぶ」という逆説的な行動の裏にある「欲の抑制」というロジックを正確に繋げる能力は、高校入試の難関校や、共通テストの初期〜中期レベルの読解力を要します。
【問3(他者との関係と比喩)】
レベル:大学入試(中堅〜難関私立大・国公立大二次試験)
理由: 「部活動」という具体的なエピソード(具象)を、「集団の持続可能性と調和」(抽象)へと昇華させて理解する力が問われるためです。選択肢4のように「一見すると道徳的に正しく聞こえるが、本文の主旨とは異なる選択肢」に惑わされず、筆者の独自の価値観(5割の余裕)に忠実に解く力は、大学入試レベルの思考力です。
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解いてみた
*~*のしるしで囲まれた部分のうち本文はわたしだが、のこりはすべてGemini氏によるものをそのまま引用。つくってすぐに解答してみて感想をすこしばかり。Gemini氏はなかなかの作成者だなというのが第一感。こうした拙文・駄文は問題になりやすいと聞いたことがある。
AIはくさらず、けちもつけずに作業してくれた。記した本人がこちらでもよさそうだなという選択肢があるにはあった。一応、3題とも正解できた。それにしてもつたない文なのに、こちらの意図を把握しているのに感心した。
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