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第7回合う人・合わない人の違い

実戦経営アドバイザーの支援は、すべての経営者に同じように合うわけではありません。

経営に悩みがあれば誰にでも必要、というものでもありません。
むしろ、合う人と合わない人には、はっきりした違いがあります。

例えば、こんなふうに感じる経営者がいます。

・頭の中に論点はあるが、整理しきれない
・人に相談しても、答えをもらうだけでは前に進まない
・自分で決めたいが、そのための整理が追いつかない
・現場も数字も人も、全部つながっている感覚がある
・表面的なノウハウではなく、自社に合った判断をしたい

こうした方には、この支援は比較的合いやすいです。

なぜなら、実戦経営アドバイザーがやっているのは、
答えを代わりに出すことではなく、
経営者が自分で判断できる状態を整えることだからです。

経営者の中には、すでに考えている人が多くいます。
ただ、

・事実
・意見
・不安
・期待
・感情
・過去の経験
・周囲への配慮

が混ざっているために、判断が重くなっていることがあります。

そういうときに必要なのは、気合いや根性ではありません。
また、一般論としての正解でもありません。

何が起きているのか。
何を守りたいのか。
何を先に決めるべきなのか。
何はまだ決めなくてよいのか。
その順番と構造を整理することです。

この整理に価値を感じる人には、この支援は機能しやすくなります。

一方で、合いにくい人もいます。

例えば

・答えをすぐに教えてほしい
・代わりに決めてほしい
・できるだけ自分は考えたくない
・耳ざわりのよい励ましがほしい
・経営の構造よりも、すぐ使える小手先のテクニックだけ知りたい

こうした状態のときは、あまり合わないことがあります。

もちろん、疲れていて一時的にそうなっていることはあります。
経営は重いので、「誰か決めてくれ」と思う瞬間があるのは自然です。

ただ、この支援は
「正解を受け取る場」ではなく、
「自分の判断軸を整える場」
です。

そのため、最終的に自分で引き受けて決める気持ちがまったくない場合は、価値を感じにくいかもしれません。

また、

・すでに自分の中で結論は決まっていて、背中を押してほしいだけ
・他人を説得するための“専門家のお墨付き”だけほしい
・本当は変える気がないが、相談した形だけ作りたい

という場合も、相性はあまり良くありません。

なぜなら、実戦経営アドバイザーの役割は、
結論を演出することではなく、
本当に向き合うべき論点を整理することだからです。

実際には、最初から「自分に合う」と分かっている方ばかりではありません。

むしろ多いのは、

「答えがほしいと思っていたが、本当に必要だったのは整理だった」
「アドバイスがほしいと思っていたが、自分の考えを言葉にしたかった」
「迷いを消したかったが、迷いの中身を分けることが先だった」

というケースです。

支援が合うかどうかは、能力の高低ではありません。
優秀かどうかでもありません。

違いは、
自分で判断するために整理したいのか
それとも
誰かに答えを決めてほしいのか
にあります。

経営は、最終的には自分で引き受けるものです。
だからこそ、支援もまた、自分で決められる状態をつくるものである方が、長い目では意味があります。

この支援は、
「まだ整理できていないが、自分で決めたい」
そんな経営者には合いやすいです。

逆に、
「答えだけ欲しい」
「代わりに進めてほしい」
というニーズとは、少し違います。

重要なのは、どちらが良い悪いではありません。
必要としているものが違う、ということです。

だからこそ、自分に必要なのが
答えなのか、整理なのか
を見極めること自体にも意味があります。

次回は、実際に60分の壁打ちで何をしているのか、もう少し具体的に整理します。

※本記事は、複数の支援経験をもとに再構成した内容です。実在の企業・人物とは関係ありません。

📩 判断に迷いがあるときの簡易チェック

次のような状態はありませんか?

□ 答えがほしいというより、頭の中を整理したい
□ 自分で決めたいが、その前提がまとまっていない
□ 一般論ではなく、自社に合った判断をしたい
□ 人に相談しても、結論より混乱が増えることがある
□ 代わりに決めてほしいわけではないが、一人では重い

もし2つ以上当てはまる場合、この支援は比較的合いやすいかもしれません。

私は、「こうすべきです」と答えを一方的に示すのではなく、経営者が自分の前提・論点・判断軸を整理し、自分で決められる状態を整える支援を行っています。

60分の壁打ちでは

・いま何が混ざっているのか
・何を判断したいのか
・その判断で守りたいものは何か
・いま決めることと、まだ保留できることは何か

を一緒に整理します。

まだ相談するほどか分からない、という段階でも問題ありません。
支援が合うかどうかも含めて、一度整理してみることで見えてくることがあるからです。

👉 お問い合わせ
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✉ info@jissenstrategy.com

熊谷 篤(くまがい あつし)
実戦経営アドバイザー/中小企業診断士

年間400件以上の経営相談に対応。承継後3年以内の後継者・創業者・第二創業の経営者を中心に、現場で「考え、決め、動ける状態」をつくる伴走支援を行っています。

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