見出し画像

バックビートに取り組んでる人が、頭では完璧に理解したとて頭重心になってしまうのはどうしてなんだろう。論

おそらくもうほぼほぼわかってると思うんです。だから激辛おじさんの真似して解説動画を作ってみたりしていらっしゃるわけじゃないですか皆さん

バックビートの楽曲っていうのは徐々に再生速度を遅くすると強調されるので明白ですけど、こうなってるわけじゃないですか。

徐々に再生速度遅くすると2,4拍がびよーんと垂れるように遅くなる

逆に頭重心の楽曲っていうのは徐々に再生速度遅くすると強調されるので明白ですけど、こうなってる

徐々に再生速度遅くすると1,3拍がびよーんと垂れるように遅くなる

grooveの日本語訳は"ミゾ"なので、ちょうどこれの谷(凹)になる部分が文字通りポケットで、激辛おじさんはその感じ方について物凄くわかりやすくジェスチャーを踏まえて解説してますよね。それっていうのはつまり「伸びる拍なんだよ」って。

さらに追記すると、Norah Jonesの解説動画で「そこではリラックスして息をふぅって吐く感じだよ」って。だから上記の凹の部分が来たら、伸びるジェスチャーと共にリラックスして息を吐く、それがハマるところ。それでほぼほぼポケットの読解としては完璧だとは思うんです。

問題は、これらをとっくに理解しているであろう人でも、いざ自分でバックビートのグルーヴを再現しようとした際、なぜかことごとく頭重心になってしまうっていう。


多分ですけど、要因は二つあると思ってます。一つは結局タイミング論に頼ってるのと、あとはゴスペル。


【 Topic109:タイミング論 】

1,3拍目をジャストもしくは少し早めに演奏し、2,4拍目を少し遅く演奏し、
その差でグルーヴを出そうとしている人たちの脳内

激辛おじさんのレッスン受けずに独学でやってる人たちは、冒頭の頭重心とバックビートのグルーヴの違いを、結局1,3と2,4のタイム的な差やズレによって再現しようとしているはず

そのアプローチの弊害は、せっかく理解した表と裏が、消えてしまうこと。にあるんじゃないか


なぜ日本語で表と裏という表現があるのか、
なぜ英語でonとoffという表現があるのか。

もし、上記のようなタイミング論でグルーヴを語った場合、表と表、もしくは裏と裏、別にそう記述することも可能なわけじゃないですか。要するに、別に1,3と2,4を区別する必然性が、そこに無いじゃないですか

なんで表拍と裏拍、という考え方が存在するのか。なぜわざわざ表と裏、という別の言い方で表現するのか、タイミング論だとその説明がつかない気がするんです。

ジャストのバスドラとちょっと遅めのスネアです。ちょっと弱い音とちょっと強めの音です。で話終われるじゃないですか。その微妙なズレがグルーヴを生んでいますって。

バックビートのグルーヴを色々な人が独自に研究し、そのズレを見出し、その人の中で明確な答えがわかり、そしてそれを再現した結果、見事に頭重心のグルーヴが生成される。

私の耳や曖昧な主観によって、その演奏が頭重心に聞こえます。と言っているのではなく、その演奏をスロー再生すると、1,3拍目に向かって遅くなる。私がスロー再生するから、とかでもなく、どこの誰がやってもそうなる再現性がある。バックビートなら2,4拍目に向かって遅くなる

どういう思考回路でそれを認めればいいのかわからないとは思うけど、なぜか結局凹(表)が1,3拍目に来てしまっている。

【 Topic110:ゴスペル 】

改めて思うのは、やっぱり、"グルーヴの上に乗っちゃうこと"っていうのはどういうことなのか、"グルーヴの中に入る"っていうのはどういうことなのか、それを知る以外方法は無いんじゃないか。それは直接レッスン受けないと言葉では説明できない領域だと思うので、ぶっちゃけ諦める人はもう諦める方向でもやむなしなんじゃないか?とも思えてきた。

が、それは、全部を試してからでも遅くはないとは思う。私の予想では、たぶんゴスペルを無視してる人が多いと思うから。つまりテンポが強烈に早くなった時も、遅いときと同じような感覚になれるかどうか。そこを甘く見てスルーしてないか?と私は思う。

