チンギスハンが神になっていた、チベット仏教寺院の壁画|ウランバートル近郊の町ナライハ・サインノムン寺【GWモンゴル10日間一人旅】
ナライハはウランバートルからバスで約1時間。炭鉱の町として知られているけれど、実はチベット仏教寺院「サインノムン寺」には、神格化されたチンギスハンの壁画が残されていた。
テレルジに向かう途中のナライハで見つけたチベット仏教寺院サインノムン。ナライハはウランバートル近郊の町であり、イメージとしてはテレルジとウランバートルの間のような感じ。
ナライハのバス停から少し歩くとたどり着いた。こういう思いがけない発見があるから、できるだけ1人で探検的に目的地に辿り着く機会も設けたい。
あざやかな門に期待度マックス

門がもうすでにどんな寺院なのか表しているようで、期待が高まる。
敷地内にはマニ車がいっぱい



お堂はきんきらきんで神々しく、みんなオーラに満ちている

建物に入ると、職員の方や僧侶の方が優しく迎え入れてくれた。タイミングが良かったのもあるだろうけど、優しい人たちもいるものだ。


透明なガラスケースに入っているので、像の足元までよく見える。足首にまかれている紐のような装飾品もきれいにはっきり見える。


天井にもこんな手の込んだ立体芸術。わざわざ首を曲げて見上げなくてはいけない位置にこんなに繊細で大胆なアートを配置するなんてすごすぎる。水の表現もあるから水モチーフとしての龍なのだろうか。

まさしくきんきらきん。この立体感がすばらしい。作画の違いもいい味だしてる。ブッダが飛び出して表現されているのも素敵。世界を旅するといろんな寺院や教会などから様々な芸術表現を学べるけど、チベット仏教は特に表現が豊かで見入ってしまう。
2階へ



食いしばった歯で輪を支えているのである。天才。
緻密の極みな曼荼羅

実は曼荼羅をこんなにじっくり近くで見たのは初めて。表面にも立体加工(凹凸)が施してあり、完成度がすごい。きれい。緻密。気の遠くなる精密さ。脱帽。

シャンデリアに日光が反射して虹の輝き。美しい。そしてシャンデリアの大元には太陽のモチーフ。細部まで創意が尽きない。すばらしい。
人々の生活に寄り添うご祈禱

中ではお坊さんがご祈祷やお祈りをしている。まばゆい仏像や装飾が神々しい。たくさん参拝客が訪れて、祈禱をしてもらっていた。
日本でいうお宮参りなのか、まだ首も座らない赤ちゃんを大切に大切に抱っこしているお母さんも来ていた。モンゴル語だったから何を言っているのか全く分からなかったけど、目がちょっと手伝ってと言っていて、お母さんが手に持っていた毛糸の小さいちいさい帽子を赤ちゃんの頭にかぶせて、ご祈禱が始まるまでちょっと遊んだ。ご祈禱はどうだっただろうか。泣かずに済んでいたらいいな。
最後に
モンゴルならではの絵画表現(芸術表現)を見つけたので最後に記録しておく。
モンゴルならではの、仏教寺院の絵画:チンギスハン

動物の背に円形に座っているのがすでに神のような描かれ方、かつ雲に乗って浮いているのも並の存在ではないように表現されているので、神格化したチンギスハンなのかな?そして頭上にはソヨンボマーク。モンゴル性が非常に強いのは間違いない。
素人(わたし)の名推理が冴え渡る
そして意味深なのがオレンジの法衣(に見える衣装)。チンギスハンは僧侶ではないし出家もしていない。それでもこの衣装で描かれているということは精神的支柱のような存在として描かれているように考えられる(素人の感想)
山や海の上を雲に乗って飛んでいるので、大地を守っている霊的な存在として表現されているのだろうか。
よくわからないけど、モンゴルらしい仏教寺院の芸術を見ることができてうれしかった。
個人で冒険に出ると、こんな思いがけない出会いがあるからやっぱり素敵だ。
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