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【173】 コピ・ルアクと貓屎咖啡

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(写真は食肉目ジャコウネコ科パームシベット属パームシベット)

パームシベット(Palm civet)とは、Palm=椰子やしと Civet=ジャコウネコ科のいくつかの種のこと。麝香猫ジャコウネコについては「【069】 鯨鯢の鰓に掻く」で触れた。

パームシベットは食肉目ではあるものの、椰子やしなどの果実を好むのが英名の由来だ。こいつがコーヒーの果実を食べて、糞として排出する種子がコピ・ルアク。

日本人はコーヒー豆と呼んでいるが、コーヒーはマメではない、果実の種子である。

19世紀、オランダ植民地のインドネシアで生まれた高級コーヒー、コピ・ルアク。現地語で、コピ=コーヒー、ルアク=パームシベット。チャイナ名は椰子やしねこ、その糞のコーヒーは、ねこくそ咖啡コーヒー

直球すぎて笑う。ゲテモノ食いの日本人ですらヒクほどの奇妙な嗜好品である。

珈琲コーヒーの当て字は、幕末の蘭学者、宇田川榕菴の考案であると、「【059】 うっせえ! うっせえ! うっせえ! うっせえ!」で述べたが、チャイナがこれを真似した訳だが、へんが王から口に変わっている。珈も琲も、玉簪たまかんざしなどの装飾品の意。

世界の文字は、表音文字、表意文字に大別される。漢字は表意文字の代表ではあるが、漢字にも意味を持たず音だけを表す字がある。

その実例が、咖や啡だ。この二つの字は意味を持たない。日本語の仮名のように比較的新しい漢字なのではないかと推測している。

いつか調べて紹介したい。

コピ・ルアク(貓屎咖啡)

私は息子から、カンボジアの旅行土産にコピ・ルアクをもらった。「うわ! いらね!」と口走ったほどイヤゲモノに思ったものだ。飲まずに捨てようかと思ったが、一応飲んでみたがやはり不味かった。

息子曰く、日本円で千円くらいで買ったらしいので、おそらくニセモノだろう。だとしても、ホンモノを飲みたいとも思わない。

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