俺はバックビートわかりましたって言ってる人は、超絶速いゴスペルの2,4拍目のクラップも、普段練習してる曲と同じように下に聞こえているのだろうか。これが上に跳ねて聞こえている場合、根本的に冒頭の基本的なグルーヴとサブウーファーの効果をそもそも理解しきれてないと思うので、タイミング論は一回捨てて、こっから攻めていった方が可能性ある気がする。

物凄く個人的感覚なんですが、バックビートの聴き方で聞けるようにはなったけど、バックビートで弾けなくて結局頭重心になっちゃう人って

わかんないですけど
この曲のクラップとスネアが、どちらかと言えば、

ぱっぱっちゃっぱ
に聞こえるのであれば、それは結局1,3拍に対して上から乗っかってるような感じ方になっちゃってる。と言えるのではないか?

ぱっぱっぱっちゃ
に聞こえるのであれば、バックビートのグルーヴの中に入れているのではないか?と

漠然と、なんかそう思ったんです。仮にスネアが下に聞こえているんだとしても、感じ方が不完全だと、結局頭重心になるのか?と思って。

わんえん とぅえん すりえん ふぉえん
ぱっぱっ ちゃっぱ ぱっぱっ ちゃっぱじゃなくて

えんわん えんとぅ えんすり えんふぉ
ぱっぱっ ぱっちゃ ぱっぱっ ぱっちゃで感じるというか

二音奏法の
ガッカガッカと
カガッカガッの違いもそうだし
スキップする時の
1-da,2-da,右っ右,左っ左と
da1, da2, 左右っ, 右左っの違いもそうだし

全部、
前者は1からen(da)にベクトルが向いてて
後者はen(da)から1にベクトルが向いてるみたいな感覚があるんです自分は

要はどっちからどっちに音が流れてるかみたいな

これは本当に超絶意味不明な私の個人的感覚なんですが、ウォーキンのイントロを弾く時は右の感覚で、テーマに入ると左の感覚になるんです。意味不明な重心楽譜をさらに感覚的に示すとこうなるんです。右は2,4を1,3に替えればそのまま邦楽にも使えるので頭重心の曲を弾く時も右のように、拍に乗っかってからen(da)に向かうような感じでやってます。

激辛おじさんの言う"入る"と"乗る"と合致しているかはわかりませんが、タイムだとかアクセントだとかではなく、弾いてるときの自分の感覚が左右でまったく異なるというのは実際にあります。大げさに言ったらウーファーのスイッチがパっと点くみたいな感じというか。頭重心とバックビートの切り替え動画を図にしろと言われたら、私は上記の図を書くと思います。(多分みんな右の頭重心にフィットする弾き方のまま、バックビートの曲を弾いてしまっていて、それだとポケットが確かに2,4にあるんだという認識があったとしても、左には行かないんだと思う。)


そこに付随して思うのがゴスペルで。
あれのクラップやスネアが上に聞こえる頭重心の人は
それって、言ったら
1,3(下)から2,4(上)にベクトルが向いてる
あれのクラップやスネアが下に聞こえるバックビート文化圏の人は
1,3(上)から2,4(下)にベクトルが向いてる

激辛おじさんが、楽器置いてまずこれやれっていう動きで、スローテンポの動きだけじゃなくてゴスペルの動きも練習しないと"バランスおかしくなる"って言ってたじゃないですか。比較的ゆったりしてるテンポの曲のシャッフルで、walk the dog, walk the dogっていう練習だけしててもたぶん無理で、表と裏の根本的感覚を身に付けることが、たぶん出来ないんだと思う。

それは拍に関する表拍と裏拍のバランスが、っていう文脈での意味合いだとは思うんですが、ドックンの動画と紐づけると、やっぱり1,2,3,4とenの関係に関しても効いてくるんじゃないだろうか。

(ゴスペルも言わば、Just A Touch Of Loveのスラップが、うんあーうんあーわんつーすりふぉーってひたすらに超高速で延々と鳴ってるようなもんだと思えば成り立つし)

【 Topic111:2beats to one 】

渡辺貞夫さんがSteve Gaddさんたちからレクチャーを受けている動画で、"2beats to one"という言葉が出てくるじゃないですか。激辛おじさんは拍を、コインの表裏みたいなものって説明していて。要は表拍と裏拍でニコイチっていう。

