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カーペットクリーナーの効果を確認したくなる心理とは


はじめに


 大学でお手伝いしている仕事場の研究室はクリーンベンチを備え細胞を培養しているので、室内に入るには履きものを履きかえる。換気はそれ相応に配慮したもの。職場に早朝にむかうとまず掃除。ときに床をしっかりと布拭きする。ズボラな性格のわたしですら、仕事の結果に直結する作業ならばまったく苦にならない。家ではどうかというと…。

きょうはそんな話。

家事


 師走の店ではクリスマスがらみの音楽が流れている。とはいえわたしはふだんのまま。いわゆる大掃除は基本的にしない。各所を思いついたときに手がける。先週は大雨が窓をぬらしたことから、窓をひさしぶりに屋内外ともにきれいにした。その前の週は台所近辺の整理。というふうに1年かけてさまざま気になる個所をかたづけていく。ちょうどひとまわりする頃に新たな年をむかえる。

そんなやり方で掃除は苦にならなくなった。この部屋は教室兼用なので生徒や学生が訪れる。そのタイミングの前に目につくところをひととおり掃除機をかけたり、拭き掃除したり。

これでどうにか昨今の病の経由地にはならずに済み、わたしは感染せずにこれた。

職場で


 はたらき場ではどうか。ここは細胞培養や微生物実験用のクリーンベンチを備える。履物を履きかえて入る部屋。早朝まず向かうと掃除から。かならずそぅ~と床を掃除(舞上げないように)し、そのあと机をふく。一般的な順番からすると上から下が常識かもしれない。

ここでのうごきを考えた上でのやり方。夜のうちに床におちついた綿埃などが朝の動きで舞い上がる前に、そっと集めてしまう。必要に応じてときに床ぶきする。机の上はつねになにかしらモノがひんぱんに移動するので床ほどほこりがしていない。あくまでも特殊な環境なのかもしれない。

もう一度家で


 さて、家の床はフローリング。賃貸なのでいずれもとの状態にして出なくてはいけない。入居時のきれいな床を傷つけてしまいかねないのでやむなくいままで使ったカーペットをもとの家から持ちこんだ。ほんとうは新調したかったが、この賃貸はしばらくだけの仮住まいかもしれないから。

以前の家でもそうだったが、フローリングの掃除はわかりやすい。きれいになったかどうか一目瞭然。だがカーペットを敷くととたんに掃除はしにくくなる。わが家の掃除機の吸じんはどうもこのカーペットとは相性がよくない。あまりうまくほこりなどを吸いとってくれない。

そのため掃除機をかけたあとに手作業で目につく小さな綿ぼこりなどをひろいあつめる。淡い色の衣服を着がちな時期は暗めの色のカーペットの上で目立つのですぐにわかる。だが同系色となると見わけがつきにくい。

カーペットクリーナー


 そんな話をむすめにすると、「これがいいよ。」と教えてくれた。カーペットクリーナー。いわゆるコロコロ。粘着シートつきのローラーで、ほこりをとったらひと巻き破りあたらしい粘着面を出す。何ともエコではないが、やむを得ない。

ここは教室を兼ねておりさまざまなヒトが出入りするので、掃除機をかけたあとにもう一段の掃除としてつかう。多少の紙資源の使用もお客様のため清浄に保つにはほかに変えられない。やむなく使いはじめたが、これはさすがによくホコリが取れる。掃除機をかけたあとにカーペットの毛足の根元付近からでもとれるようすが確認できた。

おわりに


 ある程度コロコロさせるとわりとあっさり粘着力が失われる。見ためはよくないがしっかりとれるのでおもわず見てしまう。ニンゲンの心理をよくついた商品だなと思ってしまう。これだけとれるとおもしろくなってしまう。おもむろにあたらしい面を出す。そして掃除をつづける。

こうして替えのロール紙を買いにいかねばならなくなる。


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