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2026/01/02 雪の夜に聞いた本音 〜子どもの選択を信じる勇気〜


2026/01/02

朝の空気は澄んでいて、吐く息が白く消えていく。

初詣の帰り道、次女が小さな声で教えてくれた。
「なんてお願いしたと思う? パパとママとお姉ちゃんと、ずっと一緒にいられますように、だよ」

6歳の子どもが、家族の「ずっと」を願う。
それがどれほど尊いことか。

その言葉が、胸の奥にそっと置かれる。
願いごとは、いつも静かだ。

この子の願いを大切に抱きしめたいと思った。

日常の中にある、ささやかな熱


近所のショッピングモールへ出かけ、久しぶりに銀だこを食べる。

外はカリッと、中はふんわりとろり。
口の中に広がる出汁の香りに、ほっとする。
こんな味だったなと思い出す。

次女は「一番大きいスケッチブックが欲しい!」と目をキラキラさせている。
画用紙いっぱいに絵を描きたいのだという。

昼過ぎ、夫は一人でお出かけ。
私と子どもたちは家でビーズアートキットを広げ、絵を描いて、ゲームをして、のんびり過ごした。

夕飯はちゃんぽん鍋。野菜を盛り盛りにしたけれど、みんなぺろりと食べ切った。

夫はキムチを足してキムチ鍋にして、満足そうに食べていた。

何気ない一日。
——のはずだった。

雪と共に届いた言葉


18時を過ぎ、雪がぼとぼとと降り始めた。

窓の外を見た子どもたちはもちろん大興奮。
「雪だーーー! きゃーーー!」

パジャマに羽織り物を着て、外へ飛び出していった。

冷たい空気の中で舞う雪を、手のひらで受け止める。身体についた白い結晶が、すぐに溶けて消えていく。

「積もるかな?明日は早起きして雪遊びしよう!」

子どもたちの笑顔を見ながら、私もそっと笑った。

けれど、その少し後——。
布団に入った長女が、静かに口を開いた。

「ママ、ピアノ辞めたいんだけど」

一瞬、言葉が止まった。

3歳から始めたピアノ。
楽しいから頑張れていた。

そう思っていたけれど、娘の中では、少しずつ気持ちが離れていたのかもしれない。

辞めたい理由は、とてもシンプルだった。
「ピアノが楽しくなくなったから」。

毎日、何かを頑張る時間があった。
それを無くすのは違うと思うから、次に頑張りたいことを一緒に考えよう。そう伝えて目を閉じた。

次女は、「お姉ちゃんが辞めても、私は続ける」と言った。その言葉に救われる。

「お姉ちゃんがやってるからやりたい」で始めたピアノだったから。

変化を否定しない


暗がりでぽつりぽつりと言葉が飛び交う。
中学では陸上部に入りたい、速く走れるようになりたい。でも、今すぐやりたい習い事は見つからない。

毎日あった「がんばる時間」を、空白にしないこと。
その答えは、まだ途中だ。

続けることも、辞めることも、どちらも前に進むための選択なのだと思う。

子どもが「辞めたい」と言った時、親はどう受け止めればいいのだろう。

変化を恐れず、子どもの選択を信じる。
それが、親としての覚悟なのかもしれない。

今、手放そうとしている「がんばり」はありますか?

それとも、形を変えて続けているものがありますか?


雪が降る夜、娘の本音を聞いた。

楽しくないなら、手放していい。  
次に何を頑張るかは、これから一緒に探せばいい。

変化を受け止める勇気を、私も持とうと思う。



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