2026/03/10 動けない休日 〜体と心の折り合い〜
2026/03/10
午前中は、雨がぱらぱらと降ったり止んだりしていた。窓の外の空は明るいのに、どこか落ち着かない色をしている。
今日は仕事を休んだ。
月に一度どうしてもダメな日がある。
病気がわかり、薬を飲み始めてから口内炎が増えた。以前は年に数えるほどだったのに、今は常にどこかが腫れている。
こういう日の前後は、決まって頭が重くなるし、立ち上がるとふらついて、こめかみの奥が鈍く痛む。
こんな日は、無理をしないと決めていて、分かっているのだけれど。それでも、どこかで「もう少し何かできるのでは」と考えてしまう。
体と折り合いをつけながら過ごす日々が、もうすっかり当たり前になってきている。それでも、健康だった頃のイメージは保たれたままなのだ。
静かな部屋でぼんやりと過ごしながら、保育園をお休みした次女と雨音を聞いていた。
「何もしてあげられないよ」と伝えたけれど、一緒にいることを選んで、私のそばで本を読んでいる次女。
何もしない午後の焦り
午後になると、じわりと罪悪感が湧いてきた。
こんなに何もしないでいいのだろうかと。
noteも今日はまだ書いていない。
少し焦る自分がいた。
朝の時間も、なんとなくそのまま過ぎてしまった。
自分の記録として書いている、このnote。
でも読んでもらうからには、少しは面白いと思ってもらえたらいいなとも思う。
笑える面白さは私には難しいから「読んでよかった」と感じてもらえるような何か。そう思うと、書いていないことに少しだけ罪悪感が生まれたり。
日記アプリを開いたら、一年前の日記が目に入って読み返した。その瞬間、胸の奥がざわついた。
「年長としてどんな一年になるか楽しみ」と書いてあった。
4月からの保育園生活は、思い描いていたものとはかなり違っていた。あの頃の期待と、実際に過ごしてきた一年とが重なって、モヤモヤが止まらなくなった。
体調が良くないと、気持ちも もっていかれる。
次女は、自分で紙芝居を作るほど好きだったのに。
紙芝居の時間も、ボール遊びの時間もないまま、一年が過ぎようとしている。
そのことが、胸の奥にずっとひっかかっている。
うまく言葉にできない感情を書き殴っていたら、少し落ち着いた。
「ホルンが本命」と言う長女
夕方、長女が学校から帰ってきた。
吹奏楽部の体験入部があったので、いくつかの楽器を体験したらしい。
トランペット、フルート、ホルン、クラリネット。
クラリネットはマウスピースの形が苦手で苦戦したけれど、ホルンがいちばん好きだったと、目を輝かせながら話す。
「ホルンが本命!」という言葉が、なんだかおかしくて笑ってしまった。
ピアノをやめてから、大好きな音楽に触れる機会が減ったかもしれないと気になっていた。
「やりたい」と思える楽器が見つかったことに、思いの外ほっとしたのは私だけではなかったようだ。
夫にも報告すると「それは、本当に良い体験だったね」と何度も頷いていた。
楽器のことがまったくわからない私。
まずは名前を覚えるところからのスタートだ。
ホルンがどんな形で、どんな音を出すのか。
それを調べるところから始めようと思った。
親として知らないことだらけ。
それでもいいのかなと少し迷いながら。
横で次女が、お姉ちゃんの口から出てくる楽器の名前を興味津々で聞いている。それもいい刺激だなと思った。
休む日も、暮らしの一部
罪悪感を感じながら過ごした休みの日だったけれど、長女のホルンの話を聞いて、一年前の日記に揺れて、それだけでもう十分な一日だった気がした。
何もしなかった一日でも、振り返ると小さな出来事はいくつもあったりする。記憶に残っていないだけ。
体が動かない日。頭が働かない日。
思い出が胸に戻ってくる日。
子どもたちの新しい興味を聞く日。
体が休みを求めているなら、休んでいい。
どれも、暮らしの中のひとつの断片だ。
こういう日もあっていい。
もしかしたらそれは、体や心が静かに求めた大事な時間なのかもしれない。
何もしていない気がしてしまう日に、うまく整理できないまま眠りについたことはありますか?
そういう夜の気持ちは、どこかにちゃんと残って、いつかの自分を支えてくれると私は思っている。
今日も早めに眠ることにした。また明日の朝、いつもの時間に起きられたらそれでいい。
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