男性用トイレはどこ?
海外で空港や大学に着くと、まず探す場所、それはトイレです。
2024年7月にニュージーランド・クライストチャーチのカンタベリー大学で、国際シミュレーション&ゲーミング学会(ISAGA2024)が開催されました。
見出し画像は、その時に撮影した写真です。ちなみに、女性用トイレのピクトがこちらです。

日本では、男性用のトイレは青だとか黒で表現され、女性用のトイレは赤で表現される。それはルールで決まっているというよりは、慣例的にそうなっているといって良いと思います。
ちょうど2年前、NZでこの写真を撮った時には社会心理学の題材として使えそうだと思っていたのですが、社会心理学概論1の講義でそのことを思い出したのは、つい先週、『あかとあお』というコミュニケーションの演習を実施した時でした。
青色で書かれた「あか」のカードと、赤色で書かれた「あお」のカードを受け渡していくという、ストループ課題を用いたゲームです(詳しくは、吉川編著『リスク・コミュニケーション・トレーニング』をご参照ください)。

ちょうど、スウェーデンで開催されたISAGA2026の翌週、そこでの出来事を講義中に紹介していたこともあって、クライストチャーチでのISAGA2024を思い出すきっかけになっていたのだと思います。

写真は男性用トイレなので、男性のピクトグラムとともに表示されています。
クライストチャーチでの学会では、"Kia ora"といったマオリ語に頻繁に接しました。ニュージーランドの公用語は、英語とマオリ語です。私にとっては初めての南半球を訪ねる旅だったのですが、すっかりニュージーランドのファンになって帰ってきました。
そんな経緯もあって、先週の講義をしている最中に「写真を用意しておけばよかった!」と後悔しつつも、今週の講義において、このカンタベリー大学での私の気づきを紹介しました。カンタベリー大学に留学した経験のある学生さんから、そのことには気づかなかったという感想も寄せられました。
今回は、「社会を変える・動かすコミュニケーション」と題する講義だったのですが、このトイレの表示は、その講義の導入として用意していたシェリフの光点の自動運動現象の話へと自然と接続させることができました。
今日の講義は、講義テキストである有斐閣のy-knotシリーズ『社会心理学:社会を動かすもの・変える力』の第8章(および第3章)の話を中心に行いました。ぜひ、こちらの本もご参照ください!
学会出張中に何気なく撮影した一枚の写真が、二年後に社会心理学を考える講義の教材になるとは、そのときは思ってもみませんでした。
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引用文献
吉川肇子(編著) (2012) 『リスク・コミュニケーション・トレーニング:
ゲーミングによる体験型研修のススメ』ナカニシヤ出版
杉浦淳吉・尾崎由佳・村山綾(2024) 『社会心理学:社会を動かすもの・変える力』有斐閣
#社会心理学 #大学教育 #社会規範 #コミュニケーション #ISAGA #ニュージーランド #カンタベリー大学 #マオリ語
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