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「ジークアクス感想」を批評する②:岡田斗司夫氏編:シイコのスティグマ戦術を弁護してみる:のりかな毎日エッセイ250530

2025年5月30日、14時45分。
さて、昨日はまた、エッセイを書いた後に寝落ちしてしまい、
気づいたら翌日のお昼になっていたという…。
そこで一回お休みということにして、ついさっき投稿したのでした。
ジークアクス7話の感想の、2回目!
内容は良いと思うのだけど、長文のためか、今さら7話の感想書いてる
せいか、なかなか読まれないのが悲しい…。

ジークアクス7話感想②:殺れたかも委員会:キシリア暗殺先送り?策に溺れるシャリア:のりかな毎日エッセイ250529|のりかな

そう言えば上のエッセイで、
”クランバトルという、古代ローマの地下闘技場のような世界。”
と書いたけど、地下闘技場は「刃牙」だっつーね…。
古代ローマのは円形闘技場だっつーの!コロッセウム!
…という誤植に気づいたけど、あえて放置することにしよう。
「地下」の方が趣があるし。
それはともかく。
今日は予告通り、youtube投稿の結果を振り返って、今後のnoteやyoutubeの
投稿をどう改善していくか、検討しようと思う。

というつもりで、頭の中ではいろいろ考えてたんだけど。
「ソクラテスが言ったことを、解説するプラトンが必要。」
とかなんとか…。
ところが今朝ふと、別のことが気になってしまい、結論としては、
そっちを先に書くことにしたのでした。度々スマン。
でも面白いと思うので読んで欲しい!


僕は岡田斗司夫氏のファンで、ニコノコ動画の月額会員にもなってて、
毎週、氏の動画を楽しみにしている。
それでだいぶ前に、珍しくジークアクスの感想を話していたときが
あったのをふと、今朝思い出したのだけど。
よく考えたら変だな、と思ったのだ。
岡田氏は劇場先行版のときと、4話の時と都合2回、ジークアクスの所感を
動画で述べていて、どちらも面白い。
(4話の分はまだ観れると思うのでリンクを貼っておきます!)

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#568 緊急配信!リクエストに応えて「ジークアクス第4話」「君たちはどう生きるか」無料ゼミで語ります!

それで、4話のシイコさんのスティグマ攻撃については、
「鉤付きのワイヤーを敵に当てられるなら、そんなもんビームを敵に
当てりゃーいいんですよ(笑)」
みたいなことを語っていて、そのときは「確かに(笑)」と思ったのだった。
動画のコメントも、「ワイヤーよりビームの方が速いわな!」みたいに
納得した感じのコメばかりだったと思う。
でもふと今朝、いや昨日の夕方だったか、変だな、と思いついて、考え
続けていたのだった。

岡田氏は以前、SF作品やアニメのオタクというのは、作品内のロマン溢れるトンデモ設定を、サイエンスの力を使って茶化したり笑いものにしたり、
否定するような連中は二流だ、と語っていた、と思う。
どの動画で観たのか見つけられなかったけど、とにかく僕の記憶には
残っている。
オタクのSF(Science Fiction)力は、「こんなの科学的におかしいよね(笑)」
とロマンを攻撃するのではなく、「あり得るとしたらどういう理屈で
成立しているのか、考えてみよう!」と擁護するために、弁護するために
使った方が面白い。
二流の中途半端なインテリほど、「体重2万トンのゴジラは自重で潰れる
はず(笑)」だとか、「スペシウム光線を撃つには腹に巨大なサイクロトロンを仕込まないといけないから、ウルトラマンは超デブになるはず(笑)」
などと、「科学的に」茶化すのだ。

↑とはいえ、一流のオタクを目指すには、まずは二流のオタクに
ならないといけない。アニメやSFを茶化すのは、
誰でも一度は通る道だろう。僕も学生時代には愛読したし。
オタク道の「入門書」としてお勧めします!

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なるほど、と思った僕は、一流のオタクを目指そう、となんとなく
決意したのだった。
だから例えば、「このデザインでゲルググはありえないだろ(笑)」という
ネットの茶化しがあまり好きでないのだ。

https://www.gundam.info/feature/gquuuuuux/mecha/21/

レッテルを貼ると、そこで思考停止してしまって実りが無い。
「なぜこのデザインでゲルググなのか」を考えた結果、「シイコさんは
Zガンダムのライラさんの役割を担っている」という仮説に辿り着く
ことができたし。
「考えるオタク」がもっと増えて欲しいな、と思う。
(読者の皆さんも、考えるオタクを目指しましょう!)

