16歳、ひとり留学中の夜〜強がっている自分と、本当の自分〜🇳🇿🇯🇵

「強がりの裏側にあるもの」

私はよく「強いね」と言われる。留学して一人で生活していることもそうだし、SNSで発信を続けていることも、そう見えるのかもしれない。でも実際の私は、そんなに強くなんかない。むしろ、夜になるとどうしようもなく弱さに飲み込まれることだってある。


ひとりでいる時間の長さ

16歳で一人、ニュージーランドに来てから半年。最初の頃は刺激ばかりで、寂しさを感じる余裕なんてなかった。新しい環境、新しい友達、慣れない英語。すべてが私を夢中にさせた。
だけど慣れてきた今、ふと気づくと「ひとりでいる時間の長さ」が胸にのしかかってくる。家に帰っても「おかえり」と言ってくれる家族はいない。ホストファミリーは優しいけれど、やっぱり本当の家族とは違う。日本にいる友達は時差のせいで簡単には連絡できない。そんなとき、心のどこかが空っぽになる感覚がある。


SNSに逃げ込む夜

その空っぽを埋めるように、私はSNSを開く。誰かの「いいね」やメッセージに救われる瞬間が確かにある。だけど、同時に数字に心を揺さぶられてしまう自分がいる。「あの子の投稿は何百もいいねがついているのに、私のは…」と比べてしまう。
本当は比べても意味がないってわかっている。でも、心が弱っているときほど、数字が自分の価値の証明のように見えてしまうのだ。


眠れない夜の心の声

夜、ベッドに横になると急に寂しさが押し寄せる。静かな部屋で、自分の心臓の音だけがやけに響く。スマホを閉じても、心が落ち着かない。「なんで私はここにいるんだろう」「本当に強くなれているのかな」。そんな問いが頭をぐるぐる回る。
時々、涙が止まらなくなる夜もある。誰かに電話して「大丈夫だよ」って言ってもらいたいのに、時差のせいで日本の友達は寝ている。寂しさのやり場がなくて、ただ枕を濡らすしかないこともある。


強がることのしんどさ

「大丈夫だよ」「平気だよ」と口にするのは、相手を心配させたくないから。でもそれを繰り返すうちに、自分でも「強がっている自分」と「本当は弱い自分」との差に疲れてしまう。
笑顔で写真をアップしたその裏で、実は泣いていたりもする。SNSは切り取られた一瞬でしかなくて、そこに映らない弱さを抱えている人は、きっと私だけじゃない。


それでも、前に進みたい

こんなふうに弱音を書いていると、「留学生活、つらいだけなの?」と思われるかもしれない。でも、そうじゃない。楽しい瞬間も、心から幸せだと思える瞬間も、確かにある。
ただ、人間だからこそ、浮き沈みがある。とくに10代の私は、まだまだ不安定で、まだまだ未完成だ。だからこそ、この揺れをそのまま言葉にして残しておきたい。
私が伝えたいのは、「強そうに見える人も、実は同じように悩んでいる」ということだ。SNSでは見えないけれど、誰もが弱さを抱えている。その弱さを恥ずかしいと思わずに、共有できるようになったら、もっと生きやすくなるんじゃないかな。


今夜もきっと、眠る前にまた少し寂しくなるだろう。だけど、そんな気持ちを抱えながらも私はここにいる。泣いたり笑ったりしながら、少しずつ前に進んでいる。それでいいんだと思う。




いいなと思ったら応援しよう!

🇳🇿Shiori | 高校3年17歳 | ニュージーランド留学から帰国したよ | そして世界へ狂言を いただいたチップは、ニュージーランドでの留学中に日本が恋しくなったときに🍡🍙日本のお菓子や食べ物を買うために使います😊