2026/01/28 いつも万全とは限らないから 〜母の判断と小さな誇り〜
2026/01/28
目が覚めた瞬間、身体の重さを感じた。
布団から出るか迷ったけれど、喉の奥が乾いてしょうがなく、這い出て白湯を飲んだ。でも追いつかない。
身体の芯に、うっすらとした熱とだるさが居座っている。体温を測ると37.6℃…微熱だ。
今日は水曜日で、チアの送迎もある。体調を崩したくないと思っていたから、昨日は早く寝たのに。
そう思いながら、白湯を飲む。
思うようにはいかない朝だった。
それでも、いつも通り身支度を整え、静かに家を出る。仕事があるし、子どもたちの送迎がある。
「無理しないようにね」
夫はそういうけれど。不調を抱えたまま動き出す、この感覚にも、もう慣れてしまったのかもしれない。
低空飛行で働くという選択
職場に着くと、隣の席からも止まらない鼻水の音。
咳き込む後ろの席…「あー、風邪、もらっちゃったかな」と小さく笑う。
軽い風邪なら、なんとかなる。
そう自分に言い聞かせる。
午後に熱が上がったら早退しよう。
そう決めて、いつも以上に手を早める。
受付という仕事柄、突発的な対応は避けられないけれど、書類仕事は先に片づけておくに越したことはない。
幸い、熱は上がらず、体調は低空飛行のまま。
午後は予定よりも来客も少なく、ホッとしながら16時を迎えた。
「今日は何とかなった」
それだけで、十分だと思えた。
見守るしかない時間
チアの送迎後、車で横になろうと思っていた。
けれど、次女は声出しリーダーを務めるというし、長女は誕生日のお祝いをしてもらうらしい。
次の声出しリーダーは十何人か回った後だし、誕生日はまた来年になっちゃう。見守るしかない。
保護者用の椅子に座って、娘たちを見る。
娘たちはちゃんと笑顔で踊っていた。
でも本番に向けて、笑顔をどう保つかが課題。
後半の表情も含めて、全部が今の姿だ。
家に帰ると、長女は学習発表の話をしてくれた。
スライドの進め方が難しいこと、跳び箱が余裕で跳べたこと。
次女は、一歳児さん相手に「いないいないばあ」をした話を、誇らしげに聞かせてくれる。
その声を聞いているうちに、疲れがどっと押し寄せた。でも、今日は無理をしてよかったと思った。
がんばってしまった日を
帰宅して、くったくたになって21時半に寝た。
身体は正直だ。無理をしたんだと、布団に入ってから気づく。
休む選択もできたはず。
もっと力を抜くこともできたはず。
体調が悪い日に無理をするのは、本当は良くない。
それはよくわかっている。
それでも、見届けたかった時間があった。
体調が万全じゃなくても、低空飛行でも、選んだ行動には理由がある。その理由を、自分でちゃんと理解していれば、それでいいのではないかと思う。
あなたは今日、どこで少し無理をしましたか?
そして、その無理の先に、守りたかったものはありましたか?
がんばれる日もあれば、休む日もある。
今日は、がんばりたい日だった。
無理をした自分を、少しだけ労ってあげる。
そして、明日は少しだけ、優しくしてあげたい。
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