これを拡大解釈して1,2,3,4とenの関係に当てはめると、

四分音符を二つに分けたときの8分音符もニコイチ、16分になったらそれもまたニコイチ。どっちかが表(振り)としての要素を持つのであれば必然的に片っぽは裏(返し)として機能する。

これって、あれに似てないですか?
頭重心における裏打ちスネアと、バックビートにおける表打ちスネアを、カウントでしか見てなかった我々が、いやどっちも2,4じゃん。は?ってなったのと同じ現象。が、多分ここでも起きてる

バックビートに取り組んでる独学勢がどういう思考でいるかって言ったら
1enda2enda3enda4endaのガッカガッカガッカガッカを

ガッ=表、カ=裏。
もうこれが絶対的固定だと思ってる

だから表(振り)と裏(返し)をひっくり返せと言われたとき
皆は、
おっけーこういうことね
カ=裏、ガッ=表。
って自然とそうなる
だから弾く順序を変えて裏から弾き始めるという発想や、区切る位置を変える、音符の位置をズラすという発想になるのではないか
私は、
おっけーこういうことね
ガッ=裏、カ=表。
ってすぐなったっていうだけの話だ多分

変な解説動画上げてる独学勢の人たちのことが私はずっと不思議だったんです。タイミングとかアクセントの話なわけ無いのにみんな何をやってるんだ?って。そもそも音を言葉で伝えることの限界というか、やっぱり日本語の読解力の問題じゃないか。今自分が弾いてる音の性質が、弾き方によって相対的に変化するという発想に至らないのは。つまり要素の話じゃないのか

日本人がずっと裏打ち裏打ち言ってるのは、表拍の位置は1,3で絶対固定で、2,4は絶対裏拍で固定って思ってるわけですよね。それがコインみたいにひっくり返るなんて想像もしてない。それと同じことが脳内で起きてるのでは


おそらくタイミング論者の脳内では、"音符というのは均一である"。だから表と表と記述しても裏と裏と記述しても成り立つし、表と裏の話をされてもなんのこっちゃわからないのではないか。

1,3拍目で鳴っている四分音符と
2,4拍目で鳴っている四分音符は
まったくもって姿形、質感も全てが等価であり、あとはそれの配置のズレや音量強弱によってグルーヴを生み出すのだ。というような思考回路

もはや音符の強弱、長短、に加えて、表属性と裏属性とでも言うような何か2種類の性質をあらたに脳内にインプットするしかないのではないか。

つまり二つのグルーヴに、何かタイムの差が見受けられるんだとしても、それは差を出そうとして差を出しているわけではなくて、今まで表の感覚で弾いてたところを裏の感覚で弾くわけだから、その差が表層上にタイムの差やアクセントとして現れてるだけって考えるのが自然じゃないか。

結局ニコイチというのも、たぶん表層上のもので、セットだからなんなんだよって話じゃないですか、どことどこをセットとして捉えるかじゃなくて、どっちが表でどっちが裏か考えろってことじゃないですかね。そしてそれは流動的だっていう

それが逆になってますよ。っていうのが、"振りと返しが逆やねん"っていう言葉だと思う。クッカクッカの解説とか改めて見ると理解深まる気がする。激辛おじさんは何の音符もズラしてないですよ。要素を反転させてるだけで


「振り(押し)」と『返し(引き)』という激辛レクチャー

曲解かもしれないけど、音符には二つの形態があり、「押す感じ」で弾くと表属性になり、『引く感じ』で弾くと裏属性になる。みたいなぶっ飛んだ思考回路で行くしかないのではないか。

何か絶対的な単一のモノではなくて、音符や拍は弾き方で相対的に2種類に変化するモノと定義付けてしまった方が、それはもうそういうものである、といっそ納得できるのではないか。

というかそう捉えないと私はWalkin'の同期と共振を腑に落とすことができない

【 Topic112:第三の謎ワード"逆回転" 】

第一の謎ワード"振りと返し"
第二の謎ワード"ワイパー"に加えて
第三の謎ワード"逆回転"

