2026/01/26 迷う時間を味わう 〜今の「好き」を信じてみる〜
2026/01/26
窓を開けると、冷たい空気がすっと入り込んできた。
吐く息がわずかに白く、その冷たい空気を吸い込みながらスッと背筋が伸びるのを感じる。
まだ完全には覚めきらない頭を、白湯でゆっくり起こす。今週もはじまるのだという小さな気合いと眠気が戦っている。冬の朝は起きても、尚、眠い。
無理に切り替えなくていい。
そうわかっていても、「仕事」を意識すると、勝手にペンが進んでしまう。
前よりできなくても
夕方、キッチンに立つ。
豚肉に片栗粉をまぶし、ごま油を少し多めに回す。
蓮根を加えると、じゅっといい音がして、甘酢の香りが立ちのぼる。
プリプリの豚肉と、パリッとした蓮根。
焼き鮭と、具だくさんの味噌汁、納豆ごはん。
次女は卵かけごはんにして、いつもの定位置に座る。
「これ、いい感じだね」
蓮根のシャキシャキが気に入ったらしい。
そんな一言に、肩の力が抜ける。
夜、夕飯を囲みながら、長女が今日のことを話してくれた。
「久しぶりに一輪車乗った。全然思うように乗れなくなってたけど、ちょっと楽しかった」
そうか、楽しかったんだ。
その言葉を聞いて、またホッとした。
できなくなったことを、残念がらずに受け止めている。
明日もやってみようとか、後ろに進めるようになりたいなとか、やってみたいことが増えたみたいだった。
久しぶりに誘われて、一輪車に乗る。
上手く乗れなくても、「ちょっと楽しかった」と言える。その素直さを、ずっと持っていてほしいと思う。
迷うことの意味
そして、もうひとつの話題。
クラブ活動の見学をしてきたという。
クラブを見学して、手芸クラブ、パソコンクラブ、読書クラブで迷っているらしい。
「読書は家でできるから、第3希望かな」
その言葉に、私は少し驚いた。
そうか、そういう基準で選ぶんだ。
家でできることと、学校でしかできないこと。
その違いを、ちゃんと考えている。
限られた時間の中で、何を選ぶか。
その判断基準を、自分で持って考えられている。
でも同時に、ものすごく迷っている。
手芸とパソコン、どちらがいいのか。
どちらも楽しそうで、どちらも捨てがたい。
次女はいつもより饒舌になっているお姉ちゃんを興味津々と見つめて聞き入っている。
その迷いながら下げる長女の八の字眉が、なんだか愛おしく感じた。
選ぶ力を育てる
前よりできないことも増えたのかもしれない。
でも、その分、選べる場所に立っている。
迷うということは、選べるということ。
そして、選ぶということは、自分の「好き」を見つけていくことにもつながるように思う。
長女は今、自分の「好き」を探している真っ只中。
子どもが何かを選ぶとき、親はつい「こっちがいいんじゃない?」と言いたくなる。
でも、長女の「読書は家でできるから」という言葉を聞いて、私は何も言わなくてよかったと思った。
彼女は、自分なりの基準を持っている。
家でできることと、学校でしかできないこと。
その違いを意識して、選ぼうとしている。
それは、とても大切な力だ。
迷いながら選ぶこと。
その過程で、自分の「好き」を見つけていくこと。
あなたは今日、どんな基準で選びましたか?
その選択は、自分の「好き」に近いものでしたか?
長女がどのクラブを選ぶのか、まだわからない。
でも、どちらを選んでも、きっと大丈夫。
迷いながら選んだものは、きっと彼女の力になる。
そう信じながら、今日もまた、一日が終わる。
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