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Podcast:管理職の影響力は、部下の行動をどう変えるのか

今日のPodcastでは、管理職の影響力が、部下の行動や自己認識をどう変えるのかを扱いました。

ポイントは、管理職を「すごい人」や「指導がうまい人」として見るだけでは足りない、ということです。

上司の言葉、評価の仕方、任せ方、フィードバック、1on1の空気。そういう日常の行動が、部下にとっては「自分は何を期待されているのか」「どこまで挑戦していいのか」を決める環境になります。

今回いちばん面白いところ

今回いちばん面白いのは、管理職の影響力には、良い面と危うい面が同時にあるところです。

尊敬される上司、強いビジョンを持つ上司、場を引っ張る上司は、部下の行動を前向きに変えることがあります。

一方で、その影響力が強すぎると、部下は自分で考えるよりも、上司の期待に合わせて動くようになるかもしれません。

つまり、管理職の影響力は「強ければよい」ではなく、部下が自分の判断を失わずに動ける形で設計されているかが大事になります。

何が起きているのか

今日扱ったのは、リーダーシップが部下のアイデンティティや行動に与える影響についての研究です。

研究テーマ自体は少し専門的ですが、人事の現場に引きつけると、かなり実務的な話になります。

1つ目は、管理職の言動が部下の自己認識に影響することです。

部下は、上司から何を見られているかによって、自分の役割や可能性を受け取り直します。

2つ目は、評価やフィードバックが行動の方向を決めることです。

何を評価するのか、どんな行動に反応するのかが、現場の学習の方向を作ります。

3つ目は、影響力が強いほど、依存や萎縮も起きうることです。

上司が魅力的であるほど、部下が自分の違和感を言いにくくなる場面もあります。

なぜそれが重要なのか

管理職育成は、研修を受けてもらえば終わりではありません。

現場では、管理職の毎日のふるまいが、部下にとっての仕事の意味や成長の実感を作っています。

1つ目は、評価制度だけでは人は動かないことです。

制度があっても、日常の会話や判断が変わらなければ、部下の行動は変わりません。

2つ目は、管理職の影響力を個人任せにしないことです。

良い上司に偶然当たるかどうかではなく、組織としてどんな行動を促すのかを設計する必要があります。

3つ目は、部下が自分で考える余白を残すことです。

影響力は、部下を従わせるためではなく、自分で選び直せる状態を作るために使われるべきです。

現場で見るなら

明日見るなら、管理職の能力そのものより、現場でどんな行動が増えているかを見た方がいいです。

1つ目は、フィードバックの中身です。

結果だけを指摘しているのか、次の行動につながる言葉になっているのかを見る。

2つ目は、1on1の空気です。

部下が報告だけして終わっているのか、それとも迷いや違和感を出せているのかを見る。

3つ目は、仕事の任せ方です。

単に仕事量を渡しているのか、部下が判断できる範囲も一緒に渡しているのかを見る。

今日の持ち帰り

今日の持ち帰りは、一つです。

管理職の影響力は、本人の資質ではなく、日常の行動と職場の設計で変えられる。

上司の存在感は、現場にとって大きな力になります。

でも、その力が部下を小さくする方向に働くなら、組織としては危うい。

だから明日見るなら、管理職が何を言ったかだけでなく、その言葉のあとに部下が自分で考え、動ける状態になっているかを見る。

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