人生おはなし5
人生おはなしとは、私と娘が夜寝る前にコソコソと2人でおしゃべりをする事です。

皆さん、突然ですがランドセルはご存知ですか?
今やランドセルは、一年前から予約して買うものらしいです。
来年小学生になる娘もランドセルを買いました。
……というより、じぃじとばぁばに買ってもらいました😊
今日の人生おはなしは、ランドセルから始まった「娘の未来」のお話です。
⸻
夜……寝る時間。
「パパ、ちかくにきて」
「人生おはなししよ」
いつものフレーズから、お話が始まる。
「今日はランドセル買えて良かったね」
と私が言うと、
「可愛いランドセルだったね♪」
と娘は嬉しそうに答えた。
「ところで、何で黄色や紫色じゃなくて、水色のランドセルにしたの?」
私は少し気になって聞いてみた。
娘は小さい頃から黄色が大好きだった。
最近は、YouTuberグループ「リアルピース」の“なおさん”が好きで、イメージカラーの紫色を選ぶ事も多かった。
だから、水色を選んだのが少し意外だったのだ。
すると娘は、
「水色は綺麗だから!」
と即答した。
これも最近の私のシーグラス効果なのか……?
なんて思いながら、ふと昔の事を思い出した。
実は、娘がまだ小さい頃、私は奥さんにこんな話をしていた。
ランドセル売り場を見ながら、
「娘には、水色のランドセルを選ぶ子になってほしいなぁ」
そう話していたのだ。
「ちびまる子ちゃんでいう、たまちゃんみたいな、優しい子になってほしい!」
そんな話を夫婦でしていた。
だから、実際に娘が水色のランドセルを選んだ時、私たち夫婦は思わず顔を見合わせた。
まるで、自分たちの会話を聞いていたかのように、水色を選んだからだ。
私は娘に言った。
「水色って綺麗な色だよね」
「パパは水色を選んでくれて嬉しいよ」
すると娘は、
「水色が可愛いもん」
とニコニコしていた。
⸻
お気に入りのランドセルを手に入れて嬉しそうな娘に、私は聞いてみた。
「早くランドセル背負って、小学校行きたい?」
すると娘は、
「学校は勉強しないといけないから嫌い」
と答えた。
こう言われたら、皆さんはどう答えるだろう?
私はこう答えた。
「わかる〜。パパも勉強嫌いだったから、ずっと遊んでたわ」
「別に勉強なんてしなくても大丈夫だよ」
「パパも勉強嫌いなの?」
「はい。勉強しないで、お外で遊んでばっかりいました」
「でも、こうしてお仕事して生きていけてるから大丈夫!」
……うん、我ながら最低な回答である😇笑
でも続けて、こう言った。
「でも、お友達は学校に行くからね」
「お友達と遊びたいなら、学校に行かないとね」
すると娘は、
「お友達とは遊びたいけど、勉強はしたくない」
と即答。
気持ちはよく分かる。
私自身、子供の頃は勉強より遊ぶ方が好きだった。
でも、友達と過ごした時間は、本当に楽しい思い出ばかりだ。
学校って、勉強だけをする場所じゃないと思う。
友達と関わって、笑ったり、ケンカしたり、仲直りしたり。
そういう経験を通して、人との関わり方や社会性を学ぶ場所でもある。
それも大切な「勉強」なんじゃないかなと思う。
私は娘に言った。
「勉強は嫌いでも、お友達とは一緒に学校行きたいよね?」
すると娘は、
「お友達とは学校行きたい」
……でも。
「勉強はやりたくない」
ここだけは、なかなかブレない😂笑
⸻
私は続けて話した。
「将来、パン屋さんとかケーキ屋さんやりたいんだよね?」
「パンを作るのも、ケーキを作るのも、実は勉強なんだよ」
「パパも勉強は嫌いだったけど、お馬さんのお仕事をするために、お馬さんの勉強は頑張ったんだよ」
「今は勉強が嫌いでも、自分のやりたい夢が見つかったら、“どうしたら叶うかな?”って考えるようになる」
「そしたら自然と勉強したくなるから、今は嫌いでも大丈夫」
「目標が見つかるまでは、お友達といっぱい遊んで、学校を楽しめばいいんじゃない?」
すると娘は一言。
「学校は行きたいけど、勉強は嫌い」
……人の話、聞いてましたか?😂笑
⸻
でも私は、勉強って「ゴール」がないと頑張れないものだと思う。
マラソン大会で言えば、
「勉強しなさい」
という言葉は、ゴールも見えないまま、
「とにかく走りなさい!」
と言われているようなものだと思う。
夢や目標が見つかれば、人は自然と学びたくなる。
私自身、学生時代は勉強嫌いで遊んでばかりいた。
でも、自分の夢が見つかった時は違った。
その夢を叶えたくて、本を買って、自分で調べて、自分で勉強した。
だから私は娘にも、
夢や目標を持って、自分で考え、
「今の自分に何が必要なのか」を考えられる人になってほしいと思う。
⸻
頑なに「勉強は嫌い」と言う娘に、
「まぁ、勉強が全てじゃないから、学校は楽しんで行くと良いよ」
そう言って、
「おやすみ」
娘は静かに眠りについた。
⸻
そんな勉強嫌いの娘も、最近は自分から、
「書き方教室に通いたい!」
と言い出した。
体験で字が上手に書けたのが嬉しかったようで、ニコニコしながら私に見せてくれた。
私は得意の“ヨイショ作戦”で全力で褒めた😂笑
その結果、今度から「書き方教室」に通う事になった。
字が書ければ、お友達にお手紙も書ける。
そうやって、“学ぶ楽しさ”を少しずつ感じてくれたら嬉しい。
学校では、勉強が出来なくてもいい。
別に成績トップを目指さなくたっていい。
それよりも、友達を大切にして、優しい思いやりのある子に育ってほしい。
人との関わり合いが、きっと彼女を立派に成長させてくれると思う。
そして、いつか自分で「やりたい事」や「夢」が見つかった時。
その夢を叶えるために、
「もっと知りたい」
「もっと学びたい」
そう思える日が、自然と来るのだと思う。
だから今は――
ランドセルを背負って、
笑顔で「いってきます」と学校へ向かってくれるだけで、私は十分嬉しい。

過去記事
「人生おはなし」シリーズはこちら💁
まだ見ていない方は是非覗いてみてください✨
続きはこちら💁♂️
現在、創作大賞2026に参加しています!
皆さん、応援の程、宜しくお願いします🙇♂️
