2025/11/26 お弁当遠足の朝に思うこと 〜子どもの喜びを想像する時間〜
2025/11/26
まだ薄暗さが残る朝、遠足のお弁当を詰めている。
リクエストは、卵焼きとタコさんウインナー。
それから「お姉ちゃんの学童のお弁当みたいにしてほしい」という可愛い注文。
小さな弁当箱に、リクエストされたものを一つひとつ詰めていく。蓋を閉めるときのカチッという音すら、送り出す小さなエールみたいだった。

家を出るのが少し遅れた気がして急いだのに、保育園に着いたら一番乗り。
「え、本当に今日は遠足だよね?」
なんて心の中でひとりごとを言いながら、そわそわしているのは私の方だった。
信号に全部引っかかる日ってある。
そんな朝は、気持ちも自然と立ち止まらされる。
きっと、今日の私はちょっと心配な母の日なのだ。
ちいさな背中が向かう世界
遠足の日の空は、子どもたちのために広がっているような青さだった。
「外で食べるお弁当、美味しいだろうな」
「ちゃんと食べられたかな」
午前中の仕事中、何度もそんな考えがよぎる。
お迎えで保育園の掲示を見ると、朝から楽しみにしていた様子や、バスのルールを守っていたこと、公園で夢中になって自然に触れていたことが書かれていた。
落ち葉を集めてトンネルを作ったらしい。
どんぐりや枝を拾って、動物の家を想像しながら遊んだらしい。
画用紙も図鑑もいらない。
その場所にあるもの全部が、子どもにとっての面白いおもちゃになる。

そして、お弁当を見せながら満面の笑みで写る次女の姿もあった。本当に楽しそうに笑っていて、すごく楽しかったんだねと思う。
リクエストされたお弁当。
ちゃんと喜んでもらえたのだと知り、ホッとする。
母が知らない場所で育つもの
「きのみをたくさん拾った!落ち葉をお友達と集めてトンネルみたいにして、リスのお家を作ったのが楽しかった。それからね〜…」
嬉しそうに話す姿を見て、こちらまでニコニコしてしまう。うんうん、良かったね。
掲示だけではわからなかったお友達との会話や、お弁当の時間の様子、驚きや発見を一生懸命教えてくれる。
子どもは、親の知らない場所で伸びていく。
それが少し寂しくて、ものすごく嬉しい。
「お弁当ピッカピカだよ〜!」
そう言って見せてくれる笑顔は、今日一日の成長そのものだった。
帰り道にそっと芽生えた願い
今日も無事に帰ってきてくれたこと。
笑顔で「ただいま」と言ってくれたこと。
きっとこういう瞬間のために、日々がんばっているのだと思う。
お弁当を作ること。
子どもを送り出すこと。
帰ってきた話を聞くこと。
どれも日常の一コマだけれど、その積み重ねが、子どもとの記憶に残っていく。
タコさんウインナー派とミニハンバーグ派。
みかん持ってきていた子が多かったり。
お弁当ってその家庭の色が出ますよね。
お弁当で好きなおかずは何ですか?
親の作ってくれたお弁当って思い出すと懐かしさでいっぱいになりませんか?
思い出してもらうこと。
それもきっと親としての幸せな瞬間なんだと親になって知った。
明日もまた、それぞれの世界で、少しずつ伸びていけますように。親は、その背中をそっと見送るだけでいいのだと思う。
今日も無事に、楽しく過ごせたことに感謝しながら。
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