シンコペーションの動画内で、たった一度だけ出てきたんですが、なんとなく私の頭にずっと残ってるワードで。今回はそのワードからぼーっと色々考えながらつらつら書いてました。

ベクトルとか方向とか重きとか何かそういったものを合わせて考えると、また違った何かが見えてくるのかもしれない。

私は紫のNOTEで、二音奏法はwalk the dogで言うと、thedog!thedog!ってやる感じですよねって書いたんですが、

ジャズのシャッフルで
walk the dog! walk the dog!
walk thedog!thedog!thedog!!
ってドラムなりベースなりで意味不明練習をしてたんですが、何が面白くてこれやってたかって、theからdogにかけて何かが流れるような、ベクトルが拍に向かってるような、拍にぶつかりに行く感じが、どことなく今までと違う気持ちよさがあったからなのかもしれない。(死ぬ前に一度はお会いしたいのでその際はこれのことをグルーヴに入るっておっしゃってたのですか?と聞いてみたい。"違うよ"って返ってきたら私にとってはそれが一番面白い。)

頭重心の人がそれをやろうとすると、拍によいしょって乗っかってからenに向かうことになると思うから、表(振り)と裏(返し)が逆転する。それを逆回転と言っているのかもしれない。というか、強拍と弱拍が逆転するみたいな話は今までにも出てきているので、別に第三の謎ワードでもないけど。


細かいベクトルが見えてくればそれでいいんじゃないかと思えてきた。

JURIAさんのしゅうか〜く 0:43
 (u)→『のぅ』
「ひ」→『をぉ』
「ゆ」→『めぇ』
ぶぶん! ぶぶん!みたいなフィールを個人的に感じる部分。ジャズのwalk the dogでやるとthedog!thedog!みたいな

宇多田ヒカルさんのしゅうか〜く 0:52
「の〜」→『ひ』
「を〜」→『ゆ』
「めぇ」→(み)
ぶーぶ ぶーぶ みたいなdogthe dogtheってやるみたいな、これを拍に乗っかるようなフィールって言うんじゃないでしょうか


なんというかみんなバックビートに振り切り過ぎなのではないか。頭重心50バックビート50くらいの感じで、常に比較対象を持ちながらやらないと自分の中でゴールが見えなくないですか。何がどうなったらおっけーなのかっていうラインを持たないと

とりあえずウォーキンのイントロとグレイビーのアウトロを弾いてみるとか。スロー再生とかゴスペルもそうですけど、結構大事なところスルーしておきながら、わかんねえとか出来ねえとか言ってる気がする。遠くて激辛レッスン行けないんですとか。いや、やることはいくらでもある気がします。


【 Topic113:2,4もスネア、そして1,3もスネア 】

最後に
二音奏法とスキップを調べる過程で
激辛おじさんが紹介していた面白い曲にぶち当たりました

1,3で鳴ってるのが裏打ちスネアで
2,4で鳴ってるのが表打ちスネアってことだと思うんですが、

手拍子には実は2種類あるっていう動画も、改めて見直すと面白かったです。

生きてると耳にする綺麗ごとで、音に気持ちを込めるとか、息を吹き込むとか、今まで抽象的な話だと思ってたんですが、弾き方で聞こえ方が変わるんだから具体的な話なのかもしれないと思った


あとがき

色んな動画を参照しながら書いてて思った。なんで誰もこうやって参照しながら感想書いてる人がいないのか。単にダルいからだ。私は暇なので何とも思わないけど、感想を書くという行為すらほとんどの人にとってはダルいのか。

ダルさで言ったら変な解説動画あげるのも変わらないし、興味の向いてる方向が違うのか。

みんなは色んな人に教えたい、伝えたいという気持ちが強くて、私はまだ脳内でドロっとした感じだからもっと腑に落としやすいサラッとした感じにしたい、じゃあ家のメモ帳にでも書いとけよって話なんだけども

何か特別伝えたいことがあるとすればそれは、HINATAさんによるコーディネートで魅力が爆発してしまったJURIAさんの異常なる可愛さによりバックビート界隈のイライラは全てニヤニヤへと浄化されるだろうってこと

いいなと思ったら応援しよう!

jkxpop (チップは全てレッスン代として使います。レッスンで得たことを記事にして還元したい)