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日ごろヒトが訪ねて来てくれることで部屋を整然と維持できていると知る

はじめに


 自身を飾るほうでない。清潔さを維持する程度。住環境もおなじぐらい。ヒトが訪ねてくるのでやはり礼儀というか、ある程度は整えたうえで迎え入れたい。それが動機となって日ごろの整然さを維持できるとあらためて知る。

きょうはそんな話。

なにかをはじめる


 事業にはそれぞれ拠点がいる。個人事業をはじめてから20年余り。そのあいだいつもいまよりよい場所はないかとつねに探しつづけた。なかなか見つかるものでない。事業用のテナントで条件がそろう理想的なところはどこも手が出ないほど高価なもの。結果として日ごろ交流する方々から紹介していただける場所は、幸運なことにいずれも割安。しかもわりと妥協できて好条件の物件。

ふつうはこんな都合のいいことばかりではない。世のなかはそう甘いものでない。高価なテナントを借りて、賃貸料を毎月支払うために事業を経営するという悪循環に陥りやすい。それに見合うだけの収入を得ることはなかなか困難なもの。これでは本末転倒。やっていて報われるものでない。

移転を機に


 おそらくだれも訪ねてこずに自分ひとりが生活するだけならば、ズボラなわたしのこと、部屋をここまで整然と片づけるはずがない。ひとりの生活の場でありながら、わずかに残る学習サポートの教室でもある。ほかのテナントはすでに昨春かぎりですべて閉めてしまったが、念のための拠点として残した。リモートでのしごとも可能。言ってみれば本拠地を変え、あらたに行う予定の事業の拠点にもなるだろうとの考えた。

もとはなにもない場所。1から必要なものだけで部屋のなかを構成できた。ほぼ3年前の移転時とほぼ変わらないまま整然としている。以前はみずから古民家をリノベーションしたり、長年住みつづけた自宅の一部をつかったりで、なかなか心底自由に使いやすくアレンジできなかった。それぞれなにかしらある不都合をくふうなどでしのいだ。

ヒトが訪れると


 少なからずヒトが訪れるのは、部屋をきれいに維持するうえでたいせつな要素だと知れる。やはり生徒が訪れるまえは失礼がないように片づけるし、そのまえのタイミングで掃除する。

それをきっかけとして定期的にきれいにする。これはズボラなわたしにとってふさわしいことにちがいない。おそらくひとり暮らしのままだれも寄りつかない所にならばここまで維持できていなかっただろう。

過去のしがらみ


 ニンゲン、いずれも過去からのさまざまなしがらみで生きている。その関係性のおかげで上に記したように好条件でつぎのしごとにつながるテナントを手に入れられるなどよいことはたしかにある。その一方で、その関係にあまり頼らずに、ひとりで切り拓いていらっしゃる方々も大勢いる。

自らを省みると、あきらかに後者ほどには才覚はない。そんな自分を知りつつそれなりに選択し、相応のかたちで手堅くやるしかない。

おわりに


 わたしの事業はこうした関係性のおかげで無難なかたちでなんとか食べていけるだけの場が整った。過去も現在も。それは大いに感謝したいし、これからもそれを維持したい。

それでも賃貸でこうして残余の期間を過ごすにあたり、そこそこの場所で落ち着くまでにはまだまだヒトとの関係を築かねばならなそう。ひとまわり上の世代の方々はわたしの世代よりも圧倒的に人口が多い。逆に今後も賃貸を借りるにあたり、わたしより若い方々の使う賃貸の部屋の特徴や傾向をつかんでおいて損はないだろう。いずれにしても維持管理しやすい賃貸がいちばんいい。


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