『最長片道切符の旅』を旅する day45 「時刻表2万キロ」を旅してたら、フライトがキャンセルになったんだよ
別府 0546(日豊本線)0644 柳ヶ浦 0646(日豊本線)0758 城野 0822(日田彦山線)0858 香春(タクシー)添田 1002(日田彦山線)1016 田川後藤寺 1020(糸田線)1034 金田 1037(糸田線)1059 直方(歩)筑豊直方 1120(筑豊鉄道)1155 黒崎駅前(歩)黒崎 1214(鹿児島本線)1217 八幡1225(バス)1245 皿倉山麓 1300(皿倉ケーブルカー)1306 山頂 1320(皿倉ケーブルカー)1326 山麓 1355(バス)八幡 1417(鹿児島本線)1433 小倉 1509(ソニック31)1519 朽網 1525(バス)北九州空港
1740(急行バス)1855 小倉1907(新幹線)(みずほ609)1922 博多 1935(地下鉄)1940 福岡空港 2005 JAL330 羽田
「『最長片道切符の旅』を旅する」は
宮脇俊三『最長片道切符の旅』(新潮文庫)を忠実にたどる記録です。
さて、ここからは「時刻表2万キロ」(全線完乗)の旅となる。「乗りつぶしの旅」である。

朝から小雨。別府から 日豊本線の始発に乗る。ここから 小倉までが未乗。

私の「乗りつぶし」の決まりは
1 普通列車(各駅停車)
2 日があるうち(夜明けから日没まで)
である。これは JRでも私鉄でも 同じである。このルールで これまで乗ってきた。これは 別にどこかで決まっているのではなく、自分で そう決めているだけのことである。こういう所が「乗り鉄」は 自由でいいんだよなあ。

宇佐駅。駅票にはお約束の「USA」風 国旗がついている。

さっき気がついたんだけど、列車内に ゴミ箱があるんだな。いつも ゴミは持ち帰っていたんだけど、そうか 列車内にもちゃんとゴミ箱があるんだ。東京では 見たことがないなあ。

おっとあぶない。柳ヶ浦の乗り換えで あやうく快速に乗りそうになった。降りた客が ぞろぞろと快速に乗ると つい釣られて乗っちゃうんだよな。そうすると この区間は「のりつぶし」認定されないので また乗り直しに来なくちゃならないんだ。まあ、自分だけのマイルールですけどね、そこは それだ。

城野から 日田彦山線。なんだか ついこの間来たような気がするのだが、あれは 去年の8月だったのか。再度、香春(かわら)まで行く。再びここに来たのには 訳があるのだ。

実は 前回来た時は 旧添田線の廃線跡を辿ることが 出来なかったのだ。香春駅に降りてみたら 駅前にタクシーはおらず、日曜なので 電話してもまったくタクシーが捕まらなかった。仕方なく その日はそのまま次の列車で 田川後藤寺ー添田へと乗り継ぎ、添田線跡は 泣く泣くスルーしたのだった。
で、今回は そのリベンジである。タクシーは 前もってしっかり予約してある。はい、この「day42」の「たまには帰ってこんといかんばい」は この時乗った タクシー運転手さんの言葉だったのですね。

いやあ、「片道切符の旅」を辿る旅も 大変なのよ。まあ そこまでしなくても、と思わなくは ないんだけど、やっぱり 気持ちが悪いんだよね。
しかも、このタクシー運転手さんは 筑後弁ばりばりで、いい話を聞けたので 戻ってきてよかったのだった。「拾った石炭で 風呂を沸かした」なんて話が聞けたからね。
タクシー運転手さんの話
線路の跡は、今は バイパスになっとります。わたしが 学生やった頃は、通学に 汽車ば 使いよったです。鉄道は まだばりばり 使っとったもんね。
そん頃 香春岳(かわらだけ)には、まだ頭が あったがです。
祭りで帰って来とった もんが、
「ありゃ〜、山が なかごと なっとるばい。たまには 帰ってこんと いかんばい。山も のうなって しもうたっちゃ」て 言いよったです。
石炭のガラん中に、よう燃える炭が まだ残っとって、それを拾うては 風呂焚きに 使いよったもんです。風呂は 石炭で湧かしよったんですよ。
あん頃は 汽車ばい。小倉まで乗って行きよったら、顔がまっくろーになっとりましたもん。

添田からは BRTに乗らず、田川後藤寺へ戻る。ここから「乗りつぶし」を再開する。前回乗らなかった 田川後藤寺ー金田(かなだ)(糸田線)間を 乗る。


「かねだ」ではない「かなだ」までの初乗り。沿線に工場がある「#マクセル号」。


乗客は 若い人が多かった。街に遊びに出るのかな。金田から直方(のおがた)に出る。


さて、次に乗る筑豊鉄道の筑豊直方駅は JR、へいちくの駅から 少し離れている。歩いて10分ほどの 距離だ。
乗り換え時間が 20分もあるのだが、先が見えないのはいやなので 筑豊直方駅まで急ぐ。そのため、トイレに行くのを 忘れてしまった。ま、次の駅で行けばいいや、と思ったら