ジークアクス4話感想:相手を敵と拒絶してしまうから…シイコとライラの気づき:のりかな毎日エッセイ250506|のりかな

岡田氏のその意見に感銘を受けた僕としては、今回のスティグマ攻撃への
意見は、オタキングらしさに欠けるな、と感じた。
まあすべての疑問を深く考察してるわけにもいかないとは思うけど。
「巨大ロボットを作れる科学力があるなら、同じテクノロジーで高性能
戦車を量産した方がよほど役に立つ」という、ロマンも身も蓋も無いことを
言ってもしょうがない。
そこでオタキングに代わって、オタク皇子を自称する(⁉)僕、のりかなが、
「スティグマ攻撃なんて成立しない」ではなく、「どうすればスティグマ
攻撃が成立するか」、これからシイコさんの弁護をしてみようと思う。
(ちなみに岡田氏の意見は、茶化しというよりは、「ことほどさように、
鶴巻氏の作品は映画というよりテレビドラマに近い勢い重視の傾向がある」
という例示の意図で出したものだと、僕には受け取れた。)


シイコさんのスティグマ攻撃は、自機と敵機が宇宙空間ですれ違う時に、
敵機に鉤付きの細いワイヤーを引っかけて、ワイヤーのテンションで
自機の軌道を変更し、予想外の回避行動を取ったり、予想外の位置から
攻撃したりする、攪乱戦法だと解釈している。
しかしそもそも、鉤付きのワイヤーを当てられるなら、代わりにビーム
ライフルのビームを当てればそこで、ゲームセットなわけだ。
この岡田氏の意見を、反論①としよう。
他にも合計4つほど、反論されそうな箇所を見つけたので列記する。
反論①:ワイヤー当てられるならビームライフルのビーム当てればよくね?
反論②:ワイヤーはどうやって敵機にくっついてるの?強く引っ張ったら
外れちゃうでしょ?
反論③:そんな細くて硬いワイヤー無いでしょ⁉普通切れちゃうよ。

反論④は後で出すことにして、まず上の3つについて考えてみよう。
①は、ワイヤーのアンカーなりビームなりが視認されたら敵は、回避行動
を取るはずだ。ビームやロケット弾は発光してるし発熱しているので
視認しやすく、回避しやすいが、細いワイヤーの先の小さなアンカーは
目立たないので、そもそも発射されたことに気づかない、という可能性
があるだろう。
モビルスーツのカメラが認識できないサイズのワイヤーやアンカーを、
シイコさんは選定し、「撃つ」というモーションなしにコッソリ射出
しているのであれば、ビームを避けられてしまう敵にも、鉤付きワイヤー
なら当てられる、というのは不自然ではない。

映像を見直すと、シイコさんは自機ゲルググの左手の先からワイヤーを射出しているようだ。
左手のモーションで察知されないよう、右手に持った発光するビームサーベルを大きく振り上げ、マチュの注意を引きつけているように見える。手品師の要領だね。

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スパイダーマンや進撃の巨人のように、ワイヤーを引っかける障害物が
多い地上ならまだしも、モノのない真空の宇宙でワイヤー機動をやるとは
普通考えないから、その盲点をあえて突いたのだろう。
「宇宙でワイヤーはありえない」という先入観も働いて、ワイヤー引っかけ
は気づかれにくくなっていると思う。

反論②、③については、敵機にひっかけてググっと負荷がかかるときに、
ワイヤーが切れちゃったり、アンカーが外れちゃったりするでしょ普通、
というツッコミだ。
装甲表面に小さな鉤を引っかけても、自機の重量がかかったときに
装甲が削り取れて外れてしまうか、細いワイヤーが断裂してしまう。
ワイヤーは鉤を引っかけているのではなく、敵機の手や足にぐるぐる巻きに
して、巻いたワイヤーに鉤を引っかけているのであれば、装甲に鉤を
引っかけるよりは外れにくくなるはずだ。
極細ワイヤーの強度についても、同じ一年戦争作品である「08小隊」の
グフカスタムという前例があるので、宇宙世紀のテクノロジーなら
不可能ではないのだろう。

グフカスタム|昼MS【ガンチャン】 - YouTube

ヒートロッド(ヒートワイヤー)を敵戦闘機にひっかけ、
自重を支えるグフカスタムのシーン。


ここまでで、反論①②③については、それなりにもっともらしい弁護が
出来たと思う。岡田氏の反論についてはすでに回答したので、ここで
終わりにしてもいいだろう。
しかしより強力な反論を思いついてしまったので、それについて
考察しないわけにはいかない。

反論④:ワイヤーの鉤を敵機にひっかけたら、ワイヤーにテンションが
ググっとかかるときに自機だけでなく、敵機もワイヤーに引っ張られて
よろめくというか、引っ張られるはず。そしたらなんかおかしいと
バレるのでは?

