【column】靴選びだけじゃないシューフィッターの役割とは?
見つけてくれてありがとうございます
元シューフィッターのRueです。
新シリーズ『足と靴のいい関係』スタートしました
そこで、今さらな質問ですが⋯
シューフィッターってどんなことをするか
ご存知ですか?
以前書いた記事でも、
どういう職業かは書いたのですが
この記事の中で⬇のように説明しました。
靴専門店や百貨店などの靴売場で、お客様の足型を計測し、足の病気予防の観点から最適な靴の選定をアドバイスし、靴の調整や販売を行う専門家のことです。
足のサイズや形、歩き方の癖などを考慮して、
もっとも履き心地がいい靴を提案する、
靴選びのプロです。
今回は番外編として、
”シューフィッターって何をするのか”を
私なりに
私が経験・学んだことから、
一般の靴屋のシューフィッターが、
何を学んで、どんなことをしていたかを、
具体的にお話します。
🌼.*シューフィッターの役割🌼.*
私が持っていた資格は、
『プライマリー』という初級シューフィッターでした。
学んだことは
・正確な足型計測
・足の構造
・足の病気と障害
・靴の知識・商品学
・パッキングワーク
です。
その学んだことから、
日常どんな仕事をしていたか――
・足を測定して、靴選びのお手伝いをする。
・履いていて履き心地が変わった靴の調整
・他店やネットで購入した靴の調整
・整形外科や整骨院から紹介されたお客様の靴選び・インソール作成
と、こんな感じです。
靴の構造や特徴を踏まえて、お客様の足にピッタリの一足を提案します。
もちろん好みも大切ですから、足に合う靴と好みの靴、その両方のちょうどいいところを見つけておすすめします。
「この靴が欲しい」も、もちろんあります。
その場合、フィッティングして問題なければそのまま おすすめしますし、調整が必要ならインソールやパッドで調整します。
どうしてもおすすめできない場合は、その靴を選んだ際に起こりうるトラブルをきちんと説明します。それでもお客様が選ぶなら、止めることはできません。
「必要ならば調整いたしますので、お気軽にお越しくださいね」と伝えて販売します。
これが、通常業務です。
その合間に飛び込んでくるのが、
「靴の調整」です。
靴の調整は、主に
・インソール作成
・部分的なパッドを元々入っているインソールに付けたりして調整する。
以上の、パッキングワーク
あとは、靴の幅を伸ばしたり―――
その靴の状態とお客様の足を見ながらの、作業になります。
購入されたもので、
「一日履いてみたら、なんか違和感がある」
「伸びて大きくなった」
「少しきついから伸ばせる?」
は、よくある調整です。
余談ですが
あるタイプの靴だと、
何も変えずにあることをすると、
問題解決できることが多かったんです。
なんだと思います?
それは、
ひも靴の”くつひも”のしめ直しです。
・購入した時に合わせたまましめ直さず履いている。
・足に合わせて紐を締めず、結んだまま履いている。
そういう方が多いのです。
お客様が履いた状態で、
かかとトントンして
しめ直して歩いてもらうと⋯
「あら!履きやすくなった」と、
それ以上何もせず帰られる方も、
少なくありませんでした。
つま先が痛いなぁ、かかとが浮くなぁ⋯
そう思ったら、まずは、
靴ひもをしめ直してみましょう。
”結び直す”じゃなくて、
”締め直す”ですよ。
あとは、
他店やネットで購入した靴の調整。
これは、ここ数年は本当に多かったです。
ほとんどが、大きすぎるので調整してほしい。
という依頼です。
⋯本当にネットでの購入はお気をつけください。
まれに、
「病院の先生に『靴屋に行ってインソール入れてもらって』って言われてきたんだけど」
というお客様がいらっしゃいました。
そのほとんどの方が”外反母趾””膝・腰の痛み”に悩まされている方でした。
これらは、根本的に完治する方法は、外科手術に限られます。
ただし、手術を検討する段階――
つまり足・脚の変形が重症になるまでは、整形外科に通っても、レントゲンを撮って湿布と痛み止めを処方してもらう程度⋯
だからこそ、今以上に変形が進まないように、上手く付き合うことが大切になります。
そこで、登場するのがシューフィッターの役割でもあります⋯
でもね、
病院と連携してる訳ではないんです。
ただただ、
「靴を選んでもらって」
「インソール作ってもらって」って言われて、来店する方がほとんど。
中には「そもそも靴屋に行く意味」を理解されていない方もいて⋯
説明までシューフィッター任せ?
――少し丸投げされてるように感じることもありました。
⋯失礼しました💧過去の愚痴です。
少数ですし、どのように活用されているのかは、分かりませんが、整形外科や整骨院の先生でシューフィッターの資格を習得している方もいます。
それだけ、足に合った靴を履くことは大事だということでしょうね。
インソールなどのパッキングワークでできることは、痛みの軽減・進行の予防が期待できます。
湿布や痛み止めの薬に続く、もうひとつの手立て――
それが”足元の見直し”なのです。
🌼.*まとめ🌼.*
私が経験から考えるシューフィッターとは――
・お客様と対話を重ねながら、要望に応えられるように最善を尽くして靴選びをする存在。
・足病や変形について知識をもち、靴を通じて改善・予防を支えることはできるが、病気そのものを治すことはできない。
・靴の構造に精通し、履き心地を高めるのための調整や簡単な修理はできるが、靴そのものをいちから作ることはできない。
つまりシューフィッターは
『靴メーカー・医師とお客様の間に立つ案内人』
なのだと考えます。
「靴と医療の知恵を結び、お客様の歩みを支える存在」
―――それがシューフィッターです。

今回書いた、シューフィッターの仕事は、私が以前働いていた靴屋でしていたことです。
シューフィッターの資格があるなら、ここまではやりなさい、みたいなルールがあるわけではないです。
なので、他のシューフィッターさんが
”どのようにシューフィッターのスキルを活かしているか” は分かりません。
でも、靴屋でシューフィッターに出会ったら、ぜひ遠慮なく質問してみてください。
出会う確率は高くないかもしれません。
だからこそ、出会った時はチャンスです。
彼らは、学び続け、靴の情報を常にアップデートしています。
きっと、あなたの疑問に応えてくれるはずです。

もし、
店員さんとやり取りするのに抵抗があるようなら、
私がこれから続けていくシリーズ
『足と靴のいい関係』がお役に立てるかもしれません。
⋯⋯ちゃっかり宣伝になってしまいましたが💧
これから、少しでも役立つ記事を投稿していこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、本編の方でお会いできるのを
楽しみにしています。
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