もっと!ひろみサスペンス|がお〜愛のペラサス劇場
勇者くろいるすけさんに続くのだ〜
準備中かもしれないカイロウドウケツさんや、くいたろうさんたちに先んじて、抜け駆け的にっ(ニッ!)😁✨🙏
「それら続く作品や、先行作の邪魔にならない」、
これを突き詰めていくと、ペラになる。
そう。すべては、ペラになる。←言いたかっただけ
ちょろすさんのはじまり記事、勇者いるすけさんの続き記事ときて……、
そして、一番の謎は──。
こんなに靴下が毎日なくなっていくのに、家族の誰も気に留めていないことだ。
あ、そうだ。
私の出生の秘密のことは、なんとなくそう思っただけ。そういうの、かっこいいかなーと思って。
ぼくもペラペラと、やってみますね〜
こんなに靴下が毎日なくなっていくのは、どうしてか。
そして、私の出生の秘密は、あるのか、ないのか?
……もはや、私が探偵になるしかないだろう。
謎は、解かれなければならない。
で、探偵になると決めたら、急に、自分のかっこうが気になってきたのです。
しまむらで買った、ダボっとしたサイズのTシャツと、兄がユニクロで買ったけれどサイズが小さかった〜きつい、言うので譲り受けた、ステテコ。ちなみにとても便利だ。
(でも、探偵になるなら…。
もっとこう、しかるべきかっこうが、あるよね…!)
それは、きっと、ベレー帽。
さらに、襟付きのシャツに、上からジレ。
シュッとしたチェック柄のスラックス。
コーンパイプをくゆらす。
ポケットには、万年筆とメモ帳。
外に出るときは、外套そしてステッキ。
ほとんど全部、持ってない。
襟付きシャツ、あとメモ帳はある。
けど、着替えても、それだとまだ「一般人」だ。
これ、「探偵はあきらめなさい」という天のお告げか……、
そのとき、「安楽椅子探偵」なる言葉を、思い出せたのだ。
自分で自分に驚く。
私ってば、なんて冴えているんだろう。
もう、事件を解決してしまったかもしれないではないか。
だって、安楽椅子は、この家にあるし、実はそこはまさに、毎日、母がベランダから取り込んだ洗濯物たちが、
「一度置かれる」
場所なのだから。
サスペンスが、生まれるその場所だ。ホットスポットだ。
敵のアジトかもしれない。
我が家の、家族4人の靴下を、毎日片方だけ隠してしまう、敵だ。
安楽椅子が置いてあるのは、1階の居間の、縁側寄りの、廊下っぽい場所。
ふだん、何も気にせず、通り過ぎている。
家の中をずんずんと歩いて、私はそこへ向かう。
どきどきしている。
歩く私の眉間には、「むむむ」的な皺が、刻まれている。
(イヤハヤ、まったく気づいていなかったなぁ…!
実は、安楽椅子の置き場所あたりに、敵が潜んでいただなんてサ…)
なんのことはない。シンプル。
「我が家の安楽椅子の座面は、ツルツルしている。
よって、靴下は、毎日必ず、片方が落っこちて、椅子の下とか裏とかにいってしまっている」。
安楽椅子探偵こと、私の名推理…、いいえ、まだ安楽椅子にたどり着いていない私は、この事件を解決したら、普通に「探偵」なのです。
ワトソン君(兄)に褒めてもらう権利はある。
もはや、ルンルン状態で、私は1階の居間、縁側寄り廊下っぽい場所まで来て、最初その深い茶色の安楽椅子へ、そしていよいよ的に、その下へと目線を移す。
…あれっ。
ない……靴下……なんにも?
0.1秒前のビジョンとしては、ここにもう数足、落ちているはずが。
また眉間が「むむむ」に戻り、椅子後ろの雑多な物置きスペースを、覗く。
しゃがんで、伏して、椅子裏の奥まで、見渡す。
片方だけの靴下は、1足たりとも、ない。
あっれー、おかしいぞ…。
流れで、安楽椅子に座る。
数年ぶりに、ゆらゆらしてみる。
靴下は、なかった。
だが、良かったのは、敵もいなかったということ。
家の片隅に、アジトが建設されてはいなかった。
その事態は、なんとか、免れた。
(ああ、よかったな)
安心したら、お腹が空いてきた。
アジト、で思い出したのだが。
冷凍したアジが、冷凍庫の奥に、あった気がする。
今夜は、あれを食べよう。
母が「美容室ひろみ」から戻ったら、焼いてもらおう。
安楽椅子に座った最初の数秒、「出生の秘密」のことも頭によぎったりはしたのだが、いまは、もう、アジだ。
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