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2025/06/28 できない日のそばにあるもの 〜子どもの涙と、生姜焼きの香りと〜


2025/06/28

6月最後の土曜日。
気温はそこまで高くなく、どこか落ち着いた空気が流れていた。

夫は珍しく土曜日出勤。夫不在の土曜日は、いつもよりゆっくりしたリズムになりがち。

長女が「やってみたい髪型があるの!」とリクエストしてくる。くまさんの耳みたいな小さなお団子ヘアにしてほしいのだという。小さなお団子を作りながら、彼女の柔らかな髪の毛を指に巻きつける。

鏡の中の娘の嬉しそうな顔を見ていると、こちらまで自然と頬が緩む。満足されたようだ。

自分のネイルを付け替えて、それぞれが読みかけの本を少し進めたあと、ピアノ教室へ。待ち時間には、近くのスーパーで週末のちょっとした買い足しを済ませる。

特別ではない、いつもの土曜日。
けれどその積み重ねが、暮らしをつくっているのだ。

できなかった日にこそ、寄り添いたい


今日のピアノレッスンでは、次女は満足そうな表情で教室を出てきた。自信に満ちたその顔が、いつもより少し誇らしげに見えた。

一方で、長女は目と鼻を真っ赤にして出てきた。
「練習したの?」と先生に聞かれ、「あなたなら、もっとできるはず」と言われた瞬間、頬をふくらませた。

きっと、自分でも「やれてない」とわかっていたのだと思う。悔しさも、恥ずかしさも、いろんな気持ちが重なったのかもしれない。

一生懸命やっているつもりでも、思うようにいかないもどかしさ。大人の私でも、そんな気持ちになることがある。

帰宅して、本人の気持ちが落ち着いたようだったので少し話をした。

日が経つと注意されたところを忘れてしまうと言うので、注意点と練習方法を目立つように紙に書き出してみたら?と提案した。

それぞれのペースで進んでいけばいい。

そう思いながらも、親としてどう支えるかは、いつもいつも手探り。

生姜焼きに込めた小さな工夫


夕飯は生姜焼き。
次女が玉ねぎを見つけるとお皿の端にこっそり避けるので、今日は玉ねぎをすりおろしてみることにした。

いつものように薄切りにするのではなく、おろし器でゆっくりとすりおろしていく。玉ねぎのツンとした香りが立ち上がり、目がじんわりとしてくる。

砂糖の代わりに蜂蜜とみりんを使って、しっかりと照りをつけていく。フライパンの中で、お肉がジュウジュウと音を立てながら、美味しそうな色に変わっていく。

「わぁ!おいしそうな におい〜!」

すりおろした玉ねぎのおかげで、いつもよりまろやかでジューシーな生姜焼きができた。

「美味しい!」と言ってくれる家族の笑顔を見ていると、小さな変化を加えることの楽しさを実感する

料理のレシピも、最初は誰かの真似から始まる。

でも、家族の好みに合わせて調味料を変えたり、食材を置き換えたり。そうやって少しずつ「我が家の味」に育てていくのだ。

真似から生まれる私らしさ


食後にふと感じた。

暮らしって、基本的に誰かの真似から始まっているのだなと思った。それと同時に、それを自分の生活に合わせて工夫していく過程こそが、オリジナルを作るということなのだなとなんだか納得した。

子育ても、料理も、仕事も。
最初は誰かから教わったり、本で読んだり、見よう見まねで始めることが多い。

でも、実際に自分の手で繰り返しやってみて、失敗したり、工夫したりしながら、だんだんと「自分らしいやり方」が見えてくる

今日の生姜焼きも、きっとそうだ。
玉ねぎをすりおろすというアイデアは、どこかで見聞きしたもの。でも、実際に作ってみて、家族の反応を見て「今度もこうしてみよう」と思えた。

小さな積み重ねが作るもの


夜、子どもたちが寝静まってから、夫と少しだけ今日の出来事を話す。

朝のネイルや読書の時間。
小さな憧れを叶えた娘のヘアスタイル。
ピアノ教室での娘の涙。
ちょっと工夫してみた生姜焼き。

どれも小さな出来事だけれど、それぞれに意味がある。

真似から始まって、少しずつ自分らしさを加えていく。その積み重ねが、私たち家族の暮らしを作っている。

完璧である必要はない。
でも、丁寧に、自分らしく。

そんなふうに日々を重ねていけたら、きっとそれが「私たちらしい暮らし」になるのだと思う。

明日もまた、小さな工夫と発見を大切にしながら、一日を過ごしてみよう。

あなたの暮らしの中にも、真似から始まって「自分らしく」育てているものがありますか?

暮らしの中の「見直し」や「工夫」は、誰かのやり方を取り入れることから始まる。

真似をすることは、決して悪いことじゃない。

むしろ、自分にとって大切なものを見極めるきっかけ入り口になることだってある。

小さな変化を楽しみながら、今日という一日を大切に過ごせますように。




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最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

正解はひとつじゃない。
あなたにとって心地よいペースで、少しずつ。
また明日も、無理なく、ていねいに。

大切に生きていきましょうね。
では、また!

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MaRu(まる)| 4時起き朝活ワーママ 今日の気づきが、あなたの心にもそっと寄り添えたなら嬉しいです。いただいたサポートは、これからの言葉の種として、大切に大切に育てていきます。

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