2025/12/07 冬の朝に淹れる一杯 〜姉妹の世界をひらく本棚〜
2025/12/07
牛乳そのものを飲むのは昔から少し苦手。
けれど、冬になると恋しくなる一杯がある。
朝、カップに牛乳を注ぎ、温める。
インスタントコーヒーとシナモンを少量、蜂蜜小さじ1杯を加えて、静かにかき混ぜる。
立ち上るスパイシーな香りが、部屋に広がっていく。
牛乳は得意じゃないはずなのに、このラテだけは不思議と好き。ホットミルクの独特な匂いが、コーヒーとシナモンの香りに包まれて消える。
口に含むと、まろやかな甘さのあとから、コーヒーのほろ苦さがほのかに追いかけてくる。
特別なものではないけれど、寒くなると飲みたくなるご褒美の一杯。
図書館で広がる姉妹の世界
日曜日の朝のいつものアニメを見終わって、いそいそと図書館へ出かけた。
長女は、いつものように「かいけつゾロリ」や「おばけシリーズ」のコーナーへ一直線。自分で読み切れる長めの物語を次々と選んでいく。
ユーモアと冒険、ちょっとシュールな笑い。
ページをめくるたびに、くすっと笑っている顔が想像できる。最近はそんな本をよく選ぶ。
次女は、食べ物や可愛い動物がテーマの絵本や児童書を選んでいる。最近は、少し長いお話も読めるようになってきた。
二人が選ぶ本には、共通点がある。
ユーモアとファンタジー。
角野栄子さんや「かいけつゾロリ」のシリーズを、姉妹で共有していることは、年齢差を超えた共通の話題や笑いの源になっている。
帰宅して、二人は借りた本の話で盛り上がっている。
同じ本を読んだことがある長女が、次女に「これ面白いよ!」と教える姿は、なんとも微笑ましい。
きりたんぽ鍋の夜に感じる幸せ
夜、きりたんぽ鍋を作った。
鶏のだしとしょうゆの香りが、部屋いっぱいに広がる。
きりたんぽが、スープをたっぷり吸い込んで、もちもちとした食感になる。
本場のようにセリは入れられなかったけれど、今回は豆苗で代わりを務めてもらった。邪道なのかもしれないけれど、これはこれで美味しい。
あまり見慣れないきりたんぽに、子どもたちは興味津々。「なにこれ、あ、おいしい!」と目を丸くしている。ひとくち食べるごとに、体の芯まであたたかくなっていく。
ごぼうも糸蒟蒻も白菜も、どれも美味しい。
家族で鍋を囲む時間は、何にも代えがたい。
図書館で選んだ本も、きりたんぽ鍋の夜も。
どれも特別なことではないけれど、こういう小さな共有の積み重ねが、私にとっては一番大切にしたい時間なのだと思う。
小さなことが日々を豊かにする
苦手なものを、好きに変えるちょっとした工夫。
子どもたちの「好き」を、見守る時間。
家族で囲む食卓の温かさ。
どれも、意識しなければ見過ごしてしまうような、小さなことばかりかもしれない。でも、そういう小さな工夫や挑戦が、日々を少しだけ豊かにしてくれる。
あなたは、苦手を好きに変える工夫をしていますか?
家族の「好き」を、どんなふうに見つけていますか?
そんなことをたまに思い返してみると、何気ない一日が、少しだけ彩り豊かに感じられるかもしれませんね。
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