階段の下にも 上にも トイレがない。参ったなあ、30分の我慢だ。
黒崎駅前駅で 無事マーキングして、JR 鹿児島本線上りに 一駅乗って 八幡駅まで。
ここからが本日のハイライト、皿倉山ケーブルカーだ。

前日、別府のラクテンチケーブルカー乗りつぶしに失敗しているので、ここは何としても乗っておきたい。

八幡駅前から シャトルバスが出ている。乗ったのは おじさん3人、なんでこんな小雨の日にケーブルカーに乗りに行くんだろ。この人達も「鉄」なのかとも思ったけどどうやら違うみたいだ。「Youは何しにケーブルに?」って聞いてみたいよ。
皿倉山は かなり急な山で 山頂からの夜景は「新日本三大夜景」となっているらしい。(他の二つは、横浜市、長崎市だそうです) ま、私はケーブルに乗るだけだから 夜景はどうでもいいんだけどね。

6分で山頂へ、そのまま乗ってきたケーブルカーで 山麓へと降りる。さて、これで今回の「のりつぶし」ミッションは 終わり、後は家に帰るだけだ と思ったら、これがとんでもないことだったんだよ。
八幡から小倉、朽網(くさみ)まで 特急ソニック、北九州空港へは バスで行く。早めにチェックインして お土産(明太子と辛子高菜)などを買う。
保安検査場を通って 搭乗口で本を読んでいたら、搭乗5分前 1615にアナウンス。さてそろそろ搭乗か と思ったら、まさかの 欠航。今まで何回か 欠航になったことがあったけど、搭乗口で 搭乗間際というのは さすがになかったよ。
原因は「海霧(シーミスト)による 視界不良」。北九州空港は 海の上に作られた海上空港で 海霧が発生しやすい。当日も 搭乗寸前に海霧が発生、当分晴れないと 判断したのではないか。
搭乗口にいた客達は 一斉に電話を取り出す。搭乗口の係員に 群がる。その様子を尻目に 私は1階のチェックインカウンターに 駆け下りた。
「飛行機が欠航したら なにがなんでもすぐ チェックインカウンターに並ぶ」のが鉄則だ。電話やネットでの検索は 並んでいても出来る。私がカウンターに着いたときには すでに30人が並んでいた。並びながら ネットでJAL予約を呼び出して 変更を試みる。が、さすがに混雑していて つながらない。
その内、私の後には 250人ほどの列が出来た。やれやれ、早く来てよかったよ。私の番はすぐ来た。2100発の 次の便に空きがあるかと聞くと もうないという。やっぱり。この席を取れたのは 早めに並んだ10名ほどだろう。
天候などが原因の欠航では、ネットでの予約変更は「経路が同じ便」でなければならない。しかし、カウンターでは 他の空港からの便にも変更出来る。「福岡便に 変更出来るか」と聞いたところ、2005の便なら 変更出来るという。現在 17時20分、福岡発 20時の便に間に合うだろうか。Googleのナビでは新幹線を使えば間に合うという。即座にOKを出し、変更してもらい、「予約変更票」を発行してもらう。
1740(急行バス)1855 小倉 1907(新幹線)(みずほ609)1922 博多 1935(地下鉄)1940 福岡空港 2005 JAL330羽田
急いで 小倉行きのバスに乗る。小倉駅では 走った。今回の旅行では 新幹線、特急乗り放題の「ハロー自由時間パス」がある。これで 新幹線に乗れると思っていたが、小倉ー博多間は 山陽新幹線であった。JR九州のフリー切符は 使えないんだよ。あせって 券売機で切符を買う。ホームまで駆け上がった、ら新幹線が 入ってきた。

さすがに 新幹線は速い。15分で 博多に着く。地下鉄に走り込んで、福岡空港で チェックインカウンターまで また走った。カウンター着1945。グラウンドサービスのお姉さんに先導され 駆け足で保安検査場を通過、もう搭乗が終わっている搭乗口へ。セーフ。2005のJAL便に 搭乗できた。やれやれでございました。ハラハラしたなあ、おもしろかったけど。
天候不良による欠航では 路線変更地までの交通費、ホテル代などは出ない。結局、北九州空港から福岡空港までの 交通費、4690円は 自腹となった。
ちなみに「航空会社都合」(搭乗機不備、機材繰り不調、乗務員不足)などの場合は、ホテル代・交通費は 航空会社持ちである。
また希望すれば、航空券の運賃種別にかかわらず 全額払い戻しが可能。私の場合「特典航空券」だったのだが、「航空券」を持っていれば「それがどんな種類のものであれ、全部保証 されます」ということだった。
(ただし、旅行代理店、OTA(Expediaなどのオンライン旅行代理店)で予約した場合は代理店経由が原則)(なので 私は航空会社の公式サイトで 予約している。その方が安いことが 多いのだよ)(カウンターでも 変更出来ることがあるので、先ず列に並んでから 代理店に電話すること)
この経験が またこの次に役に立つとは この時は知るよしもなかったのである。次もまた 福岡空港に帰ってきたのだよ。次回 報告を待て。
いいなと思ったら応援しよう!
応援、ありがとうございます。
いただいたチップは次の旅行の切符代にさせていただきます。
次は「中欧」「北欧」「東欧」に行きたいなあ。