見出し画像

[本を、旅する] 『空、はてしない青』を 旅する

これは『空、はてしない青』メリッサ・ダ・コスタ に出てくる景色を追いかけて、その美しい風景を まとめたものである。

“Iter non ante viatorem est; post gressus eius oritur.”
(道は旅人の前にはなく、その歩みの後に生まれる)

『空、はてしない青』(上)(下)メリッサ・ダ・コスタ (著), 山本 知子 (翻訳) 講談社

運命は すでに決まっている。
だから エミルは旅に出ることに 決めた。
「若年性アルツハイマー と宣告された男性、26歳。人生最後の旅の 道連れ募集」。エミルは 病院と周りの同情から逃れるため、旅に出ることにした。長くても 余命2年。同行者を 掲示板で募集したところ、返信が届いた。「高速道路の 三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。どう?」。現れたのは ジョアンヌと名乗る 小柄な若い女性。自分のことは 何も語らない。2人はとりあえず、ピレネー山脈に向け キャンピングカーで出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の 始まりだった——。

爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての 感動大長編。

講談社

キャンピングカーで 旅に出た二人は、ピレネーの自然の中で お互いの「生き方」と「生きる意味」を 知ることになる。エミルは、間近に迫る 死の恐怖と不安と戦いながらも、一緒に旅をするジョアンヌの「今を生きる」生き方に触れて 蘇生していく。ジョアンヌもまた エミルのひたむきさに感化されて「生きる目的」を取り戻していく。

「号泣」本です。電車、バス車内では 読まない方がいいです。


この本の 素晴らしさは、そうした主人公たちの「生き方」を変えていく ピレネー山脈の山々、南フランスの「美しい小さな村」たちの 情景だ。

ピレネー山脈

この本を読みながら(地図オタクの)私は、Google Mapsで 彼らの旅の後を追い、その美しい風景に 感嘆してきた。

地図を探していると こんなサイトを見付けた。なんと、あの美しい村「エウス」に 住んでいる人が、この本に出てくるところを 旅して回った記録だ。

サイトの最初に こんな注意書きがある。

ご注意ください、これらの写真を見る前に 本を読むことを お勧めします。見る前に 想像するほうが、いつも よりずっと面白いものです…。

たしかに そうなんだけど、でも 本を読みながら 地図と写真を見ると、また違った感想を 抱く。とにかく、景色が きれいなのだ。溜息が出るぐらい きれいだ。この風景を この本を読む人に届けたい、と思った。

このサイトを 参考に、この本の主人公たちが辿った道を 追いかけてみたい。

【上巻】地図、写真まとめ に続く


この作品はNetflix Franceで放映されている。(日本放映は未定)

【Netflixにリクエストしよう】 
Netflixの画面のうーんと一番下に「お問い合わせ」>「映画やドラマをリクエスト」>「タイトルの提案」がある。そこへ
「Tout le bleu du ciel」(フランス語題名)と書き込んで送ろう。


〈2026年4月追記〉
本屋大賞翻訳部門賞 受賞!



旅の話をするテーブルで、お待ちしています。


いいなと思ったら応援しよう!

新さん|いつか行く旅の旅行社 Shin-san|Journeys Before Departure 応援、ありがとうございます。 いただいたチップは次の旅行の切符代にさせていただきます。 次は「中欧」「北欧」「東欧」に行きたいなあ。

この記事が参加している募集