左手の先のワイヤーを敵機に引っかけたときに、シイコ機は
ワイヤーに引っ張られてかなりのGがかかっている。
しかし同時に敵機もワイヤーに引っ張られて
負荷がかかるはず。「なんかに引っ張られてる⁉」
と敵機が気付くのは避けられない。
シイコ「ぐぬぬ…」
(分かりやすいように矢印とワイヤーの線を書き足した。)
ワイヤーが張ってシイコのゲルググがぐるっと回転したときに、
シュウジの赤いガンダムもグイッと回転してしまうはず。
しかし映像では、ガンダムは微動だにしない。よほど重いのであろうか。

シイコのゲルググとシュウジの赤いガンダムが、地球と太陽くらい質量の
差があれば、ゲルググだけがグルンと回転する、ということはあり得ると
思うけど。確かにシイコは機体を限界まで軽量化している、という
可能性もあり得るが…。

小一時間考えて、スティグマ戦術について誤解していたことに気づいた。
Excelで図解してみたので、ちょっと小さいけど見てみて欲しい。

図1【スティグマ攻撃の間違った理解】

①ゲルググが赤いガンダムの左わきを通り過ぎようとしている。
②ゲルググが赤いガンダムに向けて極細のワイヤーを放つ。
③ワイヤーのテンションがかかり、赤いGを支点にゲルググが回り込む。
スラスター噴射から予想される位置にゲルググがいないので
赤いガンダムは慌てる。
④しかし実際には、ワイヤーに引っ張られて赤いガンダムも引きずられる
ので、何か引っかけたな⁉とすぐにバレてしまうだろう。


しかし実際には、ワイヤーを引っかけて、敵機が大きく引っ張られる前に
ワイヤーをすぐに切り離しているとすれば、敵機は気づかないだろう。
たぶん、以下の図2のような戦術と解釈するのが、より正しい。

図2【スティグマ攻撃の正しい理解】

①ゲルググが赤いガンダムの左わきを通り過ぎようとしている。
②ゲルググが赤いガンダムに向けて極細のワイヤーを放つ。
③ワイヤーのテンションでゲルググがつんのめり、スラスターの向きが
変わる。ワイヤーは機体の向きが変わったらすぐに切り離すので、
赤いガンダムはほとんど引っ張られず、気づかない。
※「ぐりんっ」ってなったときにシイコに殺人的なGがかかる。
④ワイヤーをすぐ切り離す。同時にスラスター噴射。スラスターの向きが
変わったので予想位置にゲルググがおらず、赤いガンダムは慌てる。


ワイヤーを、敵機を中心に公転するのでなく自転するために使っている
とすれば、その自転でスラスター(ロケットノズル)の向きが変わり、
敵機の予想とは違う方向に推進することができる。
(映像を見ると、そうなってるところもある一方、ガンダムを中心に2回転
3回転しちゃってるシーンもあるので、なんともいえないのだけど…。
理屈を用意したうえで、映像は映え優先にしてるのかも…。)

僕としては、スティグマ戦術をこのように理解した。
この解釈なら、さほど荒唐無稽にはならないと思うし、シイコさんの
必死さも伝わってきて良いと思うけど。
ガッテン頂けただろうか…?
「ガッテン頂けたら、高評価、チャンネル登録よろしくお願いします!」(youtuberふうに(笑))

いやはや大変な弁護だった。
朝ごはんもまだ食べてなくて腹減り虫状態だし…。お腹空いた~。
とはいえ結果的に言えば、
「ジークアクスは普通に見てたら面白いけど、よくよく考えたらおかしい」
ところがある、という「岡田氏の動画を普通に見てたら面白いけど、
よくよく考えたらおかしい」ところがあるので考察したら、ジークアクスの
面白さというか理解がより深まったので、良かったと思う。
ジークアクス制作陣はよくよく考えたうえで、よくよく考えてないような
ハッタリ重視の演出にあえて、しているのだろう。岡田氏もそうだけど。
面白くするためには、ハッタリというかウソ、「大げさ」が必要になる
こともある。
赤いガンダムの周りを2回転3回転するシーンも、ゲルググが見切れるような
レイアウトになっているから、実際は回転じゃなくて、ワイヤー射出
切り離しを繰り返した直線移動を繰り返しているんだろう。
ならビーム撃てよ、という話だけど(笑)。
それだと面白くないしね。ロマンが無い!

というわけで、スティグマ戦術の弁護はここまで!
今後もSF弁護人の仕事(?)は続けていきたいね。
ではでは、また来週♪

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