2025/06/11 足並みがそろわなくても 〜子どものマイペースと母心〜
2025/06/11
少しムシッとしていて、気づけば身体の奥からじわじわと疲れが出てくる。街の空気が少しずつ落ち着きを帯びてくる夕方。
保育園のお迎えを終えて家路に着くと、玄関にあるはずの長女の靴がない。キッズ携帯の位置を確認してもまだ帰宅途中のようだ。
「たっだいまー!」
玄関を開ける音と同時に長女の声がした。
長女の表情は、どこか余裕に満ちていた。
でも時計を見ると、もう16時55分。
チアの練習は17時15分までに夕食を済ませて出発しなければならない。20分で食べて着替えて出発できるのか…時間との勝負が始まった。
水曜日は特に「早くして」と言わない日は少ないかもしれない。
でもこれでは、いつも以上に時間との戦いの中で急かさずにはいられない状況となった。
急かす気持ちと子どものペース
「宿題は?」
「あ、学童でやってこなかった」
その一言に、思わず「えー…」とつぶやいてしまう。
最近、宿題を学童で済ませてこないことが増えている気がする。理由を聞きたい気持ちと、今は時間がないという現実の間で、私の心はぐらんぐらん揺れ動く。
子どもには子どもの時間の流れがある。
母親には母親の、時計とにらめっこしながら進む時間がある。
その違いを日々感じながらも、どうしても「急いで!急いでー!」「早くしないと!」という言葉が口をついて出てしまう。
穏やかでいたいのに、時間に追われる夕方は、いつも慌ただしさが先に立ってしまう。
チアで見せる子どもたちの輝き
それでも、チアのレッスン場に着くと、子どもたちの表情は一変する。
次女の側転は、今日も美しく決まっている。
お手本動画の撮影をしてもらうほどの完成度に、思わず胸が熱くなる。こんなに上達するなんて、1年前には想像もしなかった。
長女は今日、声かけのリーダーを任された。日直のようなもので、号令をかける役割。上級生チームに上がってからは初めてのこと。練習中の彼女の声は、いつもより抑えめで、落ち着いていた。
発表会用の集合写真撮影では、みんなの表情がキラキラと輝いて見えた。
家では宿題をやってこなくて困らせる長女も、チアの場では立派なお姉さん。普段はマイペースな次女も、体操となると集中力を発揮する。
子どもたちには、それぞれがちゃんと輝ける場所を持っていることに安堵する。
「ちゃんと見てる人は見てくれている」
そう思わせてくれる出来事が、子どもたちの自己肯定感を育ててくれている。
それは、親がいくら言葉を尽くしても届かない場所にあるようにも思う。
時間に追われる日常の中で
家に帰る車の中で、ふと考える。
急かしてしまった夕方のことを、少し反省する。
でも同時に、時間通りに物事を進めることの大切さも、子どもたちに伝えていきたいとも思う。
最近の長女の学童での過ごし方について、今度ゆっくり話を聞いてみよう。宿題をやってこない理由に、何か変化があるのかもしれない。
子育てには、急ぐ時間と、ゆっくり向き合う時間と、両方が必要。何事もバランスが大事だと改めて思う。
それぞれの時間を大切に
慌ただしい夕方も、子どもたちの成長の瞬間も。
自分の体調との向き合いも。
仕事も子育ても、全力投球ばかりでは息が持たない。
スケジュール通りにいかない日の方が多い。
それでも、子どもたちがそれぞれの場所で輝いている姿を見ることができれば、それで十分ではないか。
あなたは、慌ただしい日常の中で、どんな瞬間に子どもの成長を感じますか?
きっと、時間に追われながらも、たくさんの小さな発見があるのではないでしょうか。
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最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
「小さな幸せを感じる力」が、忙しい毎日をやさしく変えてくれますように。
また明日も、一緒にゆるやかにいきましょう。
では、また!
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